162/162
0話
==0話==
何も間に合わなかった
家だったものが崩れている
瓦礫の下に手が見える
赤い地面にに手をつけている
瓦礫の下にいない人もいるが誰も動かない
動く人形の電源が切れた状態
それが一番この人たちの状態を正確に伝えると思う
今にも動きそうでも動くことは無い
そう感じる
反対のことを同時に感じると共に恐怖した
この街に
いや、この国の数箇所の街で同じことが起きているのだろう
来る途中で見えた光の粒が集まり柱となったものを見て
怖かった
原因が分からなかったがここを第一にと思い急いだ
嘘だな
本当は分かっている。出る時に言われた。それに見て直ぐに感じた仮説もあった
識に聞けなかった
肯定が来る気がしたから
恐怖は当たっていた
ここからも同じ柱がここに来る途中と同じようにある方向に向かっていっていた
目的の場所に着いたんだ
この街に
静まり返った街に響く音は自分の嗚咽だけだった
お久しぶりです。ロキュです。
新章開始!! って言えれば良いんですけどこんだけしかできてないんで全然未定ですね……
約半年ぶりとか……