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潔癖症の私が気付けば世界最強に〜この世界で黒髪は絶世の美女扱いらしいです〜  作者: 猫崎ルナ
一章 異世界に来たけど人はどこにいますか?

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さぁ、さくさくいくでー!



ーパァンッ!


「ふぅ…ごちそうさまでしたぁ!」



両手を勢いよく合わせ、そう叫ぶ私の足元には大量の角。

その角を一気にイベントリへと収納し、地面に降り立つ。


「ほほぅ…角が42ですか、ふふんっふふーん」


開いたイベントリ画面を見つつ、私はそう呟く。

このイベントリの上限はまだわからないが、アイテムが沢山入ってることは嬉しいのだ。


レベルもこの数時間で30まで上げたし、これならボスにも勝てるだろうと予想をし、ニヤける。


なぜニヤけるか?そりゃあ肉がまたドロップするかもしれないからだ。

何もつけない素焼きであれだけ美味しかったのだ、いくらでもイベントリに溜め込みたい。


さて…これからボス戦へ!と、言いたいところだが、なんだかお腹が膨れたせいなのかとても眠い。

眠いのだ。


流石に眠たい状況でボス部屋に入りたくない。


そう思った私は考えた。


…まず、浮かんだまま寝る手法だ。


ぷかぷかと浮かびながら寝る自分を思い浮かべるが、これは意識がなくなった瞬間に落ちる可能性がある。

そうなったら怖い。怖すぎる。

落ちて怪我するのも怖いが、落ちた時に兎がいた場合、もっと怖い事になる。


だめだだめだ。これは無い。


…そして次に、このままボス部屋へと入りサクッと倒してから外に出て寝る事だ。

だが、ボスが予想外に強かった場合と倒した後に外に出られなかった場合が怖い。

何が怖いかって?次の場所が大変だった場合、私は眠たすぎて気絶するか、過労死するからである。


だめだだめだ。全くもってダメだ。


さてどうするかと悩む私は一つ、閃いた。

土魔法で部屋を作って寝たらどうかと。


「よし!」


名案が浮かんだとやる気を漲らせた私は部屋の隅に行き、そこで土魔法で自分の周りに立方体の壁を作り、空気穴を小さく開け、横になるのだった。





ードンドンドン!

ーバンッ!バンバンッ!

ーバコッ!

ーガッッ!ガッッ!


…。

なんかうるさくて起きた。


私は左目を擦りつつ、全身を魔法で綺麗にし、起きてすぐのお水をパクリとのんだ。


「あぁー…これは絶対兎だろうなぁ」


意識がはっきりとしたところで私は、天井部分の壁を破壊し、音の元凶を倒す為に外に出るのだった。


浮かびつつ下方を見てみると、やはりというか何というか、私の寝ていた土箱の壁に攻撃をしている兎が数匹…。


よくみると土壁がちょっと凹んでたり傷がついたりしている。

…この寝方は気を付けなきゃなぁ。寝てる間に壁が壊れて魔物がなだれ込んでくるとか悪夢でしか無いもん。


私の寝込みを襲ってくるのは同じ人間でいて欲しいと強く願うのだった。


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