これは一人の話
初めまして。
このエッセイを読もうと開いた方は、エタってしまった経験者か、もしくはエタるのが嫌で自分を鼓舞する方か、本当にエタりそうになってしまっている方か。
どれにしても、自分で考えた最高のストーリーを、最後までたくさんの方に読んでもらいたい!!
そう思うことが普通ですよね。
ですが、現実は甘くありません。
いくら更新しても増えないアクセス数。
SNSで宣伝しても、読まれる確率は少ない。
タイトルやあらすじを変え、下手をすれば途中で路線変更をしてしまう作者様もいらっしゃいます。
なろうは、謂わば異世界転生や転移、ハーレムやチート、悪役令嬢、最近ではおっさんキャラや老人キャラ、人外が流行りでありますよね。
その流行りを少しでも外れてしまうと、ランキングに載るどころかブックマークすらしてもらえない。そんな厳しい現状です。
しかしながら、エッセイを書く私自身「おっさんキャラ」というキーワード以外流行りには一切乗らず、硬派で血みどろでアンダーグラウンドをメインとした処女作を完結させました。
ランキング入りも果たし、レビューすら貰うことが難しいなろうで、10件も頂いたのです。
最初の1ヶ月間はアクセス数が1日に5~10。
更新した日は多くても10~30程度でした。
この更新した日のアクセス数も、何度宣伝したか覚えていません。それくらい宣伝しまくりました。
ブックマークは3人。
評価ポイントだけは満点の10点。
感想0。レビューなんて夢。
伸び悩んでいましたね。
やはり新人ではこの程度が限界だと悟りました。同じ頃に投稿し始めた方は、1日に5000ものアクセス数を叩き出しており、もう心はズタボロの雑巾です。
何故あの人はこんなにも人気なのか?
──こりゃ駄目だ。練り直すべきか?
やはり流行りを取り入れないといけないのか?
展開が遅いのか、キャラに好感が持てない?
性癖を詰めすぎることは駄目なのか?
色々考えましたよ。
あらすじ、タイトル、イラスト、宣伝文句。
それでもずっと、ずーっとアクセス数は伸び悩んでいたのです。