表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

第2話 なにかが変わってる。

頭が状況においついていない。一体どうなってるんだよ。よし、とりあえず。今まで起こったことを整理してみよう。


俺、いつも通り学校に行き帰ってきた→家に帰って『オレカノ!』をみていた→みてる途中にTVがおかしくなった→彩火ちゃんがTVからでてきた。



いや、わかんねーだろ!!

起きたことがビックすぎて意味わかんねーよ!

「あの〜」

俺は状況の把握や頭の混乱で周りがみえていなかったが声をかけられて意識はその声の主へとうつった。

「あなたはだれですか?」

「お、お、おれは清水 幹彦!高校1年生だ!」

緊張のあまり声がいつも以上に大きくなってしまった。だめだ、このままだと会話が成立しないちょっとやばいやつみたいな認識になってしまう!落ち着け俺、冷静になるんだ。

俺は人の文字を手に10回ほど書いた。

「え、えっと、君は月見里 彩火ちゃんだよね?」

「え!?なんで知ってるんですか?」

しまった。そうだよ、見も知らずの人が自分の名前を知ってたらびっくりする、というか怖くなるのは当たり前だ。ここはちゃんと説明しないと。

「えっと、まず君は俺のみてるアニメにでてくるキャラクターなんだよ。なんでかわからないけど君はこのTVからでてきた。俺が今わかってるのはそれだけなんだ。」

「ごめんなさい。わたし、名前以外何も覚えていないんです。」

「そっか、そういうことなの.........か?」

今、なんていった?何も覚えてないだと?

「えーーーーーーーーー!?」


じゃあ出てきた原因も分からずにこの後俺はどうしたらいいんだよ!

そうだ!『オレカノ!』をみてもらえば何か思い出すかも!

「彩火ち、月見里さん。今からその君がでてるアニメってやつをみせるからもしかしたら何か思い出すかもしれないから何か思い出したからいってね」

「わかりました。」

そういって俺はTVの電源をつけて、録画していた『オレカノ!』をみようとする.......................................................................................あれ?ないぞ?


俺は録画番組一覧の端から端までみた。だが、そこに『オレカノ!』は1話もなかった。

「どういうことだ!?さっきまでみてたのに!」

彩火ちゃんがでてきた後に録画していた『オレカノ!』が消えた。

まさか!俺はそう思って後ろを振り向いた。



そこには『オレカノ!』のグッズは一つもなかった......







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ