3話 ひかりあれ
森の中を車でさまよっていた私たちだが、やっと文明と邂逅した。
道には沢山の人たちが行き交い、馬車も走っている。
「ほら、車なんて1台もない。全部馬車だ」
「本当ね……」
解っていただろうが、妻が残念そうだ。
一旦、車から降りると、人に道を尋ねることにした。
一緒にトーマスも降りてくる。
「言葉は通じるだろうか?」
「こういう異世界じゃ、なぜか言葉が通じるのがデフォルトになっているから大丈夫だと思うよ?」
「なぜ、それがデフォルトなんだ?」
「さぁ? なぜかそう決まってるのさ、HAHAHA!」
彼の説明を聞いてもわけがわからん。
とりあえず道行く人に話しかけてみることにした。
「ヘイ! ハロー!」
「こんにちは」
応えてくれたのは、ゆったりした白い上下を着ている、お年寄り。
頭になにか白い布を巻き、背中に荷物を背負っている。
「おお! 本当に通じるぞ?」
「? なにか?」
彼が不思議そうな顔をした。
「いや、向こうに城壁が見えたんだが、街があるのかい?」
「ああ、その通りだよ」
「イェス! アイディディ!」
ガッツポーズをしていると、そこにトーマスが入ってきた。
「あの! 街に入るのに、なにか特殊なパスがいるとか、お金が必要とか?」
「いや、なにも必要じゃないよ?」
「サンクス!」
「ありがとうございます。今日1日、よい日を~」
「ありがとう」
通行人と別れた。
「やったねダディ! やっと街だ!」
「そうだな……」
私たちは車に乗り込むと、道に出て左折。
橋を渡ると城壁に向かうことにした。
――途中、勝手に動く荷車として、道行く人たちに驚かれる。
やはり、行けども動力で動く車は存在しておらず、道にいるのは徒歩の人たちと馬車のみ。
思いの外交通量が多いので、スピードが出せずノロノロ運転。
中には物珍しさから、話かけてくる人たちもいる。
「その箱は魔法で動いているのかい?!」
人々から話を聞くと、この世界には魔法というものがあるらしい。
トーマスのほうを見ると、親指を立てている。
彼のアドバイスで、この車は魔法で私が呼び出した、「召喚獣」ということにした。
よくは解らんが、そういうことで丸く収まるなら、それに越したことはない。
10分ほど走ると、巨大な城壁で守られた街が見えてきた。
私たちが走ってきた道は、そのまま大きな門につながっており、街に入ることができた。
街に入るために特別な許可は必要ないらしいので、車で乗り入れる。
建物は石造りで2~3階建て、コンクリートらしきものは見当たらず、電線なども見えない。
これを見ても電気なども存在していないのは明らか。
道路は土と石畳が半々。
建物の窓には沢山のガラスがはまっているので、電気以外はそれなりに近代化しているようにも見える。
人々の服装も、近世――という感じ。
通りを見渡すと――街行く人たちから好奇の視線が集まってくるのに気がついた。
「やっぱり珍しいのか……」
「そりゃそうさ! あ! 獣人だ!」
彼の指すほうを見る。
頭に大きな三角の耳と、全身に毛が生えた女性が歩いていた。
動く尻尾が見える――まるで歩くネコだ。
「ほ、本当に異世界なんだなぁ……」
後ろの座席を見ると、妻と娘も辺りを見回している。
珍しいものばかりなのだろう。
「ダディ! ビキニ鎧だよ!」
そこには肌を露出させた銀色の鎧を着た女性が立っていた。
「OMG! あんな格好になんの意味があるんだ」
腹を出しているのだが、切られたりしたら終了じゃないか。
「日本の知り合いは、男のロマンだと言っていた」
「ふん! ばっかじゃないの!」
後ろの座席でソフィアが、吐き捨てるようにつぶやいたが――。
我々には理解できないが、なにか理由があるのだろう。
たとえば、この地の宗教的な慣習などだ。
信じる神が違うからといって、それに異を唱えることが許されるはずがない。
「それはいいとして――街までやってきたが、次はどうすればいい?」
「ダディ! 次の一手――それは冒険者ギルドだよ」
「冒険者ギルド? なんだそれは?」
「そうだね――う~ん、職業斡旋所みたいなものかな?」
「ああ、なるほどな……」
とりあえず、一旦皆を車から降ろした。
この人混みの多い通りでは、車が思うように進めないからだ。
車は、アイテムBOXに入れる。
「「「おおおっ?! アイテムBOXか?!」」」
突然消える車に、辺りからざわめきが起こる。
私は、自分の軽率な行為に、少々冷や汗をかいた。
この世界にアイテムBOXというものがあるかどうかも確かめずに、人前でそれを使ってしまったのだ。
これがまったく未知のテクノロジーだった場合、私たちが狙われる可能性があった。
本当に迂闊だったが、幸いこの世界にはアイテムBOXというものの存在が知られているようだった。
「変わった連中だな?」「家族みたいだが……」「魔導師か?」
人々の注目の中、私は近くにあった露店に向かう。
聞き込みをするためだ。
「少々、尋ねたいんだが……」
「……」
4本の支柱が立てられて、布を張られた店の奥に1人の年老いた男が座っていた。
白い服を着て、頭に白い布を巻いている。
こういう格好の男性が多かったので、商人的な服装なのかもしれない。
「ちょっと!」
無視する男に、娘が抗議をしようとしたので、止めさせた。
私は、シャングリ・ラで飴玉を買うと、彼の前に差し出す。
カラフルな袋に入った日本の飴だ。
「買い取りはしてないのか? 異国のお菓子なんだが。甘くて美味いぞ」
「……」
男は黙っているのだが、もしかして信用していないのかもしれない。
私は袋を開けると飴玉を一つ取り出し、男に見えるように透明な包装を解いた。
そのまま口に入れて見せる。
「ほら」
男は私の差し出した飴玉を受けると、同じように口に入れた。
「……こいつは美味い!」
「だろ? こいつをやるから、少々教えてほしいことがある。この街に着いたばかりで右も左も解らないんだ」
「なにが聞きたい?」
「冒険者ギルドという所はあるか?」
「なんだ、そんなことか! こんなものを差し出すから、もっと重要な情報が欲しいのかと勘違いしたぜ」
男の話によると、通りをまっすぐ、大きな通りにぶつかったら右に曲がるとあるらしい。
「ありがとう。感謝するよ」
「なに、いいってことよ」
生き馬の目を抜くような、そんな殺伐とした世界でもないらしい。
男が、袋から飴玉を5個ほど取った。
「もっと取っていいんだぞ?」
「冒険者ギルドの場所を聞かれただけで、そんなにお代はもらえねぇ。これは商人としてのプライドだ」
「そうか」
モラルもそれなりにあるらしい。
私たちは、商人が教えてくれた冒険者ギルドという場所を目指すことにした。
通りには人や馬車がいっぱいで、車が使えない。
ATのクリープを使ってノロノロ進むのが精一杯。
それでも疲れないのはいいのだが、車の燃料が貴重なのだ。
シャングリ・ラを検索してみたが、ガソリンに続き軽油も売っていない。
車が売っているのに、燃料が売ってないのはどうなんだ。
まぁ普通は、シャングリ・ラで車の燃料を買う人がいないということなんだろうけど。
このままではガス欠のたびに、車を乗り捨てて行く羽目になる。
「パパ、自転車を出して……」
「自転車? し、しかし……」
そんなポンポンものを買っていいものなのだろうか?
「ダディ、自転車ならアイテムBOXに入れておけばいつでも使えるじゃないか」
「う~ん」
トーマスの言葉にしばし唸るが――妻も自転車に賛成のようだ。
確かに安い自転車なら100ドル。
車を乗り捨てるより、かなりマシかと思える。
私は、シャングリ・ラからマウンテンバイクを4台購入した。
空からガシャガシャと、自転車が落ちてくる。
「イェェ!」
真っ先にトーマスが、自転車に飛び乗り漕ぎ出した。
「トーマス!」
私たちも、自転車に乗って走り出したのだが、その横に走ってついてくる連中がいる。
「その乗り物はなんだ?!」「我々にも売ってくれ!」
どうやら商人たちらしい。
珍しい商品なので、ほしいのだろう。
もちろん買い取って高く売る――それが彼らの商売だからな。
「悪いが、こいつは譲れない」
私たちはスピードを上げた。
さすがに走っている男たちはついてこれまい。
私も最初は自転車に否定的だったが、これでも十分に使えるな――と思っていると、交差点が見えてきた。
飴で取引した商人の話では、ここを右だったはず。
「ダディ! ここを右だね!」
「そうだ!」
私たちも、揃って右に曲がった。
変な乗り物を乗り回している私たちは、すっかりと注目の的だが、仕方ない。
その「冒険者ギルド」という場所に行かなければならないのだ。
自転車で数分すると、それらしき建物が見えてきた。
3階建ての石造りで、鎧などを着た沢山の人たちが出入りしている。
「ダディ! ここだよ!」
「ああ、そうだな」
ここでも自転車は注目の的だったので、すぐにアイテムBOXに収納した。
「「「おおお」」」「アイテムBOX?」
どうやらアイテムBOXという能力は存在はするが、珍しい力のようだ。
そうでなければ、こんなに驚かれることもないだろう。
アイテムBOXのことはさておき。
建物の正面に立つ。
土台は少々高くなっており、5段ほどの階段を上った所が玄関のようだ。
土台の地面スレスレに窓が見えるので、半地下があるのかもしれない。
私たちは階段を上がり、冒険者ギルドという建物の中に入った。
中は広く天井が高い。
床は板張りでホールのようになっており、鉄や革の鎧を着た人たちがワイワイと雑談をしている。
その中には、ぬいぐるみを着たような人たちが。
まるで虎や豹のような顔をしているのだが、トーマスの話にあった獣人という人種だろう。
長い尻尾がうねうねと動いているのが、なんとも異世界だ。
私たちは、正面のカウンターに向かった。
「いらっしゃいませ~」
紺の制服を着た女性が相手をしてくれた。
それはいいのだが、胸元があらわになっていて、豊かな谷間が覗いている。
職員がこんな格好でいいのだろうか?
隣を見れば――他の女性職員たちも同じ格好だ。
つまりこういう制服で、こういう文化なのだろう。
私は正面に向き直ったが、どうしても胸もとに目がいってしまう。
ちょっと目を逸したのだが、なにか妙な気配がしたので後ろを振り向いた。
「……」
妻が泣きそうな顔をして、私を睨んでいる。
「なんだよ、メアリー――お前は俺のことなんてどうでもよかったんじゃないのか?」
「……そんなわけないじゃない……」
彼女が涙で言葉を詰まらせている。
「パパ、最低……」
ソフィアも俺を非難してくる。
「あ~! 悪かった! 全部、俺が悪いんだ!」
俺が両手を挙げて妻をなだめていると、カウンターから声がする。
「あの~、利用されますか?」
「ああ、悪い。初めて利用するんだ。どうしたらいい?」
「まず、登録料は銀貨1枚です」
「銀貨?!」
困った、俺たちは文無しだぞ?
道を聞いたときのように、なにか物々交換をしてみるか?
「ダディ、シャングリ・ラで銀貨が買えるよ」
「え?! 本当か?」
「メイプルリ○フ金貨も見たことがあるし」
「よし」
早速、サイトをチェックすると、我が国のイーグル銀貨が約20ドルで売っている。
「ポチッとな」
キラキラとした銀貨が落ちてきたので、慌てて手でキャッチした。
「異国の銀貨しかないんだが、これでどうにかならないか?」
「え?! す、すごく綺麗な銀貨ですね! どこの国の銀貨なんでしょうか?」
「え~」
困っていると、トーマスから引っ張られた。
「ダンジョンで手に入れたって言って」
「ダンジョン?」
「そう!」
「あの――ダンジョンで偶然に手に入れて……HAHAHA」
「ダンジョンですか! あの、本当は駄目なんですが、私がこの銀貨を個人的にいただいて、両替するというのは……」
「ああ、そうしてくださると助かります」
「ありがとうございます! それでは、これに必要事項を記入してください」
受付の女性から紙を一枚渡された。
すべて英語で書かれているので、英語でいいのだろう。
だって言葉も普通に通じているしな。
「文字が書けない方は、代筆も大丈夫ですよ」
「ああ、問題ない」
私は、すべてを書き終えると、彼女に書類を手渡した。
「はい――しばらくお待ち下さい」
そう言うと、職員は奥に引っ込んでしまった。
待つしかない。
後ろにいた妻をなだめていると、革の鎧を着て頭を逆立てた男がやって来た。
「ぼっちゃん嬢ちゃん抱えて、家族で冒険者ゴッコかい?」
「余計なお世話だ。こちらにも事情ってもんがある」
「へぇ~お嬢ちゃん、可愛いねぇ」
男が娘に手を伸ばした。
「きゃぁぁ!」
「娘に汚い手を出すな」
「ひゃはは、手を出すとどうなるのぉ~?」
私はアイテムBOXからチェーンソーを出すと、エンジンをかけた。
ホール内に響く爆音と、凄まじい白煙が辺りに立ち込める。
「な、なんだそりゃ!?」
「この生きている剣で、お前の頭をかち割ることもできるんだぞ?!」
「ま、まて! 同じ冒険者仲間じゃねぇか。仲良くしようぜ」
男がジリジリと後ろに退き始めた。
「うせろ!」
「くそ! 覚えてやがれ!」
異世界でも、そういう捨てセリフを言うのか……。
呆れた私は、チェーンソーのエンジンを切ると、アイテムBOXに収納した。
「パパ!」
珍しくソフィアが私に抱きついてきた。
「よしよし、怖かったな」
「わぁ! なんですか、この煙は?!」
娘の頭をなでていると、私の手続きをしていた女性職員が戻ってきたようだ。
「……」
別の職員が、黙って私のほうを指さしている。
「ジョセフさん、揉め事はだめですよ!」
「しかし、向こうからしかけられたものだし」
「それでも駄目です! 上手く躱してください!」
理不尽だが、それがここのルールだというなら従わざるを得まい。
「わかった」
「はい、これがギルド証です」
彼女から手渡されたのは、青くて棒状の石のようなもの。
「これが?」
「はい、大切なものですから。再発行にはお金がかかりますよ」
「わかった」
「ダディ! 僕にも見せて!」
トーマスに石をねだられていると――突然、目の前に大きなウインドウが開いた。
大きなファンファーレが鳴っている。
「なんだこりゃ」
「ジョセフ、どうしたの?」
妻には、私の行動が怪しく見えたのだろう。
「お前たちには、この音楽が聞こえないのか?」
「聞こえないわ」「僕にも聞こえない」
「そうか」
とりあえず、なにごとなのかウィンドウに出たメッセージを読んでみる。
コングラッチュレーション。
あなたはチュートリアルをクリアしました。
シャングリ・ラの利用代金は847万2200ドルです。
なお、1ヶ月以内に利用代金を清算してください。
「清算できない場合は、能力が喪失します……ワッツザ! ファ○ク!」
「ダディ! どうしたの?!」
「シャングリ・ラの利用代金850万ドルを1ヶ月以内に清算しろと言っている」
「え?! やっぱりお金取るんだ!」
やはり、そんな美味い話があるはずがない。
我々は、1ヶ月以内になんとかしないと、シャングリ・ラもアイテムBOXもなしで、異世界に放り出されることになる……。
「オーマイガッ!」
私は眼の前の画面を殴りつけて、盛大に空振りをした。
------◇◇◇------
――ギルドで登録してから1ヶ月。
突然できてしまった膨大な借金を返すために、私たち家族は一丸となった。
異世界の経済などがどうなろうが知ったこっちゃなければ、その方法はいくらでもある。
選択肢は沢山あるのに簡単にはいかず――私の能力を狙うやつらなども出てきて、その解決は混迷を極めたが……。
艱難辛苦の果、1ヶ月になる前に清算をし終わった私の前に、またウィンドウが開いた。
続けますか? 終了しますか?
「ヘイ! トーマス! 終了できると書いてあるぞ?!」
「本当?!」
駆け寄ってきた彼も、この1ヶ月でかなりたくましくなっていた。
もうナードなどと言われてイジメられることもないのではないだろうか?
「ジョセフ! 帰れるの?!」「パパ!」
「終了――ということは、そうなんじゃないか?」
私たちは家族会議の末、「終了」を選択した。
トーマスは1人反対していたのだが、ここは多数決だ。
これ以上、ソフィアとメアリーに異世界生活は無理だろう。
かなり限界に来ている。
「ポチッとな」
次の瞬間――私たちは、我が家の前に立っていた。
青空の下、白い家と芝の庭がある懐かしい我が家。
玄関まで続く敷石の上に4人でたたずむ。
「ジョセフ!」「パパァ!」
妻と娘と3人で、涙を流して抱き合った。
とんでも世界に放り込まれた私たちの旅は、この時点で終わりを告げたのだ。
ホッとすると、私は軽いめまいを起こし、その場にへたり込んだ。
「あなた、疲れているのよ……」
妻の言葉にハッとなった――疲れているのは俺も一緒か。
「……なんだか、腹が減ったな」
「私も……」
ソフィアも同意見のようだ。
私のシャングリ・ラの能力もアイテムBOXもすでに使えない。
ここは異世界ではないのだから、当然だ。
「それじゃ、私がなにか作るわ!」
「久しぶりにメアリーのパイが食いたいな」
「私も!」
「任せて! 腕によりをかけて作るから!」
彼女が私に抱きついてきて、キスを交わす。
異世界に飛ばされる前までは、こんなことは考えられなかった。
度々の困難が、私たち家族の結束をかつてないほどに強固なものにしたのだ。
妻と娘は喜んで家の中に戻ったのだが、トーマスはその場に立ったまま。
「不満かトーマス。メアリーもソフィアも限界だった。お前にも解るだろ?」
「ああ、もちろん」
「それなら――」
「解っているって。あの2人を連れていったことじたいが間違いだったよ」
「そんなこと言うんじゃない」
「異世界と言えば――ハーレムだよ? 男のロマンさ。受付の女性だって絶対にダディに気があったね」
「そ、そんなことはないと思うぞ……」
確かに異世界には美人が多かったし、獣人たちの毛皮をなでてみたりしたかった。
妻と娘がいたんじゃ、そんなことができるはずがない。
「ダディだって、受付のお姉さんの胸や、獣人の女の子のお尻ばかり見ていたじゃない」
「……そ、そんなことはないぞ……」
「だからさ――」
彼が差し出した手には、黒くて小さなドクロが載せられていた。
その両目の中が怪しくオレンジ色に光っている。
「僕とダディ、2人で行こうよ。2人ならもっと上手くやれるさ。チートで無双して、ハーレムでウハウハさ!」
彼が怪しく笑った。
「トーマス?!」
――ひかりあれ。
「トーマスゥゥゥゥゥゥ!」
私とトーマスは光に包まれた。
END
完結です
ありがとうございました~