表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
電脳世界『ポリゴンワールド』  作者: 虹彩霊音
ストーリーサイド『幻想』
9/10

楽園での再会



叡智「ブラックコーヒーオイシー、カフェインマシマシパーリーナイト!」


幻「……叡智姉、大丈夫?」


叡智「至って問題ありません、頭がカフェインで満たされて麻薬やってる気分だぜ! ハッピーハッピーハッピー!」


音廻「ダメ、ゼッタイ。」


叡智「電脳世界にはもう入れるようにはなってるよ。いやー、めっちゃ苦労したわー。これはノーベル賞授与されてもいいレベルだよね」


幻「……電脳世界と現実世界の重なりもどうにかなったの?」


叡智「そうなんだよ問題はむしろそっちなんだよ!! コーヒー10杯もキメたっていうのに一向に改善の余地が見られない、マジでうんこ!! エナドリでも飲もうかな!!!」


幻「このまま放置?」


叡智「そうせざるを得ないかなぁ、何よりもうお姉ちゃん限界で吐きそう……」


音廻「大丈夫なの?」


叡智「現実世界で何かが起きた時は電脳世界で何か起きた時だけ。何も起こらなければ大丈夫だよ。………あ、待って不味い吐くオロロロロロロロ」


幻「大丈夫かな……二重の意味で」


叡智「何がが起きると不味いなら、何も起きないようにすれば良いだけの話じゃん?」


音廻「電脳世界のヒーローになれって?」


叡智「理解が早いじゃん」


幻「私達、だけで?」


叡智「あまり他人は巻き込みたくない。私がなんとかするから、時間稼ぎをしてほしいんだ」


音廻「まぁ、やるっきゃないだろうけどさ」


幻「だね」


叡智「よし、そうと決まれば早速見回りを頼むよ。寂滅、初期位置は蒼虎館にセットしておいて。私は11杯目のブラックコーヒーを淹れてくる」


幻「もうコーヒーを飲むのはやめろォ!!」







音廻「確かに、初期位置は蒼虎館になってるみたい」


幻「仲間を迎えるのにここに来る手間が省けて良かったよ」


?「………幻」


幻「! エルドラド!」


エルドラド「ああ、良かった。ちゃんと来てくれたんだな」


幻「えへへ、久しぶり! ちゃんと約束守ったからね!」


音廻「うわー、目の前にリア充が! まぶしー!」



?「音廻さんだーーーーーー!!!」



音廻「あ、アルカディアさん久しぶり……強烈なタックル炸裂ッッ!!!」


アルカディア「僕ちゃんと良い子にして待ってたよ!」


音廻「よく待てました………うへぇ自分のガイドに殺されかけるとは思わなかった……愛が重い……」


エルドラド「ふっ、まるで親の帰りを待つ子供みたいだぜ」


アルカディア「そっちこそ、物音がするたびに『幻ッ!?』ってなってたくせに」


エルドラド「んな、見てたのか!?」


アルカディア「見てたけどー?」


エルドラド「てめぇまた中心区送りにしてやろうか!!」


幻「はいはい喧嘩しないの」


音廻「元気そうで良かった……」





エルドラド「この世界を救ってくれてありがとうな」


幻「お礼なんて要らないよ。現実世界を救うには電脳世界を救うしかない……んだから。お礼だなんて場違いだよ」


エルドラド「お前のそういうところが俺は好きだぜ?」


幻「え?」


エルドラド「……なんでもない、忘れろ。命令」


幻「はぁい」


エルドラド「この後何か予定ある?」


幻「今回は見回りに来ただけだし……特に異常はなさそうだね」


エルドラド「だったら少し遊んでけよ。管理システムの修復と共にアップデートが行われたんだ。新しいオリジナル電脳体も増えたんだぜ」


幻「それじゃあ……リンカーネイションでも行こうかな。この前は中途半端に終わっちゃったから」


エルドラド「ああ、そうすると良い」


幻「そうだ、エルドラドも一緒に行こうよ!」


エルドラド「俺も?」


幻「ガイドの仕事があるから無理?」


エルドラド「いや、ガイドしながら行くわ」


幻「わぁお器用だ。それじゃ、一緒にリンカーネイションをクリアしに行こう!」


エルドラド「おう!」




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ