僕の世界の星
不思議な夢を見た。
地から見上げる、昼空は七色に変わっている。
夜空は星たちが様々な色に輝き、月は満ち欠けを繰り返す。
キラキラして、目がチカチカして。心が温かな何かに満たされるような。
時は瞬きをするたびに流れていき、時を忘れてしまうようだ。
そして、空から何か降ってきた。
その何かは、僕に近づいてきた。僕は何かわからないものに、少し恐怖を感じた。
でも、それが君だと分かった僕はホッとした。
そして、君は手を伸ばし笑った。
僕はその伸ばされた手を握り、身体を抱き寄せた。
僕と君の身体から、白い光が溢れだした。
宙に浮いた僕らの身体は、温かな風に吹かれた。
そして、僕と君は遠くまで。
風に身を任せたまま、遠くまで。
二人一緒に、遠くまで。
いつまでも。
僕は君となら月も星も太陽も
全てを越えて行ける。