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23話 森の闘争 始まり


 ==23話 森の闘争 始まり==


 まだ朝暗い時間に急に目が覚めた


「まだ早いよな……二度寝しよう……」


 目が覚めて意識がはっきりするまでの時間が早く二度寝二度寝と頭の中で連呼してみるが中々寝れない


 諦めてミゲルが張っている結界の端を歩いてみる


 中々大きく結界を張っているため歩く距離は十分


「寝れないし準備に軽く動けばいいよな……」


 何かが引っかかった状態


 例えるなら歯に魚の骨が挟まってるけど鏡で見つけれなくて気になる〜の状態


 気になる原因は結界の中には見つからず外かな?と思い探知を広げて見ると


「ッ!?」


 魔物の集団!?しかも魔力の量がバラバラ……


 これは……


「み、ミゲル!」

「わかってる」


 気がつくと横にいた


「俺と行動だ……纏を使え、全力で行く、ここで足止めして後ろに伝えるぞ」

「どうやって?」

「派手に行けば良い!赤雷招来」


 ぬ……俺は精霊と契約できている状態だけど対して力を引き出せない……


 こうなる前に霊具顕界を使えるようにしておかないと戦力にならないと言われている


 かなりのヤバい状態だ


「行くぞぉぉぉぉぉぉおおおおお!!!」

「全力……捌之型・滅裂孤月!」


 ミゲルは後ろーーーーライラックの街から気づかれるように雷を上に放ちながの攻撃


 俺は距離を持ったままで魔力を少し過剰に入れ斬撃を飛ばした


「「「「「「「「ぐがぁぁあ!!」」」」」」」」


「多すぎるな……おかしいぞこれ」

「そうなんですか?」

「……最悪の事態か?」

「え?」

「祖核ができているのかもしれん」

「祖核?」

「スタンピートでもかなり厄介なモンスター、スタンピートの時にしか基本出てこないが出てくればそいつを倒さない限りこれは終わらない。奴は戦闘力が皆無な代わりに防御力が極ぶりに高く必ずと言って面倒な力を持っている……『魔物を複製する能力』というな」


 ヤバいじゃん


「そんなのあり?」

「なしであって欲しいもんだよな!」


 ミゲルはメライヤで細かく狙撃していき俺は捌之型で広範囲的に魔物を蹴散らして行く


「ヒロ、後ろに耳を傾けて鐘がなっているか確認してくれ、前を一掃する」

「はい」


 鐘の音……てか一掃って


『カンカカン、カンカカカン、カン、カン、カン!!』


 一定のリズムで鐘の音がする


「リズム刻んでる」

「そうか」


 本当に一掃していた


 丸焦げになった魔物たちが転がっている


「まだまだ来るぞ!」

「俺達だけじゃ無理じゃ……」

「ここだけじゃなくなっている頃だな、この森の深部を中心に円形状に広がっているはずだ」

「じゃあ応援が来ないことも?」

「来ることには来るが数は多くないはず、面倒でも温存をしながらやるぞ」

「押忍!」


 第二波が向かって来ている


「ちっ! 多いな!」

「応援参戦!」


 青い矢が飛んできた


 魔物の集団の先頭に当たると後ろを巻き込みながら凍っていった


「……氷弓か」

「む……ミゲル、久しぶりの幼馴染みとの再会で通り名呼びか?」

「アイナ……これでいいか? あれなんだ? 相変わらず雑だな」

「広範囲を攻めてる問題ない」

「ここの力も使わないで何言ってんだか」


 え……氷弓とこの人幼馴染み!?


「ヒロ君久しぶり……とりあえずまだ来る、気を引き締めてけよ」

「アナ、他は?」

「このスタンピートは変……ここ以外の場所にこれだけの魔物が来ている場所はあるけどそのほかに一点集中みたいに押し迫っているところがある。そこに人を割いている」

「はぁ? そんな事って……」

「あり得ない、これはもしかしたら……」

「ジジイが言ってたのか?」

「うん。あと師匠の体の中に入っている奴の仲間が中から殲滅行動をしているって」

「どんなやつら……来たか」


 氷を破り進んで来た魔物を斬りながらこの二人の話を聞いているとぞっとする気配がふわっと入ってきた


「アナ!」

「『空間凝結』」


 俺達の前に透明な歪んで見える塊ができた


 次の瞬間魔物達が吹き飛んできたが塊のおかげで俺達に影響はない


「これは?」

「俺のスキル……ここくらい魔力が強くないと使えないほど弱いスキルなんだよね」

「そんなのあるんだ……」

「バカ! 話してる暇ねぇぇぇえぞ! 構えろ!」


 風を斬る音がすると魔物の死体が重なり壁になっていたのにすぐに外が見れると思う前に体が避けた


「あぶな!」

「ちっ! クソモンスター……」

「ミゲル!」

「進め! ここは受け持つ!」

「無理でしょ!?」

「ギリギリの世界で行く!」

「爺様もお前も狂った戦闘狂!」

「ジジイもソロか……何でもいいからさっさと……いけぇぇぇぇ!!」


 今まで抑えていたかの様な放電を始めた


「死んだら許さないよ!」

「知ってる」

「行くよ」

「良いですか!?」

「バカに合わせるの無理行くよ元凶を叩く!」

「……はい」


 俺達が横を抜けても来た宙に浮くボロローブを着たモンスターはピクリとも動かなかった



この物語の続きが気になる、この物語が面白いと思って頂ければ是非ブックマークと評価、感想をくださいよろしくお願いします。


ではでは。

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