第15話 後輩4 梅雨
実際、作者は大学生活約4年間で5回ほど滑っております。
大学の床と靴の相性が良いのか、それともただ単に作者の靴の滑り止めがすり減りすぎて、カーリングのシューズのようになっているのか…
なぞは深まりますね。
梅雨時期のうっとうしいジメジメとした感じ。
嫌だな…と思いながら渡り廊下を歩き、部室の棟に足を踏み入れた瞬間。
ツルンと、まるで地面がスケートリンクのように、ツルンと滑ってしまった。
まずは周りの確認。気配はしなかったぞ…と周りと見渡すとちょうど真後ろの所に冬華がいた。
にやぁと口元が三日月型にゆがめられる。
最悪な奴に見られてしまった。ここは誤魔化してやり過ごそう。
「今日はスライディング日和だね!」いけるか…?
「なに寝ぼけたことを言ってるんですか。滑って頭でもやられたんですか。」
辛辣ー!ダメでした!!じゃあ話を逸らす方向で…
「昨日のW杯すごかったね!日本が勝つなんて!」
「最高視聴率55.4%だったらしいですね。まあ私は残りの44.6%の方ですが。」
いや、見ろよ。日本人半分見てたんやで。右半身はサッカーで左半身は花より男子を見るぐらいで頑張れよ。
「いやーしかしすごい雨だね!これぞ馬鹿みたいに降ってるね!」
「そうですね。作者がカッパに原付で大学に行ったら、びっちょびちょになって講義どころじゃなくなったらしいですからね。YOUは何しに大学へ。」
作者ーーー!備えておけよ!何がこれぐらいなら100均のカッパで行ける。だよ!!!穴開いてて服とかテキストとかびしょ濡れじゃねえかよ!
雨も滴るいい男!ってやかましいわ!滴りすぎて妖怪のたぐいじゃねえか!
「先輩。こんなところで話してないでさっさと部室に行きましょう。」
確かに。と立ち上がり部室に足を歩める。
そういえばそこら辺は滑りやすいから、気を付けろよと言おうと振り向いた瞬間。
ツルンと滑る冬華。がっつり目が合う。
「きょ…今日はスライディング日和ですね!先輩!」
「すべってこけたよね!今滑ったよね!」
「いやー昨日のW杯すごかったですね!!」
「見てないって言ってたじゃねえかよ!!!44.6%はどうしたんだよ!」
ぎゃあぎゃあ騒ぎながら部室へと足を進める。
今日も部室は騒がしい。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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忙しい&時間がないという事でなかなか更新できず申し訳ありません…




