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秀吉の兄に転生したけど、そんなの居ないよな   作者: 久之浜真輝(ひさのはままさてる)
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尊き御方

おはようございます。又はこんにちは、はたまた、こんばんは。作者の牧場のオヤジで御座います。


皆様。体調管理は大丈夫でしょうか?新型コロナに感染しないように願っております。


この物語は作者の独断と偏見なども入っていますので、暖かい目で見守ってください。


それでは、どうぞ








細川氏綱と管領細川晴元の戦は、三好長慶達の活躍により管領軍が勝利を収めた。


この戦にて初陣となった日高は戦の後、堺に戻り堺を襲撃した賊達を討伐する。これにより堺周辺に再び平穏が訪れた。




それから2ヶ月が経過した時に、三好長慶から書状が届いた。


内容は、先の戦の御礼と話があるため、此方に向かうという内容であった。「まあ、本人が来るわけないだろうからいいか」と、この時日高は思い返書に「お待ちしております」と送った。


しかし数日後、三好長慶が供回り100人程と共に堺に向かってきているという報告が日高に入る。その報告を聴いた日高は急ぎ着替え、堺東通用門の前で三好御一行を待っていた。



そして半刻(1時間位)が経過したところで遠くから此方に向かって来る一団が見えた。その一団も日高の姿までは見えないものの、門前で出迎えているのは確認できたのか進行速度が上がった。その一団の中から1人が馬を駆けて向かって来る。一応、目上の方だと思った日高とその供回りは頭を下げて出迎える。




『馬上から失礼いたす。我は三好長慶が家臣の十河一存と申す。堺衆、総統。木下日高殿でござるか?』



「はい。堺衆の長をしております。木下日高でございます。三好様御一行で間違い御座いませぬか?」



『いかにも。我が、殿。三好長慶の一団である。では、直ぐに主に伝えますゆえ此れにて。はぁっ』



十河一存は馬首の向きを変え、一団の方に戻っていった。一存が一団に戻った後は一向の速度が更に加速する。そして漸く東通用門前に到着した。



この時も、日高達は頭を下げて出迎えている。



『堺殿。面を上げてくだされ。お待ちいただき忝ない』



長慶が日高を見つけると一目散に駆け寄った。



「いえ。さほど待ってはおりませぬ。ようこそ、堺へ御越しくださいました。さぁ、中へどうぞ」



東通用門から堺の中に入った長慶一行はその賑わいに驚いていた。



『あっ、堺様だ~』


『ほんとだ。堺様だ』


『堺様~。今日も繁盛してまっせ』


『いつも、見廻り有難う御座います』



堺の住人達や商人達は日高を見掛けると直ぐに声を掛ける。そして子供達は日高の周りに集まり出すのだ。その様な光景を目にしている長慶一向は凄く驚いていた。



「さぁさぁ。今は御客様を御案内中だからまた後でね」



『『は~~い』』



日高は長慶一向に堺を案内した後、自身の屋敷に到着する。そして大広間にて長慶達と話をするのであった。



「いや~。すみませんね。案内が長引いてしまいまして」



『何を。堺殿が造られた堺の町を見れて、とても良い町だと実感致しました。しかも、堺殿を見た民、百姓、商人までもが挨拶を掛けてくる。これは良い政を施している証拠に御座いますぞ』



「そんな、大袈裟な。ただ衣食住に困らぬようにしているだけです」



『ふふ。御謙遜されるな。堺殿。我が殿がこれ迄誉めちぎったのは堺殿しかおりませぬぞ。のう。久秀』



『誠に、流石は堺殿ですな』



『これ。お前達。儂はそんな』



「まぁまぁ。長慶様。余り話がそれると本題を忘れてしまいますよ」



『そ、そうであるな。では、先ず、先の戦の謝礼から。久秀』



『はっ』



長慶に呼ばれた久秀は書状を取り出し長慶に渡す。その書状の中身を長慶が確認するとそれを日高に渡した。


日高はその書状を見てみると。目を大きくさせた。



「三好様。これは真で?」



『その書状の通りだが』



書状の内容は


一、先の戦の功績として堺を含む周辺三万石の領主とする。

一、報奨として大包平、同田貫の太刀を与える。

一、先の戦の謝礼として、兵糧一万石を贈る。



との内容であった。



「三好様。流石にこれは」



『うむ。その内容が全てだ』



「お断りしても?」



『何か不満か?』



「これだけの報奨を戴けるのは嬉しいのですが、私は只、堺を守っている者でしかありません。この報奨を頂戴してしまいますと小さいながらも大名になってしまいます。大名になるのはちょっと」



『はっははは。堺殿。今、貴殿が巷ではどの様に呼ばれているか御存じか?』



「えっ?」



『周辺の領主や交易繋がりの領主から貴殿は【堺の守護大名】と呼ばれているのですよ』



「はいぃぃぃ」



日高はこれ迄知らなかったが全国の取引している商人等から、堺を束ねているのは会合衆ではなく木下日高という尾張国出身の男であり、堺の規模は大きく、守りは堅く。それを私兵だけで守っているという。私兵の数も其処らの豪族や領主より持っている等々。様々な情報が拡散され、最終的に堺の守護大名と言われてしまったのである。



『あと近々、京に要る将軍様にもご挨拶をしなければなりませぬぞ堺殿』



「しょ、将軍~。いやいやいや、私なんかが将軍様に挨拶など、無理ですよ。三好様」



『ついでですが。将軍、足利義晴様からも書状を戴いて来ております』



長慶は懐から書状を取り出し代読する。日高にはもう逃げ道は無くなっていた。



「将軍様からの要請でしたら断ることは出来ません。解りました。2か月後、お伺い致します。これで宜しいですか三好殿」


『はははは。結構ですぞ。堺殿。将軍様には我が主。晴元からも言っておきますゆえ。御待ちしておりますぞ』



その後、いろいろと話し合い、取引等も締結し長慶達は帰って行った。



その後は時間が経つのが早かった。


京都に行くという事で将軍家をはじめ、公家の方々にも贈り物を渡さなければならないと考えた日高は庫にある銭を引っ張りだし食糧や着物、飾り、銭等を大量に持っていく計画を立てる。その際、堺衆の人員を動員させて荷物の運搬と警護を行う。その為、京に向かう人員が総数五千人となってしまった。但し、そのうち二千五百は運搬要員であると幕府と長慶達にも伝える。その間ではあるが堺の守りには残り三千程残している。



そして、日高は京に向けて出発した。五千人という人数が列を作り歩き出す姿はまるで戦に向かっているようにも見えた。堺から京の道のりには見物客が集まっており、日高はこの中を堂々と行進した。摂津を抜け、山城に入る所で日高達は長慶達と合流する。そして京の都に入った後、将軍御所へと足を運んだ。


御所の広間では一番遠い場所で頭を下げてずっと待っていた時、遠くから足音が聞こえ、音が近付いて来るのがわかった。



『上様の御成りで御座います』



上段の襖が開けられ、広間に足音が響く。



『面を上げよ』


「はっ」


日高は少し頭を上げた。


「よいよい。もっと面を上げよ」


上段から再び声がしたので、日高は返事をした後、顔を上げる。



「御初に御目に掛かります。堺の長をしております。木下日高と申します。この度は将軍、義晴様にお会いでき、恐悦至極で御座います」



『うむ。そこもとの名は知っておる。齡10にて堺を束ね、先の戦で管領殿の軍に協力してくれたとな』



「有り難きお言葉で御座います」



この後、将軍義晴と半刻程話をし、将軍家に献上品を渡した日高は洛外の宿で体を休めた。次の日、公家の方々の屋敷を廻り挨拶と献上品を渡して再び宿に戻ると公家の使いの方が待っていた。話を聞くと摂関家の近衛稙家が来て欲しいとの事だった。日高は身支度を整え再度、近衛屋敷に向かった。





『おぉぉぉ。堺殿。お呼びして申し訳ない』



屋敷では稙家自ら出迎えてくれた。



「殿下。御呼びと伺いましたが」



『うむ。そこもとのその刀が気になってな』



稙家は日高が差している脇差を指す。



「これで御座いますか?」


日高は脇差を抜き、稙家に見せる。すると稙家は目を大きくさせて脇差を凝視した。



『これはどごで?』



「私の父が尾張の織田様に仕えていた際に京の尊き方から戴いたと聴いております。その時の書状も此方に」



日高は懐から書状を取り出し、稙家に渡す。書状を見た稙家は震えていた。


『堺殿。主はこの書状を見たのか?』



「いえ。見ておりませぬ」



『では、ご覧になるが良い』



植家から書状を受け取った日高は書状を読み始める。書状の中身は色々なことが書いてあった。



この書状を授けた木下弥右衛門殿には尾張の地にて我、鷹司兼輔並びに嫡子忠冬を賊から命を守って戴いた。その礼として鷹司家の刀を授けたことをここに記す。また木下弥右衛門の子孫が来た場合は鷹司の養子として迎える準備もある。その際は近衛卿に仲介を願い出るつもりだ。我々があの時、尾張にて命を落としていたならば孫達は産まれなかったかもしれない。それだけの大恩がある。鷹司家の命の恩人であるゆえこの書状は未来永劫、抹消はしない。私が鷹司家と尾張、中々村の木下家の繁栄を切に願う。


鷹司兼輔



と、簡単に説明するとこのように書かれていた。



「で、殿下。これは、その」



『行くしかあるまい』


書状を読み、放心していた日高の肩を稙家が掴み言い放つ。


『鷹司卿の屋敷に行くぞ。準備致せ。後、鷹司屋敷に使いを出して今から向かうと伝えよ』



稙家の指示により日高達は先程伺った鷹司屋敷に稙家と共に向かうこととなった。




鷹司家屋敷



『近衛卿。本日は如何なさいました』


『左様。関白殿らしくない』



鷹司屋敷にて鷹司兼輔、忠冬親子に近衛稙家が話をしていた。



『先ずは、これに見覚えはあるかな』


稙家は懐から脇差を取り出し二人の前に置く。その刀を見た瞬間、兼輔達は目を大きく見開き刀を持ち上げる。



『こ、近衛卿。これをどこで?』



『その様子だと覚えているみたいであるな』



『はい。この刀は我々が尾張で賊に襲われそれを助けてくれたとある武士に礼として渡したものです。近衛卿。どういうことですか?』



『今、この京に堺の長が来ているのは知っておるな』



『はい。何でも、若くして堺を束ね管領の細川殿の戦に協力し、堺の自治権を獲得したと専ら話題が出ていますからな。先程、私は直接会ってはいませぬが物資を献上していきました』



『その長の名は知っておるのか?』



『いえ、巷で堺殿としか』



『その堺殿は木下日高と言う者だ』



『き、木下。そ、それでは』



『うむ。襖を開けよ』



三人が会話している部屋の外で日高は頭を下げていた。そして突然、襖が開き中の三人が姿を表した。



この時。どのくらいの時間が経過しただろうか?日高は頭を床に付くところまで下げ、それを見ていた兼輔、忠冬は言葉を失い、ただ呆然とするしかない。だがそこでも稙家の助けが入る。



『日高殿。面を上げられよ』



「はっ、はい」



日高は言われたままに頭を上げる。日高の目には涙を溜めていた二人の親子が目の前にいた。



『そ、そなたが日高殿か?』



「はい。木下弥右衛門の子、日高と申します。鷹司様の御尊顔を拝謁出来ましたこと真に」



と、口上を述べている途中に鷹司親子は日高に寄り、顔を上げさせ、じっと見ていた。



『弥右衛門殿だ。間違いなく弥右衛門殿の子だ』


『忘れはせん。あの顔と目の形。弥右衛門殿にそっくりだ』


暫く、親子が日高を観ていると再び稙家が入ってきた。



『ゴホン。御二人とも、日高殿が困っているぞ。その辺にしときなさい』



二人はハッと我に帰る。



『す、すまぬな』



『こちらもすまぬ』



そして今度は部屋のなかで四人による話が始まった。



「亡き父より話は伺ってはおりましたが、まさか御摂家の鷹司様とは思いませんでした」



『ほほほほ。そうであろうな。あの時は気分を晴らしに尾張に行ったが。まさか賊に襲われるとは思わなんだ』



『その時。弥右衛門殿が助けてくれたお陰でこうして今も生きていますからな』



『して、書状にもあったが日高殿を養子とするのは真か?』



『はい。と言いたいところですが。生憎、嫡男が居ますのでそれは無理かと。ならば娘を嫁がせたいと思っております』



余談だが。鷹司忠冬は史実では子がいない。それがこの世では二人の子宝に恵まれている。




『娘と言うと、小梅殿を』



『はい。そう考えております。日高殿。それでよろしいか?』



「えっ?いや~。でも小梅様と私はまだ会っておりませぬし、私としては小梅様が嫌がる婚姻は余り」



『では、小梅を呼びましょう。これ。小梅を呼んできておくれ』


外にいた使いの人が離れていくのがわかる。



暫くして



『父上様。小梅で御座います。入っても宜しいですか?』


日高は直ぐ様、部屋の隅の方に下がり、頭を下げる。



『入りなさい』



『はい』



部屋に入ってきた少女はそれは美しい女性であった。戸の開け閉めも丁寧で頭を下げる仕草も可憐であった。



『御呼びと伺いましたが』



『うむ。今日は堺より荷物が来たのは知っているな』



『はい。皆、素晴らしい品々で私、とても興奮してしまいました』



『それは良かった。実は今、近衛卿とお主の婚姻の話をしていたのだ』



『婚姻で、ございますか?』



『うむ。小梅。お主、誰ぞ気になっている者は居るのか?』



父、忠冬の言葉で小梅は少し顔を朱く染める。


『よいよい。話してみなさい』



『では。私は先ほど、荷をくださいました。堺様に一目惚れ致しました』



ビクッ


その時、日高は頭を下げたままだが、凄く驚いていた。



『堺殿は元々、尾張の村から来た御仁。それでもいいのか?』



『私は、堺様に生涯を捧げたいと思っております』



『だ、そうですよ。堺殿』



『えっ?』



忠冬の言葉に驚いた小梅は忠冬の視線の先を見る。視線の先には頭を下げていた日高がいる。



『堺殿。もう頭を上げられよ』



「はっ、はい」



日高はゆっくりと頭を上げる。そして小梅の顔が目に入った。当の小梅は顔を先程より朱く染めていた。



「申し遅れました。堺衆の長を務めております。木下日高と申します」


『鷹司、こ、小梅と申します。此方こそ、挨拶が遅れて申し訳ありません』



「忠冬様。小梅様のお気持ち。しかと解りました。此から、宜しくお願いします」



『委細承知した。では近衛卿、父上。後は若い二人に任せて、別室で話しましょう』



『そうだの~。そうしまひょっ』



『堺殿。娘を頼んだよ』



大人の三人は颯爽と部屋を出ていった。そして部屋には日高と小梅が残る。



「(すげ~気まずい)」



『(私が、堺様と婚姻)』



「あの~。小梅様?」



『ひゃぁ。ひぁい。な、なんで御座いましょう』



「ここだと重いので、外を歩きながら話しませんか?」



『は、はい。そうですね。わかりました』


日高と小梅は庭園を歩きながら話をする。



「まさか、小梅様が私に惚れるなど思いませんでした」



『わ、私も。今まで日高様のような年頃の方は何人も見ていますが一目惚れしてしまうとは』



「嬉しい限りです。しかし、私は云わば百姓上がりです。それでも宜しいので?」



『確かに身分の差はあります。でも、今は領主様ですよね』



「まぁ。成りたくて成った訳ではないですがね」



『いえ、成るべくして成ったのです。そうでなければ、尾張に帰ってたはずです』



「まぁ。そうですね」



『日高様』


小梅は日高の背後から抱きつく。



「な、なんでしょう」



『私を置いていかないでください』



小梅の言葉を聞いた日高はこれまでになく顔を朱くする。



「私で、良ければ。小梅様を命を懸けて御守りしましょう」



この日、木下日高と鷹司小梅は結ばれた。


婚姻にあたり日高は鷹司家に婿養子として入ると同時に元服し鷹司秀高と名乗る事となる。そして従五位下、右近衛権少将の官位も授けられた。



その後、秀高は兼輔、忠冬と話し合い。祝言は互いに16に成ってから、その間は堺で同棲して生活をする。等々、色々と纏めた。



そして何だかんだとやってる内(朝廷への挨拶と帝への挨拶)に半年程経過してしまい秀高は漸く、堺に帰る事が出来るようになった。


秀高の連れてきた護衛の兵士や運搬員はこの日まで、京の治安維持と復興援助、炊き出し等を行い半年という月日で京の街並みは変化した。



そんな変化をもたらした秀高達に京の人々は感謝をし街道には沢山の観衆が集まっていた。その真ん中を堂々と、来たときと同じように行進する秀高。そしてその後ろには小梅の乗った輿が連なる。



それから、数日後。秀高達は無事、堺に帰って来たのであった。




誤字、脱字等がありましたら。報告願います。


出来るだけ早く修正致します。


宜しくお願いします。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 視点が面白かったです。 [気になる点] 尾張の家族はいつよぶんのかなぁ~と家族思いなのでこれからの展開かなぁなどと思ってしまった。 短い外伝でもいいので実現して欲しいと思います [一言]…
[一言]  鷹司になるのもちょっと無理があると思うが、 それよりも、京の町に兵2,500は無理だろう。 信長が、本能寺で打たれた時の兵力は千も無かったと 記憶している。  たかが、堺の長が、100以上…
[良い点] 面白いです。更新楽しみにしてます。 [気になる点] 堺城塞、見てみたいてますね。 堺でわりと年月経ってますけど、親族は呼び寄せないので?
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