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14話 王子の話3


 ==14話 考え方(とらえかた)==


 俺は神託で起きたことを神に会ったこと転生者であること以外を話した。


「ヒロは三人の神から加護をしかも魔法神様と悪神の不運神の……凄いな」

「ああ、不運神が魔法神に頼んでくれたらしい」

「神の上下関係とは面白いな。だが、問題は不運神の加護だな。」

「ああ、不運神自体申し訳ないとまで思っていたみたいだしな」

「……ヒロ、スキルの進化についてにもなるんだけど……」

「スキルの進化? 関係するのか?」


 急に話が戻ったな。


「多分な、スキルの進化は多分なんだがかなりのエネルギーが必要になると思うんだ」

「どうして?」

「長きにかかって魔族に人が追いつくんだこれを考えるとそうだと思うんだ、そしてエネルギーの一つに加護が関わっていると思う」

「話が見えないな」


 話の筋が見えない。


「例えば加護は能力を上げる系が多い、加護は神が直接力を分ける行為のはず、ならその神の力が人だけじゃなくスキルに向けば多くの力がスキルに行ってスキルの変化がおきて進化するのではって思ったんだ」

「……なるほどそれは面白い考え方かもな」

「だから不運神の加護はそれが起きやすいかもって思ったんだ」

「どうして?」

「神様には系統があるのしっているか?」

「ああ」

「運命を司る神様は特に力が強いとされているその加護なら」

「進化しやすいかもしれないって事か」

「そうだ」

「マイン……ありがとう! 加護で悩んでいたが解決したよ」

「ふふ、友の悩みを解決してこそだろ?」

「ん? 友?」

「えっ?」

「えっ?」

「違うのか?」

「王子と友達ってありえるのか?」

「実力社会だからありえるぞ……」


 少し目が泳ぎながら言ってきた。


「……そうか、じゃあ友達って事で良いのか……」

「あ、うん……嫌か?」

「嫌じゃないよ、うれしいさ。マインと話すと楽しいから」

「あ、ありがとう」


 お互いに真っ赤になりながら言い合っていると。


「おお、坊ちゃまに友達ができるとは、ばぁやはうれしゅう御座います」

「おい! 俺にも友達はいるだろ」

「えっ! いるの!?」

「おいヒロ! 酷いな」


 最後の最後で全員で笑いがら王子との話は終わった。



 ◇◇◇◇◇


 Side チヨ・ヒュノ・ローダス


 私はチヨ今はマインお坊ちゃまの教育係を務めています。最初はライン第一王子の教育係を務めていましたがマインお坊ちゃまが生まれるとすぐに陛下よりマインお坊ちゃまの乳母になることを命じられマインお坊ちゃまが大きくなってからはそのまま教育係になっている。


「マインお坊ちゃま、今日は神託の日です。どうか、じっとしてくださいね」

「何回も言わなくとも分かっているよ」


 最近お坊ちゃまは勉学によく励むようになってきましたが勉強すればするほど同年代の子と話が合わなくなりつつある。その上貴族の大人にも会うことが増えお坊ちゃまの特異体質なのか人の心を見てしまう為人の悪意に晒され心が人より疲弊することが多く最近では部屋にも数少ない人しか入れない状態だ、そのため前より私との会話では王族と一教育係の話し方になるのは減りつつある。


「はぁ、早くお坊ちゃまの友達が見てみたいもので御座いますね」

「おい、俺に友がいないみたいな話し方するなよ」

「実際そうでしょ?」

「うぐ……」


 今お坊ちゃまの友達と呼べる者がほぼいない、話が合わない上に悪意を見えてしまえば仕方が無いことでもあった。


 ◇◇◇


「チヨ、こいつはヒロトだ屋敷に招待したい。ヒロトのご両親に話をつけてくれないか?」


 お坊ちゃまが私にボソッと言ってきました。


「分かりました」


 外ではあくまで王子と教育係、理由をいつもなら聞くところではあるが何も言うことなくお坊ちゃまの連れてきた平民の子の母に話をすることになった。


 ◇◇◇


 驚いた、この平民の子は簡単に王子の話に付いてきてさらに質問まで出来ていた、しかも的確な質問だ。


「おお、坊ちゃまに友達ができるとは、ばぁやはうれしゅう御座います」

「おい! 俺にも友達はいるだろ」

「えっ! いるの!?」

「おいヒロ! 酷いな」


 とお坊ちゃまの初めての友達と呼べる存在を見ることが出来て心からうれしく二人を見守った。


 時間が経ちヒロト君の母君と話した時間になりヒロト君を送る時間になると王子は私にしか分からないくらいの落胆をしていたがスッと顔を戻してヒロト君を見送っていた。


 ◇◇◇


「お坊ちゃま良かったですね、友達ができて」

「ふふ、まぁそうだな」


 少し照れくさそうにしながらお坊ちゃまは言っていた。


「チヨ頼んでいいかヒロを……」


 そう言ってお坊ちゃまは人をからかうよう時の顔で私に頼んできた。


「少し難しいかもしれませんが陛下に一度話してみましょう。王子としての特権も使いますね」

「ああ構わない、あとリンナって女の子も頼む」

「もしかしてお坊ちゃまが恋愛にも興味を」

「違う、ヒロのストレス回避のためだよ」

「ああ、そういう」


 お坊ちゃまは心から楽しそうにしていた。



どうもロキュです!

書くの工夫しなきゃとか思いながら楽しく書いちゃってます当分先だな直るの……

まだまだ書いていきます。これからもよろしくです。 ではでは。

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