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電脳世界『ポリゴンワールド』  作者: 虹彩霊音
ストーリーサイド『幻想』
3/8

蒼虎vs紅虎!?



?「今日という今日は許さないからな!! 覚悟しろ!!」


?「お前ばかりずるいぞ!! 分けてくれたっていいだろ!! 『けち』とはまさにお前のことだな!!」


?「氷共々燃やし尽くしてやる!!」


蒼虎館から聞こえる獣達の咆哮。二人は呆然とした、館が蒼い炎によって燃えているのだから!


?「あっつあっつあつぅ!!」


?「溶けてしまえ!! 血塗られてくたばれ!!」



音廻「こらぁぁぁぁぁ!!!」



音廻の声に二匹は反応する。


音廻「こんなに家燃やして!! どうすんのさ!!」


?「だってこいつが!」


?「だって姉上が!」


音廻「だってもなにもあるかー! これ以上喧嘩したら二人のこと嫌いになるからね!」


?「「はい……」」


幻「しっかし派手にやったねー……真っ黒コゲじゃないの」


?「そこらは安心してくれ。電脳世界だから修復なんてお手のものなのさ」


軽く吠えると、瞬時に蒼虎館が修復された。


音廻「わー、電脳世界ってすごい」


幻「……ちょっと待ってなんで空飛んでるわけ?」


?「まんま元に戻したって面白みがないだろう? この前見た映画になぞって『あれんじ』してみた」


?「これはやりすぎではないか?」


?「あー、お前は昔から『ろまん』がないな。我よりろまんがない」


?「なんだと!? 時代遅れが!!」


?「おぉ、やる気か!?」


音廻「喧嘩はやめろー!!」




シルヴァリオン「さて、改めて自己紹介をしておこう。我はオリジナル電脳体の『シルヴァリオン』だ。我は拠点では『あいてむののろいを解く』役割を担っている。まぁ、用が無くても気軽に話しかけてくれると嬉しいよ」



アズスチル「改めて、私はオリジナル電脳体の『アズスチル』。拠点では『鍛冶屋』を担当しているぞ。武器や防具を強くしてやる。何、そう恐がるな。私は人の言葉を話し炎が吐けるただの虎にすぎないのだから」



渚「あっ! やっほー! 私はオリジナル電脳体の『群青 渚』!」


ラピスラズリ『同じく、オリジナル電脳体の『ラピスラズリ』。拠点では『アイテム家』を開いている。何か欲しいアイテムがあったらぜひ寄ってくれ。ダンジョン先でも支店を開いているから何かあったらご贔屓に」




エルドラド「あー、一応拠点について話しておくか。ここでは自由にゲームを中断できるんだ。ダンジョンをクリアしたり途中で力尽きたら強制的にここに転送される。エネミー電脳体は侵入できないからそこは安心してくれ。ああ、それと……このゲームの目的は『リンカーネイション』の攻略だ!」


幻「輪廻転生リンカーネイション?」


エルドラド「このゲームにあるクソデカラビリンスのことさ。挑むたびに構造が変わるから勝手にそう呼んでるんだ。でも、今の戦力じゃフルボッコにされるから今からお前には仲間を集めてもらうぜ。ダンジョン周回して、仲間を集めて、ダンジョンに挑む。ありきたりな展開だよな!」


幻「ソシャゲみたいだね」


エルドラド「それじゃ、俺はポリゴンを通じてガイドするからよ」


幻「ああ、一緒には来ないんだ?」


エルドラド「ここからだとデータにアクセスしやすいからな、都合が良いのさ。ここからガイドするから安心して仲間を集めてこい」



音廻・アルカディア「待ったぁ!!」



幻「何、音廻ちゃん?」


音廻「さっきの勝負では遅れをとったが、次はそうはいかない!」


アルカディア「どっちがより多くのオリジナル電脳体を仲間にできるか勝負だ!」


エルドラド「どうする?」


幻「別に、私は構わないよ? 負けるつもりなんてないし」


音廻「言ってくれるね、流石は幻さんだ」


アルカディア「次は絶対勝つからね!」


エルドラド「フラグ回収乙」




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