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大望
疲れた。でもこれからも書きます。お萩食べたいなあ。
僕は若い頃、大望を抱いていた。その夢は、大詩人になることだったが、その為に努力もしていた。
けれど、世界には、大きな壁があって、僕はその壁に、打ちのめされていた。
けれど、愚かな男は、詩を書き続けた。行く末に、なにがあるのかも知らずに·····
僕は僕でいい、というそういう自負もあるには、あった。
そうしてある日、僕は、夢を見た。その夢に天女が出てきて、僕に一つの詩のアイディアを贈った。
その詩はあまりにも美しいことで、····皆に嫌厭された。
僕は、逆境に逆らって詩を書いた。そのせいか、背も伸びたし、顔も良くなった。行く末に、何を望むか·····富か名誉か女か·····神にも分かるまい·····