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約束の日

 ジリリリリー、日曜日の朝7時、目覚まし時計の音で起床した。昔ながらの丸時計にベルが2つ付いたあの形の目覚まし時計である。目がしょぼしょぼながら右手を伸ばし音を止めた。いつも通りの時間だ、この時間は休日のルーティンとなっている。

 ベットの中で身体を伸ばし、うぁーと声を出して。寝起きに身体を伸ばすと、圧迫されていた血管が解放され血行が良くなるとと聞いていて、私は良いなと思えば習慣付けをしている。

 本やテレビで学び、寝ている時に活動していなかった筋肉が活性化され、溜まった疲労物質が伸びることで押し流される効果があるとも伝えられている。


 本日は、BARで予約した日だ。楽しみと不安半分っていったところだ。ベットから起きて、トイレ玄関清掃をし、朝食の準備を行う。

 私のモーニングルーティンは、これこそが日本の朝ごはんだというベタな朝食だ。私はご飯のお共が大好きだ。内容は、味噌汁、タマゴ、明太子、昆布などなど、日によって食べ比べており、よくテレビや雑誌やネットにて売上、おすすめ等を購入し食している。

 本日は、ネギを刻み少しお高めの卵と専用醤油でかき混ぜる。そして冷凍ご飯だ、一人暮らしでは非常に助かっている。炊飯器や冷凍も進化しているので、このご時世は冷凍最高という感じである。

 適度に解凍し、かき混ぜた卵を一気にかけて熱々の状態で食す。サイコーだ。

 食べ終わり、食器を洗い、身支度をし、出掛ける準備は整った。

 そして、約束の時間のため家を出た。


 最寄りの駅に到着後、DD迄の間にコンビニがあるので、軽いおにぎりとつまみを購入した、酒は飲み放題と言っていたので好きに飲むつもりだ。作るところもあると言っていたが今は休む為に行くので却下だ。そうこう考えながら目的地に向かい歩き出す。



 代表の龍崎は、山下様の部屋を決める為ご記入されたアンケートを見ながら決めていた。

「うーん、山下様の性格上、3番の部屋かな」

 そう言いながら、当日ご用意する部屋を選んていた。山下様の為に選んだこの部屋は、和のお部屋を確保した。他は、海の感じさせる部屋と、山をメインにした自然を感じていただける3番部屋だった。今回選んだのは、山下様の誕生日と好きな数字色からチョイスした。

 実は、我々は数秘術と色をた占い要素を取り入れて、悩める方々に少しでも前に進んで気持ちをポジティブになってほしいとの会長の願いを実体験出来る物を作り還元することが本来の目的である。

 余り言えないが、心理的な作用を施した自販機やその他の方法により、悩める方に気付いて貰えるように仕組んだ方法で呼び寄せている。

 ただ、我々が行っていることは、一つのきっかけに過ぎないので大っぴらに宣伝出来ない事情があることは察していただきたい。


 その為に、アンケートからの情報を精査すると、彼の誕生日は1999年7月15日生まれなので、全ての数字を足したら41だから!そこから一桁にするので4+1は5、これが彼のソールナンバーである。

 5の意味は【行動力抜群の方で常に走りながら考える人である為、仕事で言えば、身体のこと、語学・海外に縁があり、じっとしていることが何より苦痛。頭の回転は速く周囲からアイドル的存在として常に人気を伴う方です。拡大していくパワーが強い反面、辛抱が苦手です。無責任と思われないよう、自分の言動には細心の注意をはらうと良い。また、ストレスをためやすいという特徴があるので気持ちにゆとりを持って、心身のバランスに気をつけましょう。】

 他には好きなことや数字色、食べ物などなどごくごく普通のアンケートである。


 色々と考えて私が結論付けたのは、和、が良いのではないかと考えた。海のモチーフの部屋は却下、残るは自然の部屋か、畳のい草の香りがする落ち着ける部屋かの2択だが、ストレスがかかっているかもしれないと思い、畳の部屋を選んだわけだが、これで良いのかは、彼が笑顔でリフレッシュしたときこそが答えであるので、素直な気持ちで来てくれることを願うばかりだ。

 あーそうだ、御来店される他の方々のドリンクも考えなくては。そう思いながらも、黙々と準備するのであった。


ーーーーーーー


 コンビニで買い物をし向かいながら、ワクワクした感じと一抹の不安もある歩いている。以外にも、ココロオドルようなワクワク感を感じている自分がいるのが不思議な感覚だ。そう、この感覚は、皆様も感じた事のあるあの感覚、遠足や旅行、新学期や入社式に行く時の様なあの楽しみと不安が入り混じった気持ちといえばお分かりであるかと思う。

 コンビニからDDは近いのですんなりと到着した。改めて明るい時間で建物と周辺を見ると雰囲気が違うなと思いながら、忘れ物がないかを確認し、ベルを押した。


 すると、中から、代表の龍崎が出てきて、

「山下様お待ちしておりました、暑いのでどうぞ中へお入りください。」

「はい、今日は宜しくお願い致します」

 中に入ると、涼しい。今この瞬間こそが楽園ではないかと勘違いしてしまうが、ただ外が蒸し風呂かというくらいの暑さが押し寄せてくる。日本だけではなく世界が異常気象なのだから仕方ない。こういう日は、ガンガンに冷やした部屋でまったりしたくなる、またはサウナでスッキリするまで整いたいものだ。

 龍崎さんに案内され前回の席に着席し、

「山下様、本日はご予約ありがとうございます。無事にお越しいただき大変嬉しいです」

いつもながらキビキビとした動きである。

「こちらこそです。初めてなので、色々お聞きするかもしれませんが宜しくお願い致します」

「はい、どんな事でもお聞き下さいませ。それでは、本日お寛ぎ頂くお部屋と、当店のルールをご説明させて頂く為10分程、お時間頂戴致しますが、宜しいでしょうか」

「えぇ、そうして頂きたく思います。龍崎さんにご迷惑かけたらいけないので」

 どんな内容なのかでお部屋なのか、はたまた想像以上か以下かで頭の中で葛藤している。

良く言われていたらすることだが、初めての場所や、奇妙な所等、その他の様々な事柄においてもルールやしきたりはその場でないと知る由もないのが当たり前であろう。かくにも支配人である龍崎も同じくであると思われる。受け入れる側も当然、どんな方が来られるか等分からない。

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