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ステータス確認

優の質問が終わると高校生達は国王が言った宰相の前に並んだ。


=======================

白鳥優 18歳 人族人間種(異世界人) 男


レベル  1

体力   350/350

魔力   500/500

武力   300/300

俊敏   300/300

魔耐   500


スキル  無魔法LvⅠ、火魔法LvⅠ、水魔法LvⅠ、風魔法LvⅠ、土魔法LvⅠ、雷魔法LvⅠ、氷魔法LvⅠ、聖魔法LvⅠアイテムボックス、鑑定Lv-、隠蔽Lv-、言語理解 

称号   勇者

=======================


=======================

藤堂 正義 18歳 人族人間種(異世界人) 男


レベル  1

体力   500/500

魔力   350/350

武力   450

俊敏   400

魔耐   300


スキル  剣術LvⅥ、無魔法LvⅢ、聖魔法LvⅠ、鑑定Lv-、隠蔽Lv-、アイテムボックス、言語理解

称号   勇者

=======================


「国王様、二人続けて勇者の称号を持つ者がいます。一人は魔法適性が闇以外の()()()でもう一人はまだレベルlでありながら剣術がLvⅥでございます」

「なる程、ではラモンド宝物庫に聖剣を取りに行け。宰相はそのままステータスの確認を続けよ」

「ハッ、分かりました。ライヤ様」

「分かりました。国王様」


その後、雄吾と空の予想通り菜乃花は槍術と火、水、風、聖魔法があり中衛として戦えそうなスキルがあり、桜には歌唱スキルと主に回復として使われる水魔法がスキルLvⅤであった。そうして高校生達が順番にステータスを宰相に見せる中、雄吾と空は小声で話し合っていた。


「ユーゴ、他の奴らのステータスを鑑定した感じ俺らのステータスをそのままで良いと思うか?」

「うーん‥‥‥。体力とか数値はそのままで良いと思うがいくつかのスキルと使える魔法のいくつかは隠したりした方がが良いと思うな」

「‥‥‥そうだな。俺のスキルであれば取り敢えず聖魔法を光魔法に変えればいいか‥‥‥」

「そうだな。聖属性は優と正義、それと桜さんと菜乃花さんの四人の他は今のところ全員、光魔法だしな」

「ユーゴお前の方は邪魔法を闇魔法にせず隠した方がいいぞ」

「うん?まぁー、闇魔法使える奴いないしな。でもこの邪魔法と闇魔法って関係あるのか?」

「知らないのか?邪魔法は闇魔法の上位互換だぞ」

「‥‥‥もしかして前世で魔族と戦ってるときにたまに光魔法でも上位互換の聖魔法でも防げなかった魔法攻撃か?」

「あぁー、それだ。あっ、もう一人で俺らの番だから後で話すか」

「そうだな」


そう言い二人は自分たちの番まであと一人になり会話を止めた。そして自分たちの前に並んでいた漆畑(うるしばた)一輝(いつき)が自身のステータスをへーザーに確認させた。


「こ、これは」

「どうした?へーザーよ」


へーザーは一輝のステータスを見て驚き、それを見た国王ライヤはへーザーに尋ねる。


「ほ、他の方々と比べてですが、この方のステータスの数値はあまり高く有りません。それにこの者には無魔法以外には、役立つスキルがありません」

「‥‥‥そうか。‥‥‥まー、良い異世界人であることには変わりないのだから鍛えれば使えるようになるであろう」

「‥‥‥分かりました」


国王ライヤの言葉を聞いたへーザーは一輝のステータスも他の高校生達と同じように確認をとり、一輝を下がらせた。だが一輝は何故かステータスを表示させたまま戻っていったため、雄吾と空はそのステータスを見てしまった。


=======================

漆畑 一輝 17歳 人族人間種(異世界人) 男


レベル  1

体力   50

魔力   100

武力   75

俊敏   50

魔耐   100


スキル  無魔法LvⅠ、言語理解    

=======================


「一輝、ステータス表示したままになってるぞ」

「わ、分かってる‥‥‥」


雄吾と空の横を通り過ぎるとき空はそう声を掛けるが一輝はそう返事をするも、表示したまま確認を終えた後の高校生たちの方に向かい一輝のステータスを見た拓也は絡み始めた。


「弱すぎだろ。まぁー当たり前か。お前いつもラノベを読んでるオタクだしな」

「‥‥‥」

「ふんっ。まぁー、言い返すこともできなくて当然か。何もできない雑魚だもんなお前は」


そう言い拓也は一輝を馬鹿にし、利一も自身が年下であるにも関わらず馬鹿にし始めた。そして杏奈と詩穂は馬鹿にするような言葉こそ出さないが蔑んだような目で一輝を見つめた。それを見た雄吾と空は少し違和感を覚えた。いつもであれば雄吾か空などが一輝に声をかけるまで俯いて我慢しているように見えていた。だが何故か今回はそんな風には見えなかった。


「拓也君、一輝君をイジメるのはやめてください。生徒会長としてそれを見過ごすわけにはいきません」

「拓也、俺も見過ごせねぇぞ。それからお前、利一って言ったか。一輝の方が年上なんだから敬語ぐらい使え」

「チッ‥‥‥わかったよ」

「‥‥‥わかりましたよ。センパイ」


優と正義に注意され、拓也と利一は馬鹿にするような発言は止めた。


「一輝君、大丈夫?」

「あ、ありがとう。な、菜乃花さん。でも大丈‥‥‥‥‥‥‥‥‥公だから」

「えっ?大丈夫の後なんて言ったの?」


一輝が声を小さくしていったことで菜乃花は一輝の言葉が聞こえず、何と言ったか尋ねるが一輝は何にも言ってないと首を振りながら答えた。その菜乃花に親切にされる一輝の姿を見た正義と拓也は一輝を睨みつけた。

その騒ぎの後、雄吾と空は宰相にいくつかのスキルを偽装スキルで隠したステータスを見せた。その後、菜乃花や桜にステータスはどうだった聞かれ宰相に見せたのと同じステータスを見せて待っていると、自分たちが入ってきた扉が開き剣を大事そうに両手で持ったラモンドが入ってきた。高校生たちの隣で立ち止まった。


「ライヤ様、聖剣をお持ちしました」

「うむ、それをセイギに渡せ」


ラモンドが国王に言われ持ってきたのは雄吾と空の予想通り、雄吾がライヤに殺された際に奪われた物だった。

ラモンドは国王に言われるがまま正義に渡そうとしたとき聖剣が強い光を放ち全員が目を覆った。

その時、雄吾と空は聖剣から抜け出た光の玉が雄吾の中に入っていくのを目にした。


「何だ?今の光は」


正義は光が消えると誰に聞くでも無くそう尋ねた。


「恐らくセイギが聖剣に認められたからだろう。前勇者が前国王から聖剣を受け取る際に光ったのを余は見たからな。セイギが受け取る際の方が強く光っていたから、おそらく前勇者よりも認められているということだろう」


正義の疑問にラモンドが答えた。そしてそれを聞いた正義は緊張しながら聖剣を受け取った。

正義が聖剣を受け取ると光の粒となり、その光の粒は正義の中に入っていった。それと同時に正義のスキルに聖剣召喚が追加された。


その後、今日は時間も遅いということで謁見は終了し、大広間で豪華な食事と風呂にも入ると各自与えられた部屋に入って行った。


神との交信(0:20:55)

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