表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
陸上部員とジャージの雷神  作者: 鈴音さとり
3/7

三話「家族」

今回は、ほのぼの全開の回になっちゃいました(笑)

三話「家族」

土地神暴走事件後、学校に救急車が来て土地神に取り込まれた生徒達は病院に運ばれた。 建御雷が言うには生命エネルギー?のようなものが土地神に吸収され疲労で意識がない、とのことだ。しっかり休めば治るらしい、本当によかったよ。それから私と建御雷は家へと向かった。

「ただいま~かえったぞーい」

「おねぇお帰り!!なんか学校のほうで爆発があったって電話来たんだけど大丈夫だったの!?・・って」

私の心配をしてくれているこの子は妹の絶風 天香(たちかぜ てんか)中学2年生、家事全般が得意で料理もできる。わけあって私たちの母親は現在いないので天香が家族の支えとなっている。おねぇちゃん家事が苦手でいつもまかせちゃってごめんね・・ってそんなことより

「のじゃ?」

「おねぇ、その子なに?もしかして・・・誘拐しちゃったの?」

「ちぃがぁいますぅぅ~!おねーちゃん誘拐なんてしてませぇん~」

「あ、もしもし警察ですか?」

「ちょっと!!ごめん本当にマジで誘拐じゃないから!!電話待って!!」

「じゃあどうしたの?その子、金髪だし日本人じゃないよね?」

やっば、そういえば建御雷のことなんて説明しよう。うーん、ここは無難に・・

「この子は、友達の妹なんだけど、その友達の家族が母国で事件に巻き込まれちゃったみたいで・・・妹ちゃんは連れていけないから私が預かるって約束したんだ。急なんだけどごめんね。」

「そうだったんだ、それは心配だね・・わかったよ!!私も協力するよ!!」

「ありがとう、天香。」

「先にお風呂入ってきなよ、ご飯は用意してあるからね!」

「うん、わかった」

ふぃ~なんとかごまかせたぜ。さて、これからどうするか考えないとな。とりあえずお風呂入るって、え?建御雷と?お風呂に入っていいの?・・・まぁまぁまぁ!!しょうがないよね!状況が状況だしねっうん。しっかりと洗ってあげないとな~

「じゃあ、行こうか。」

「湯浴みか?うむ!行こう!わしは湯浴みが好きじゃ!」


かこーん


えーどうも、輪音です。私は今幼女姿の神様と入浴しております。きれいな金髪のサラサラヘアーにすべすべ肌うーんグッジョブですぞ。だけどね、一つおかしなことが起きてるのね。なにかって建御雷の大事な部分が不自然な湯気によって見えないの!!なんで?どうして?神様だからか?!そうなのか?!そんな設定ありなのかよ!!

「建御雷、頭洗ってあげるからおいで~」

「うむ!よろしく頼むぞ!」

ふっふー!!ようやくこの金髪サラサラヘアーに触れるぜ!!まずはシャワーで髪の毛を濡らしていきまーす。そして、手のひらにシャンプーを少量取り洗っていく。

「はーい、おめめ閉じててくださいねー」

「わかったのじゃ。」

そして、頭の上からシャワーのお湯をかけシャンプーを落としていく。最後にトリートメントをして仕上げだ。

「うむ、主は頭を洗うのが上手じゃな。」

「まぁ、妹とはよく一緒にお風呂入ってるしね。洗ってあげるのには慣れてるよ。あ、そういえば私の名前まだ言ってなかったね。わたしは絶風輪音、妹は天香っていうんだ。これからよろしくね!」

「うむ、よろしく頼むぞ!輪音!」

そして、身体を洗ってお風呂から出て食卓へ向かった。


「はーい、今日はハンバーグにしてみました~デミグラスソースをお好みでかけて食べてね!」

そこには鉄板の上でじゅうじゅうといい音を出しているハンバーグに色とりどりのサラダ、炊き立てのご飯に玉ねぎたっぷりのコンソメスープが用意されていた。

「ん~いいにおい!やっぱり天香は料理上手だね~おねぇちゃんはうれしいです!」

「そんな、大げさだよ。えーっとその子の名前まだ聞いてなかったね。」

あ、やっべ~建御雷の名前どーしよえーと、えーーっと

「ミカ!この子はミカっていうの!ねっそうだよね!ミカちゃん!」

「な・・・」

「な?」

「なんじゃ!!この食べ物わぁぁぁぁああ!!!こんなの見たことないぞ!!それにいい香りじゃ!!早くッ!!早く食べようぞ!!」

「あーうんそうだね。食べようか」

めっちゃ目がキラキラしとるやん、おーいよだれ出てるぞー。神様は普段なにを食べているんだ?

「はーい、じゃあ食べよっか。いただきまーす」

「いただきまーす!!」

「いただくのじゃぁぁああ!!!」


なんていうか、女児がご飯を食べてる姿ってなんでこんなに癒されるんだろう。おねーさん幸せだー

「ミカちゃん、口にソースついてるぞ~、拭いてあげるね~」

「ふむ、ふぉあふぉふもおう」

「はーい、食べながらしゃべらないようにね~ちゃんと飲み込んでからね~」

ふきふき、ふふふ、かわいいなぁ。子育てってこんな感じなのかなぁ。

「じーーーーーー」

「あの~天香さん?なんでしょうか?」

「おねぇ、目が犯罪者、危険。」

「なんでよ!!そんな目しとらんわ!!失礼な!!・・・いや、ほんとよ?」

「ふーん、そういえばミカちゃんはいつまでいるの?」

「うん、友達からはいつまでとかは聞いてなくて。落ち着いたら連絡がくるかも。」

「まぁ、私は全然いいけどね!可愛い妹が出来たみたいでうれしいし!」

「そっか、本当にありがとう。」


これから先どんなことが起こるんだろう。まぁ、不安はあるけどなんとかなるでしょ!多分!建御雷にも聞きたい事いろいろあるしね。今はこの幸せな時間を堪能しよう。





はーい、あとがきです。次回土地神の話とか輪音の話とか詳しいこと書きます(今回なかなか輪音の部屋まで行けなかった・・・)でわまた次回~ノシ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ