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チャラ外伝  作者: エンジェル太郎
3/3

前の話から急に過去編入ってますねん


僕は中学に入学してから友達のススメでサッカー部に入った。

それからは毎日サッカー漬けの日々で、朝練から始まり夜は暗くなるまで練習した。


そして、いつの間にかラジオパーソナリティになる夢から、プロサッカー選手になるという夢に変わっていた。


中学サッカーで活躍した僕はスカウトされ、地元からちょっと離れた強豪校にスポーツ推薦で入学した。そこはこれまでとはレベルが違っていた。

自分より上手い子がたくさんいたし、練習は中学の時の比じゃないくらいハードで、毎日身体はボロボロだった。

正直毎日辛かった。


そんな時、心の支えになったのがラジオだった。夢は変わってしまったが、ラジオ好きなのは変わらなかった。


番組にメッセージをたくさん送った。悩みを相談したり、夢を応援してもらったり、DJさんに読まれると勇気を貰えた。


僕の高校サッカー生活はあっさり終わった。全国大会には出場したが、僕は補欠だった。でも強豪校にいたこともあり、またスポーツ推薦で大学に行くことになるが、場所は東京だった。


地元を出ることは別になんともなかったが、いつもお世話になっていたラジオ番組が聴けなくなるのは寂しかった。

離れる前にお別れの挨拶をしたい、そう思っていた。


僕が昔から好きだったラジオ局のハートFMは、最近、外からも見えるようになっているガラス張りのスタジオを作っていた。そこに行けばDJさんに会える。

卒業も近くなって学校も早めに終わることが増えた。僕は学校終わりに、学ランのまま電車に乗り、スタジオに向かった。


あった!!!

スタジオだ!!!


スタジオを見つけた僕は泣きそうになったが我慢した。

いつも声しか聴けなかったDJさんが目の前で動いて喋っている。この時の気持ちは言い表すことは難しいが、とりあえず感動した。


「外になんかいるぞぉ!!!」


突然DJさんが、まるでツチノコを見つけたような感じで何かを指さしながら言った。

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