TDW{Two Dimensions World} 第一、二、三話
※初投稿です。内容が薄いと感じるかもしれませんがよろしくお願いいたします
~登場人物~
吉野 悠{よしの ゆう}…普通の公立小学校に通う小学五年生。頭はそんなに悪くなく、勉強しなくても結構いい点がとれる、ので調子に乗ってる。ゲームが大好き。ゲームならほぼなんでもやるし、クリアなんて余裕{ただし、ホラーは苦手}厨二病{小学生なのだから仕方ない}
~注意事項~
「」…口に出しているセリフ。これの前に名前があり、その人が話しています
()…主人公{悠}が思っていることです。基本悠以外に対して使うことはないので、名前はつけません
{}…主に補足です。あまり内容に関係ないことも書かれています
何もなし…状況を表しています。NEOは今小説を執筆中である のようになります
TDW{Two Dimensions World これからこう略する}
~第一話 異世界へ~
現在、悠はあるTVゲームのラスボスと戦っている
悠「ふんっ!よっ!そこだ!」
(俺の名前は吉野 悠。今、最近はまっているゲームが終わりそうなんだ!)
悠の使用キャラはすでに限界レベルになっている。ラスボスといえど、時間はそうかからなかった
テテテテテッテッテー!!{勝利のファンファーレ すみませんド○クエ}
悠「よっしゃー!!!余裕余裕!」
そう言った悠はエンディングをのびのびしながら見る。すると画面が急に青白く光り出し、スタッフロールも見えなくなった
悠「な、なにこれ!?そういうものなのかな…?…ん?」
青白くなった画面に文字が浮かび上がり、悠は画面に出てきた文字を音読する
悠「おめでとう…きほうって読むのかな…きほうは選ばれました。画面を…なんて読むんだろう…ってください」{おめでとう!貴方は選ばれました。画面を触ってください}
ところどころ読めなかった悠だが、悠が画面を触ると悠の身体は一気に青白くなり、悲鳴をあげる暇なく悠の身体は細かい青く光る塵となりそのまま画面に吸い込まれていった
TDW ~第二話 GOD GAME~
床も壁も天井も青く光る空間に、青白い塵が人を形どり、それが悠になりそして悠は立った
悠「……うわぁ!!な、なにこれ!!?なにここ!!?」
(ど…どういうこと!?なんか触ったらここに…)
訳も分からずただ声を上げていると何もない空間から声が聞こえてくる
?「あまり騒ぐな、お前は選ばれたんだ。その説明ができなくなる」
そんな声が聞こえたと思ったら床から約3メートルの何もない空間に青白い塵が人を形どり、青白い髪色の青年が現れた
悠「な……かっこいい!どうやってやったの!?」
本来は恐れおののくか、警戒するのだろうが、小学生の悠は魔法という物が好きなのだ
青年「あまり驚くな、これからお前も使えるときがやってくるのだから」
悠「え!?使えるようになるの!?やったー!!」
あまりにもガキらしい態度に青年は頭を抱えながら口を開く
青年「いいか?使いたいのならまず説明があるからそれを聞くんだ」
悠「う、うん。わかった…」
意外と素直に応じたため青年は頭から手を離し、そして何もない空間にまるで椅子に座っているように座った
青年「じゃあ、言うぞ。まずこの世界はなんなのかからだ。この世界は単純に言えば二次元…つまりゲームの世界だ」 悠「ええっ!!そうなの!!?」
青年は話を遮るな、と悠をにらみつけた
悠「あ…ごめんなさい」
青年は話を続けた
青年「もう遮るなよ…で、この世界は今より…いや、お前のいた世界より約千年後に作られたゲームだ。作られた当時は新世代の感覚共有ゲームとして爆発的な人気を起こした。だが…いや、これはいいか…」
悠「…?どうしたんですか?」
不可解な言動があったので悠は声をかけたが、青年はそれを無視して話を続けた
青年「とにかく、今この世界をしきっている神が十年に一度、二次元というものが存在しはじめた時代から一人、時を超えて連れてきて、そしてこのゲームに参加させるのだ…その名も神の娯楽。GOD GAME!」
悠「?…??」
嬉々として語る青年の言っていることがあまりよく分かっていない悠。しかし、青年は話を続ける
青年「…さて、ここからが本題だが…私の名は…いや、私には名など無かったな…そうだな…代理人とでも呼んでくれ…さて…お前、この世界での自分の名前と、自分の姿を思い浮かべろ。姿は思ったままでいい、だが名前は思いついたら言え」
いきなりこう言われた悠。しかし
(名前かー名前だったらもうある!姿か…どうしようかなー…よし!決めた!!)
悠「名前はもうあります!名前はネオ!ネオです!姿は…」
代理人「いや、それ以上は言わなくていい。こんな感じだろう?」
代理人がそういうと黄緑色で半透明の平面体が悠の目の前にでてきた。そしてその中のモニターみたいなとこには悠の想像通りの姿の人物がいる
悠「は、はい!そうです!」
(す、すごい!どうやってやっているんだろう!?)
不思議なことがおきてまたテンションが上がる悠。そして代理人は話し出す
代理人「では、少しだけじっとしていろよ…」
代理人がそう言うと悠の身体が青白く光りだし、そして青い光に包まれたが不思議と嫌悪感はなかった。そして、青白い光が抜けるとそこには群青色の髪色をし、少し長いストレートの好少年がいた。
悠「え?なんで身長はそのまま!?」
悠は身長が伸びていないことに不満をもった。この姿はとある青年のゲームキャラをイメージしたものなのだ
代理人「そればっかりは変えると面倒だからだ、いきなり視線が変わると面倒しかないぞ?」
悠「でも……わかったよ」
悠がクレームを取り下げると、代理人は話しだした
代理人「さて…これからお前には色々選択してもらうことになる。まずゲームスタイルからだ。ゲームスタイルには三つある。一つはアクション。これは自分の足で戦場を走り、そして敵を倒すんだ。迫力のある、もとい現実味のある戦いはこれだな。二つ目はコマンド。これは敵と当たったら一々どんな行動を選んで攻撃するのか決めて戦うものだな。お前の世界にあるド○クエ等がこれにあたる。そして三つ目はサバイバル。これは戦闘方法はアクションと同じだが体力…HPの概念がなく、相手に致命傷を当てたらそれで敵を倒せるというものだ。そのかわりお前自身も致命傷をくらったら即ゲームオーバーだ。さぁ、どれにする?」
かなり長い説明だったが、悠はもう決めていた
悠「だったら、アクションにする!」
(ちまちまするのは嫌いだしレベル上げが意味ないのは嫌だからね!)
代理人「そうか、ちなみにもう変えれないからな?」
悠「別にいいよ」
代理人「そうか、なら次だ。次は単純だ。今から出す物から二つ武器を選べ」
そう代理人が言うと、目の前にさまざまな凶器、もとい武器が出てきた。それは、まさにRPGの武器である短剣、剣、槍、杖、斧、大剣などはもちろんなのだが、拳銃やサブマシンガン、はたまたライフルまであった{しかし子供にも扱えるよう大きさは本来のよりは小さい}
悠「うわぁ…すごい…」
そしてその中から悠が選んだのは
代理人「…現実ではありえない組み合わせだな、剣とライフルか…お前はそれで最後までいくことになるがそれでいいか?」
悠「うん。これでいいよ。なんか強そうだし」
嬉々として語る悠に対し代理人は冷静に接する
代理人「では、戦闘についてチュートリアルがあるから一度お前を飛ばすぞ。私はいなくなるが声は聞こえるから安心しろ」
そして、悠に青白い光が集まり、悠を包んだ。
TDW ~第三話 初めての死闘~
青白い光が取れると悠は薄暗いが壁から壁までは見える洞窟のようなところにいた。すると目の前に悠よりも身長が小さい、人型だが小さい角が生えていて、目は若干白い生物が一匹立っていた
(これは…ゴブリン…!!こ、怖い…!)
実際目にするとここまで怖い物なのか、その手にはナイフがあるので余計に恐怖が湧き出てくる。さっきまでの喜びは消え、そう少し怖気づいていると、何もないところから声が聞こえてくる
代理人「では実戦だ。やり方は単純だ。今持っている物でそいつを倒せ!ちなみに攻撃を受けると痛みが生じ、その上一時その部位が損傷し、そこの修復にお前のHPが使われる。それが0の状態で致命傷を受けると死亡…ゲームオーバーだ。今は死なないから安心して戦え!」
よく見ると相手の頭よりちょっと上にHP300と書かれている。そして頭のどこかでネオHP5000/MP150という文字がみえるような気がする。とはいえど、凶器を持ったやつを目の前にすると怖い。悠は自らの足を、知らずに退けていた
代理人「では、そろそろ起動するぞ、ちなみに敵は痛みこそは受けるが、お前のように損傷はしない。敵を倒すには、敵のHPを0にしたうえで止めをさすんだ。そしてどの部位に当てたかによってダメージが変わる、たとえば頭と手では頭のほうが効率よくダメージがでるぞ。もういいか?では起動する」
そう代理人が言うと目の前の敵、ゴブリンは待てを受けてた犬が、良しと言われたかのようにいきなり迫ってきた
悠「うわぁぁぁ!!」
襲いかかってくるゴブリンに剣を振りながら後退する悠。しかしゴブリンは剣を振っているのに怯まずそのまま向かってくる。そして、ゴブリンの左腕に剣が当たるがそのままゴブリンは迫ってきて
グサッ
悠「ああっ!…うっ!」
脇腹にナイフが刺さり、その痛みで悶え武器を落とすが、ゴブリンはすかさず抜きまた刺そうとする
グサッ
悠「うわぁぁぁぁぁっ!!」
今度はへその部分に刺さりまた悶えるが、今度は抜こうとするゴブリンの手を掴んだ
悠「うっうおぉぉぉ!」
そしてゴブリンの顔面を殴るとゴブリンが怯んだのでそのまま押し倒す
悠「うぉぉぉぉおぉぉおおぉっ!」
そう叫びながら悠はゴブリンの頭を殴り続ける。そして二十回ほど殴りつけると
シュゥゥゥ
という音をたてながらゴブリンは塵になり消えていった。気づけばナイフもなく、そして傷も無かった{服の傷もない}
悠「はぁはぁ…げほっげほっ…うっ、ひっく、うわぁぁぁぁぁ!」
ここまで怖く痛い思いなど今まで味わったことはない。それは小学生の悠には余計にきつかった。そして叫ぶ
悠「…もう、帰らしてよ…帰らせてよ!!ねぇ!もういいよ!!こんなの…嫌だ…」
代理人「駄目だ」
悠「なんで!!?」
代理人「お前は今の状況になるまでにどんな選択をした?お前はまずこのゲームをやるかやらないかの選択でやると選択した。強制参加とはいえどやるやらないは言えたはずだ。だがそれをお前は言わなかった。そして、ゲームスタイルでお前はアクションを選択した。変更は効かないと言ったがお前はそれでいいといった。私はそれに従っただけだ。決めたのはお前だ。私じゃない。」
そのセリフに一層泣く悠に代理人はさらに言う
代理人「泣きたければ泣いてればいい、次いくぞ。次は魔法だ。魔法はまずどこでもよいので丸い球をイメージする。すると水色で半透明の輪が出てきて、それが回転しているだろう?それが魔法発動の基盤だ。その状態で放置していくとゆっくりだが輪の数が増える。その輪の数が魔法のレベルを意味し、レベルは1から10まである、つまり最大は十個の輪だ。さて発動方法だが、このレベルで放つと決めたらどんな魔法を放つか想像しろ、例えば火の玉を飛ばすとか衝撃波をとばすとかだな。それを想像したら、その球を壊せ!そして相手に向かって撃てばいい。では魔法を扱うのに最適なやつを召喚するぞ。三分待ってやるからそれまでは動かさないでやる。さっさと立て」
そして悠の腰くらいまでの高さで全身緑色で半透明な液状の敵{スライム HP160}が現れた。悠はまだ半べそだが立ち上がり剣と銃を拾う。そしてさっき見たステータスを見るとネオHP4773/MP97になっていた
悠「…あれ…魔法使ってないのに…」
代理人「ああ、言ってなかったな。MPはお前の身体能力の限界を越した行動をとった時にも消費されるんだ。どういうことかというと、お前の本来の腕力ではゴブリンは殴り殺せないため、殴るたびに知らずに消費してたんだろう。ほかにもさっき言った魔法を発動する輪の数を早く増やしたい時とかにはMPは消費される。しかし魔法発動自体には消費されない。さらに銃をリロードせずに撃つと本来はない弾、魔法弾となりMPを消費するぞ。まぁどういった行動で消費されるかはあとで情報端末を渡すからそれで調べろ。では動かすぞ」
そう代理人が言うとスライムはじりじり迫ってくる
悠「どこでも…いい…」
さっき聞いた言葉を参考に、剣の先に球をイメージした。すると
キュゥゥゥ
そんな音がなりながら水色で半透明の輪が出てきた。そしてスライムはあまりに遅いので少し走りながらイメージを絶やさずに一分近くいると輪が五個までたまった
悠「そろそろ、いいかな…」
そう言った悠は火炎放射のように火を出しつづけるイメージをすると五つの輪の中心に{火放}と文字がでた。それを悠はライフルで叩き、先端をスライムに向ける
悠「燃えろっ!」
ゴオォォォォォ
ライフルから火が大量に噴射され、瞬く間にスライムのHPは0になり、そのまま蒸発していった
悠「はぁはぁ…」
代理人「よくやった。次で最後だ。結構でかいやつを召喚する。今はまだチュートリアルだから死なないが、中々に強いはずだ。さて、そいつと対峙する前に痛みの度合いを下げておこうか?先ほどはあえて言わなかったがもう言ってもいいだろう、これを使えばナイフに刺されても針で刺された程度にしか感じなくなるが、その代わり受けた傷の治りが遅い、そしてHP消費が多くなる。レベルは0から4。ナイフが針程度は3だがどうする?」
悠「なら2にする」
代理人「ほぅ…あえて4を選ばないか…いいぞ、では召喚しよう。サイクロプス!」
そう代理人が叫ぶと中々に太った人型で大きな目が一つの4、5メートルはある巨人が現れた。そしてその手には大きな棍棒、というよりは木の一部を削ったようなものを持っている{HP400}
(サイクロプス…確かどの作品でも目が弱いザコ敵か…)
悠がそんなことを思っていると、サイクロプスは迫ってきて、走りながら棍棒を振り上げてくる
悠「そこだ!!」
悠は左手に持っているライフルを構えて目を狙って撃った
ドンッ バシュッ
グヴォォォ{啼き声}
目を撃たれたサイクロプスは左手で目を隠し、悠がいると思う方向へ棍棒を振りながら進む。しかし
ドスッ
悠は目のところまでジャンプして飛び、左手を貫通しながら目を刺した
グヴォオォォッ!!
サイクロプスは左手を目から離し、悠を振り払おうとする。しかし左手には剣しかなかった。そして
悠「これで、止めだ!!」
下から聞こえた悠の声に気づいたサイクロプスが悠を見ると輪が三つでその中心には{火放}とでていた球をライフルで叩き割り先端を向けてきた
(くらえ!ファイヤーブースト!!)
ゴオォォォ
ヴォオオォォォッ!!
目を焼かれたサイクロプスはそのままHP0になりそして息絶えた{その後塵になって消えた}
悠「はぁはぁ…」
代理人「素晴らしい!!とてもゴブリンに二擊くらったとは思えない立ち回り方だった!」
代理人はそう褒めて、そして話を続けた
代理人「これでチュートリアルは終わりだ。あくまでチュートリアルだから経験値は入っていないがしっかりレベルアップはある。しっかり戦うことだ。それではそろそろ本題のゲームの世界にお前を飛ばそう。そこからはもう私の声は聞こえないぞ。では…」
悠「待って!!外の世界には帰れないの!?ちゃんと父さんや母さんに話ししなきゃ…」
代理人「その点は安心しろ、この世界はお前の世界より圧倒的に時のながれは早い。こちらの世界での一日はお前の世界の一秒だ。そして帰る方法は、この端末に記載されている」
そういうと青白い光の塊が目の前に出てきたのでその下に手を開くと腕時計のようなものが落ちてきた
代理人「あとで腕につけて読むがいい。では飛ばすぞ。すぐ近くに町がある、親切な町という設定だからお前を難なく受けいれてくれるだろう」
まだ聞きたいことがあるという悠を無視し、悠に青白い光が集まる。そして代理人はとある言葉を投げかける
代理人「そうだ、言い忘れていたが、誰にも自分の本当の名を明かすな。どこでもネオで通せ。もし明かしてしまったら…その時はその時だ楽しみにしていればいい…じゃあな。健闘を祈る…」
青白い光が悠、いやネオを包んだ
光がネオからとれると道の真ん中だった。そしてその道づたいの先には木でバリケードをたててる町の姿があった
どうも初めましてNEOです。このたび初執筆させて戴きました。このあとがきでは裏話等を書きたいと思います。
まず、このお話実は自分が小学五年の時思いつきました。ですけれどかなりの書く事になるだろうと思って書きませんでした。だってわずか三話で6400超!!(イヤ~)ということで当時の自分は書きませんでした(ちなみに400字の原稿用紙が約17枚ですって、これは書かなくてよかった…)設定は現代に色々合わせてちょいちょい修正してますけどね…
そして、実はこの一、二、三話。本当はまとめて一話なんです!!!あまりにも長すぎて途中で分割しました!!最初は今の一と三のところでわけてたんですけど、やはり一が異常な長さなので二をあとから加えました。それでも長さは異常ですけどね…
小学五年から考えてたので頭の中では一度完結してます。なので掘り起こし中ですが、さて…自分はこれを完成させるまでに気力が持つのか…(作業時間ぶっとおしで約八時間…)
あまり気長にといっていると、このサイト自体忘れそうになるかもしれないので、なるべく早くやっていきたいと思います。ド素人なのですごく読みづらかったでしょうがここまで読んでいただきありがとうございます!!それでは!!
(感想はいつでも受け付けております。こうした方が良いというアドバイスも受け付けています!)
{……たまに息抜きに別の短編小説書くかもしれません。そのときはよろしくお願いいたします}