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コミュ障と大学生活  作者: 片嶋 耕也
1/5

プロローグ

 

大学生活は「モラトリアム」である。モラトリアムとは、社会人になるための大事な準備期間とされているが、俺はモラトリウムを大人になる猶予期間だと思っている。

 大学生活は、小・中・高とは違い規則などが少なり、親からの干渉が減る。親からの干渉が減ることはこのうえなく幸福である。しかし大学生活では「コミュ力」がないと生きてはいけない。大学はクラスごとの授業はほとんどないので、今までのようには友達を作れない。大学生活で求められるコミュ力とは、その場のノリ、フィーリングと積極性である。

  

 コミュ力がなければ、生きていくことができない。

「そう、コミュ障にとって大学生活とは、ある意味地獄なのである」

 俺はそんな世界で「コミュ障」と友達になる。

 

                   始まり 

某総合大学のある教室

 いつもとおなじように、俺は教室の最後列にいる桜木の横に座り

「おはよう」

 「・・・・」

 下向いて音楽聞いてる。この状態のこいつに話しかけても無視される。ゆえに俺はこいつを軽くたたく。

 「なんだよ」

 「おはよう」

 「いきなり、叩くなよ」

 ようやく、顔を上げた。前髪が長いせいで素顔はわからない、それに、桜木は『誰とも』目を合わせようとしない。初めて桜木を見ると近寄らないほうがいいと感じる。しかし桜木は俺よりも成績は優秀で、スポーツも中の上レベルであり、なかなか金持ちだ。以外に高スペックなのである。

 

 桜木は授業が始まれば真面目に受けるが、つまらない授業だとアニメをスマートフォンで見ている。周りの目を気にしないのも特徴だ。

 いや、全く気にしていない、今だってイヤホンからがんがん音が漏れている。今まで何度か音漏れてしていると言ったけど結局直さなかった。ほかにも色々とあるが、まあ見ていて全然飽きなし、桜木といるといつもわらっていられる。初めて出会ったときも俺はわらっていた。 

               

                   


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