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潔癖症の私が気付けば世界最強に〜この世界で黒髪は絶世の美女扱いらしいです〜  作者: 猫崎ルナ
一章 異世界に来たけど人はどこにいますか?

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へっぴり腰になんてなってないんだからね!


 ージャラララ…



「っ…!」


 私は息を呑んだ。

 遠くの方から小さな金属音の様なものが聞こえてくるからだ。


 出口が近いと予想し歩き続ける事数十分。もう、私の足はクタクタになっていた。

 魔法で浮きつつ更に風魔法も使って平面エスカレーターみたいな事をしてみようかなとか思うぐらいに暇でもあった。

 結局魔物は一切出てこないし、出口も出てこないのだ。

 先の見えない道をひたすら歩き続ける事のなんて苦痛なものか…。辛い。辛すぎる。


 そしてふと、『何も魔物が出ないしご飯でも食べようかなー』なんて舐めた事までも考えていた時のことだ、どこからかそんな音が聞こえてきた。

 …どこからっていえば、まぁ、この先からなんだろうけど。


 ージャララ…


 そんなことを考えながら足を止めるとまた聞こえてくる金属音。嫌だ、嫌すぎる。

 何が嫌かって?不気味すぎるからだよ!薄暗い洞窟の奥から聞こえる金属音…怖すぎる。行きたくないでござるぅ…。

 私はもう半泣きである。


 その場に立ち竦み、小さく震える身体。


 けれどここで折り返すとか、それも嫌すぎる。

 今まで歩いた道を戻るということは、同じ時間歩き続けないといけないからだ。

 なので先に進むことは決定事項なのである。


 頑張ることに決めた私は、さて、どうしたものかと思案する。

 無策で飛び出すと危険な事だけはわかる。

 車の音が聞こえているのに左右確認せず横断歩道を渡るのと同じぐらい危険だ。危ない。轢かれてしまう。


 よし、まず、この先には何かがいる。まぁ、十中八九いるのは魔物だろう。

 そして金属音がするということは、ゴブリンの時の様になにかしら金属の武器を持っているという事だ。

 …いや、まてよ?もしかしたら金属で出来た体を持つ魔物かもしれない。…どんな魔物だよ。

 体に鎧をつけた骨とか?ただの鎧で中身はないとか?武器だけが浮いてるとかもあるか??

 …何にしろホラーである。


 ージャララララ…


 耳を澄ませてみる。ん?これは…鎖…みたいな音な気がする?

 え?何かしらの魔物が鎖を武器にしてるってこと?それで私の首を絞めるわけ?それとも鞭のように攻撃してくる?


 …え?こ、こわい。そんな魔物は絶対風魔法で倒せる気がしない。

 生き物なら首が無くなりゃ死ぬかもしれないけど、そうじゃないならどうやって倒すのだ?燃やす?

 金属って燃えるのか??熱々の魔物になるだけなんじゃないだろうか?厄介になるだけじゃん…。

 長い鎖が生き物のように自我を持って動いてきたらどうしよう?浮いてても攻撃されそう…。


 暫しの間私はあーでも怖い、こーでも怖いと、かなりマイナスな思考を巡らしていたのだけれど、このままここにいても仕方がないと諦め、へっぴり腰気味で歩きだすのだった。




 そして数分後…


「か、神よ…!ありがとうございます!」


 私は狂喜乱舞していた。


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