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異説・東方永夜抄  作者: 小湊拓也
19/90

第19話 激闘、鈴仙軍団

原作 上海アリス幻樂団


改変、独自設定その他諸々 小湊拓也

 目は見えないが、耳と鼻はきちんと機能している。

 歌が聞こえた。

 可憐な歌声。歌詞は聞き取れない。幻想郷で使われている人妖共通語ではない。

 いや。所々に、共通語の歌詞がある。

『……月に御座す……高貴で永遠の、御方のために……』

 月。

 聞き取れない歌詞は、もしかしたら月の言語ではないのか、と霧雨魔理沙は思った。

 ともかく。この歌を聴いていると、夜がさらに暗くなってゆく。前方から猛襲を仕掛けて来ているはずの、虫の少女の姿が見えない。

 ただ、匂いは感じられる。ふんわりと妖しく香る、妖怪の少女の匂いが、眼前で燃え盛っている。

 真っ正面から攻撃が叩き付けられて来るのが、辛うじてわかる。

 唸る蹴り、煌めく光弾。当たる直前で、ようやくどうにか視認する事が出来る。

「くっ……!」

 霧雨魔理沙は、歯を食いしばった。

 衝撃が、全身あちこちをかすめて走る。いくつもの光弾。直撃は、辛うじて免れた。

 妖怪の少女の体香が、その時には前方から消え失せていた。

 右から、禍々しく香って来る。

 とっさに魔理沙は、魔法の箒を振るった。激烈な手応えが、全身を震わせる。

 魔力強化を施された箒が、妖怪の蹴りを弾き返していた。複数の竹を、まとめて折り砕く蹴り。

 弾き返された少女が、距離を隔てて着地する。

 にやりと微笑みかけながら魔理沙は、

「悪いな……私、鼻が利くんだぜ!」

 いくつものスターダストミサイルを発生させ、発射していた。

 虫の少女が、それをかわした。ふわりとマントが羽ばたく、微かな空気の揺らぎが肌に伝わって来る。

 おかしい、と魔理沙は今更ながら気付いた。

「お前……目が、見えてるのか?」

 そんな質問に、虫の少女が答えてくれるわけはなかった。

 闇夜の盲目をもたらす歌。これは人間にしか効果がない、とでも言うのか。

 歌は、相変わらず聞こえて来る。歌姫の愛らしい容姿を容易く想像する事の出来る、可憐な歌声。月の言語、であるのかも知れない聞き取れぬ歌詞。

 この歌詞が、しかし虫の少女には理解出来ているとしたら。

「そうか……教えているのかっ、私の位置を!」

 魔理沙は眼前に防御の魔法陣を発生させ、襲い来る光弾を全て跳ね返した。

 その時には、虫の少女が傍に着地していた。蹴りが、跳ね上がって来る。

 魔法の箒で迎え撃とうとする、が間に合わなかった。

 少女の鋭利な足が、魔理沙の脇腹に叩き込まれていた。

 とっさに魔力を肉体防御に注ぎ込んだ。それが一瞬でも遅れていたら、果たして内臓破裂で済んでいたかどうか。

 魔理沙は歯を食いしばり、微かな吐血を噛み殺した。

 そうしながら、己の左右に水晶球を浮かべる。

 盲目をもたらす歌い手は、魔理沙を視認する事の出来る場所にいる。どれほど遠くとも、攻撃魔法の射程外という事はないであろう……というのは魔理沙の希望的観測に過ぎないのかも知れない。

 蹴り飛ばされ、竹に激突しながら、魔理沙は歌の聞こえる方向に意識を集中した。

「……そこだぜ!」

 2つの水晶球から、魔理沙の魔力がレーザー化しつつ迸る。

 イリュージョンレーザーの一閃が、夜闇を切り裂いていた。

 歌が、止まった。

 手応えなど感じるはずのない魔力射撃で、魔理沙はしかし確かな、直撃の手応えを感じていた。

 月が見えた。月明かりに照らされる、竹林の夜景が見えた。

 魔理沙にさらなる蹴りを叩き込もうと踏み込んで来る、虫の少女の姿が、はっきりと見えた。

 魔理沙ではなく地面を蹴って、虫の少女は跳躍し、竹林の茂みに飛び込んで姿を消した。イリュージョンレーザーに撃ち落とされたのであろう仲間を、探しに行ったようである。

「……仲間思い……では、あるんだな……」

 魔理沙は懐から小瓶を取り出し、中身を呷った。様々なキノコを煮て固めて戻して作った、液体魔力。

 消耗した魔力が補給されてゆく感覚は、あまり心地良いものではない。

「アリス……」

 この竹林のどこかではアリス・マーガトロイドが単身、手強い狙撃者と戦っているはずであった。

「……待ってろ、アリス。今、行くぜ」



 鈴仙・優曇華院・イナバが物心ついた頃には、すでに月の都から失われていたものが、そこにはあった。

 何本もの槍が、剣が、様々な方向から襲いかかって来る。闇の中から、正確に鈴仙の首筋や心臓を狙ってだ。

 自身の血の気が引く音を聞きながら、鈴仙は辛うじて回避し続けた。槍が、剣が、超高速で眼前を通過する。

 それらを振るっているのは、小さな少女たちであった。眼前に来たものだけは、どうにか視認する事が出来る。

 妖精……いや違う。何体もの、人形であった。

 暗闇の中で舞い踊り、暗闇の各所から襲い来る、武装した人形たち。

 月人という種族は、穢れを喚起するものとして芸術を、芸能を、娯楽を、ことごとく捨て去った。人形の舞いなど、ほぼ最初の段階で消え失せたようである。

 月の都では『穢れ』とされるものが全て地上にはあって、このように牙を剥いてくる。

 人形が何体いて、どれがどの方向から襲って来るのか。この暗闇の中では、目で確認する事は出来ない。

 ミスティア・ローレライが、歌で教えてくれるのだ。だから、こうして回避する事が出来る。

 月の言語を、いくつかミスティアには教え込んだ。様々な方向・方角を意味する単語、数字、その他諸々。それらを歌詞に混ぜる。

 月の言語を理解出来ない相手を、闇の中から一方的に攻撃する事が出来る。はずであった。

 だが今。闇の中にいる人形使いは、鈴仙の位置を正確に把握し、攻撃を繰り出してくる。

 月の言語の歌詞を理解しているのか。否、そうではないだろう。

「そう……やっぱり貴女も、そう思うのね」

 闇の中から、人形使いの声が聞こえる。

「あの兎さんも、目が見えているわけではない……歌ね。この歌が、暗闇を生み出しながら、私たちの位置を兎さんに教えている」

 何者かと、会話をしている。

 確か霧雨魔理沙と名乗った、もう1人の魔法使いは、ここにはいない。少し離れた場所で、今はリグル・ナイトバグが相手をしているはずであった。

 攻撃が来た。

 どこかにいるミスティアが、攻撃の発生した方向だけを歌で教えてくれた。それだけで充分だ。

 鈴仙は斜め後方に飛び、上昇し、身を捻りつつ左方向に跳躍飛行した。

 衝撃が、全身各所をかすめて去った。弾幕だった。人形たちが、闇の中あちこちで光弾を放ったのだ。

 月言語の歌詞が、人形使いの位置を教えてくれた。

 示された方角に、鈴仙は人差し指を向けた。指先が、鋭利な光弾を速射する。

 かわされた。見えずとも、それはわかる。

「ああ、それは心配していないわ」

 人形使いが相変わらず、何者かと会話をしている。

 鈴仙では声を聞く事が出来ない、たとえ目が見えたとしても姿を見る事が出来ない、何者かと。

「私たちが気付くような事、魔理沙が気付かないはずがない。あの子は大丈夫……私たちは、目の前の兎狩りに専念しましょう」

 鈴仙は慄然とした。

 闇の中で、己自身のみが認識出来る何者かと、会話をする少女。会話どころか連携までこなす少女。

 その何者かには、ミスティアの歌が影響を及ぼしていない。

 盲目状態を免れている何者かと、この人形使いは視覚を共有しているのだ。だから、見える。

 穢れだ、と鈴仙は思った。

 会話・連携の相手を、自力で作り出してしまう。穢れのなせる業だ。月人に出来る芸当ではない。

 この人形使いは、穢れそのものだ。

 地上の弾幕使いの中でも、特におぞましい部類である。

(こんな……このような者どもが……)

 鈴仙は、息を呑んだ。

(大挙して、攻め入るような事があれば……月の都は、保つのでしょうか? 依姫様……)

 突然、歌が止まった。

 暗闇が消え失せ、月明かりが戻って来た。

 八意永琳の作り上げた紛い物の月が、白々しいほどに明るい光を竹林に降らせている。紛い物の夜景が、戻って来てしまった。

 ミスティアの身に何かあった、のだとしても案じている場合ではない。

 何体もの人形を周囲に従えた弾幕使いが、健在である。鈴仙とはいくらか距離を隔て、夜空に佇んでいる。

「……名前、まだ聞いていなかったわね」

「アリス・マーガトロイドと申しますわ。鈴仙・優曇華院・イナバさん」

 人形使いが、長いスカートをつまんで一礼した。

「信じていただけないでしょうけど。迷いの竹林で大人しく暮らしておられる方々に、無礼を働くつもりはなかったのよ」

「気にしないで。地上の妖怪に、礼儀なんか期待してはいないから」

 油断なく、鈴仙は微笑んだ。

「……永遠亭に何の用? 私の主も師匠も、貴女の言う通り大人しく、長きに渡って幻想郷の誰にも迷惑をかけずに過ごしてきたわ。弾幕で殴り込みをされるほど恨みを買った覚えは、ないのだけど」

「念写という非常にあやふやなものを鵜呑みにして、貴女がたに弾幕戦を挑む羽目になってしまった事。まずは、お詫びしておくわね」

 アリス・マーガトロイドが、じっと眼差しを向けてくる。鈴仙の、真紅の眼光をも跳ね返す眼差し。

「単刀直入に行きましょう。この幻想郷に、月の軍勢が攻めて来たわ」

「そう。でも私たちには関わりない事ね」

「どうかしら。あの兵士たちは何かを、と言うより誰かを捜していたように見えたわ。しらみ潰しに幻想郷を皆殺しにした挙げ句……この竹林を焼き払って、貴女たちの永遠亭とやらを漁りにかかるかも知れないのよ」

 アリスが、何かを思い出そうとしているようである。

「そう……確か、あの兵士たちを率いていたのも兎さんだったわ。それも貴女と同じ、レイセンと名乗っていたような気がする」

 清蘭でも鈴瑚でもないのか、と鈴仙は思った。

「思い出してきたわ。そのレイセンさんはね、確か……蓬莱山輝夜、綿月依姫。そんな名前を口にしていた。そのお2人を捜している、と言っていたわね」

「何とも軽率な。そのレイセンとやらは、私たち玉兎の恥晒しね。作戦目的や要人の名前を、あっさりと口にするなんて」

「……私たち玉兎、ね」

 アリスが、綺麗な顎に片手を当てている。

「あのレイセンさんと、ここにいる鈴仙さんは……直接のお知り合いではないにせよ同属、という事。つまり貴女は、そして貴女の所属する永遠亭という組織が、月の軍勢と関わりある方々であると」

「……まあ、勝手にそう思っていればいいわ」

「それなら力を、知恵を、貸してくれないかしら」

 このアリス・マーガトロイドを、リグルやミスティアのように操る事は出来ない。鈴仙は、そう思った。

 心の隙が、あまりにも無さすぎる。こうして普通に会話をしているだけで、鈴仙を追い詰めてくる。

「幻想郷が、外敵に脅かされている。私たちは、月の軍勢について知らなければならない」

「……1度は追い払ったのでしょう。その調子で頑張りなさい、としか言えないわね」

「貴女たち永遠亭は……月の軍勢から逃げるために、隠れ住んでいるの? 迷いの竹林に。幻想郷に」

 今は自分の方が心の中を見られている、と鈴仙は感じた。

「……いえ。それにしては、おかしいわね鈴仙さん。貴女の言動・行動は、身を隠そうとしている人のそれではない」

「ふざけた事を言わないで。私たちはね、ひっそりと静かに暮らしていたいの。おかしな騒ぎに巻き込まないで欲しいわ」

「ひっそりと静かに暮らしていたい、はずの人が、こうして自分から姿を現す。派手な弾幕戦を繰り広げ、永遠亭という名前も自分から口にした。私に対して、情報を小出し小出しにしようとしている」

 殺さなければならない。このアリス・マーガトロイドを。

 鈴仙は、そう思った。

「ねえ鈴仙さん。貴女は永遠亭を、守ろうとしているの?」

 片手で、拳銃を形作る。指先が銃口となり、光弾を射出する。

 その弾幕を回避しながら、アリスは言った。

「それとも永遠亭を……戦いに巻き込むのが、貴女個人の目的?」

 回避した先に、鈴仙はすでに回り込んでいる。すらりと鍛え込まれた左脚を、槍の如く突き込んでゆく。飛び蹴り、であった。

 何体もの人形が、盾を構えて集結した。何枚もの盾が、組み合わさっていた。

 巨大な盾が、鈴仙の飛び蹴りを跳ね返す。跳ね返った鈴仙に向かって、アリスが踏み込んで来る。

 長いスカートが舞い上がり、スリムな美脚が一閃する。右と左、連続の回し蹴り。

 立て続けに、鈴仙はかわした。

「……見切ったわよ、貴女の蹴りはっ!」

 叫び、両眼を激しく発光させる。

 真紅の眼光が、物理的破壊力となって迸る。

 迸った赤い光を、アリスは回避した。

 鈴仙も、回避していた。アリスの攻撃を、ではない。

 横合いから、いくつもの飛翔体が襲いかかって来たのだ。

 光弾、であった。

 もう1人の弾幕使いが、箒にまたがり飛行している。大量の星を、ばら撒きながらだ。

 飛翔体を回避しながら鈴仙は、眼前に結界を発現させた。

 そこに星型の弾幕が激突し、空間を波紋状に歪ませる。

「いい勝負だな。けど邪魔させてもらうぜ」

 2人目の魔法使いが、アリスの傍らで箒を滞空させる。

「これ飲めよ、アリス」

「何、これ……お薬? 魔理沙が調合したの?」

「私の身体で何度も試した。効果は保証する」

「うっぷ……ひどい味……」

 手渡された小瓶の中身を、アリスが飲み干した。

「た、確かに……魔力は回復したけど……もうひとつ改良の余地はありそうね」

「完璧な薬を作ってくれる調薬師……いるんだろ、永遠亭に」

 間違いない。霧雨魔理沙。鈴仙が先程、初弾で仕留められなかった弾幕使い。

「私、そいつにまずはお礼を言わなきゃいけない。なあ、会わせてくれないか?」

「そう……貴女も、なのね。お師匠様の薬を飲んで、生きていられた実験台」

 鈴仙が言うと、霧雨魔理沙は苦笑した。

「そうかい。やっぱり、あの薬は何かの実験用だったんだな」

「私のお師匠様にとってはね、幻想郷の人妖全てが実験台よ」

「パチュリーもか」

 魔理沙が、強い視線を向けてくる。

「永遠亭に……いるんだろ、パチュリー・ノーレッジが。確かになぁ、あいつ自身が色々ひどい実験を繰り返してきた奴ではある。けど出来れば、優しく扱ってやって欲しいと思うぜ」

「さあ……ね。全ては、お師匠様の胸の内次第」

 1歩、鈴仙は空中を後退した。

 傍らに、ふわりと気配が浮かんだ。

 2人の少女が、そこにいた。1人が、もう1人に肩を貸している。

 リグル・ナイトバグとミスティア・ローレライ。瞳を赤く発光させた顔に、表情はない。

 だが、ミスティアの方は負傷しているようだ。 

「下がりなさい、2人とも」

 鈴仙は命じた。

「貴女たちは、よくやってくれたわ。でも、この2人は……危険な相手よ」

 霧雨魔理沙と、アリス・マーガトロイド。

 どちらか片方でも、自分が1対1で勝てるかどうかだ、と鈴仙は見て取った。当然、2対1で勝ち目はない。

 ならば、切り札を出すしかなかった。

「間違いないわ、魔理沙」

 アリスが言った。

「永遠亭は……月の軍勢と、関係がある」

「ふむ。天狗の念写は正しかった、と」

 魔理沙が箒を駆り、こちらとの間合いを詰めようとする。

「その、お師匠様ってのが永遠亭の代表か。ここまで来たら是非、会わせてもらいたい……うおぉっ!?」

 凄まじい、破壊の力が降り注いだ。

 魔理沙がとっさに、己の魔力を頭上に展開させた。光の防壁が、魔法陣の形に現出する。

 アリスの人形たちも、盾を掲げて主人を守る。

 魔法陣が、盾が、砕け散った。

 様々なものが飛散し、漂う。光の破片、盾の破片、紙の破片。

 紙切れを投げ付けて、魔法使い2人の防御を粉砕した何者かが、夜空に佇んでいる。

 人形たちを下がらせながらアリスが見上げ、息を呑む。

 魔理沙は、呆然としている。

「…………お前……」

 呆然と、声を漏らしている。

「……何、やってるんだ…………? こんな所で……」

 まるで八意永琳そのものの如く威圧的な、作り物の満月を背景にしたまま、その少女は応えない。

 真紅に輝く両眼を、ただ魔理沙に向けている。お祓い棒の紙垂を揺らめかせ、何枚もの呪符を扇状に広げながら。

 赤いリボンに飾られた黒髪が、偽りの月光を受けて妖しい色艶を煌めかせる。

「……敵性体……発見しました……」

 警告信号にも似た赤い眼光を禍々しく点したまま、博麗の巫女は言葉を発した。

「殲滅……許可、願います。鈴仙少尉……」

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