第一話
ギャー君は猿だが話せる猿だ。 なじおが飼っていて、何時も一緒にいる。 「お腹空いたなじ」なじおは10才女の子だ。
家族はパパオとママオとおねなじ(12才)の4人家族で、海の近くに住んでいる。ギャー君はパパオがクリスマスに、なじおにプレゼントした...... それ以来日本語を教え続けて,今では立派に話せる様になって、家族の一員だ。 ママオは怒りっぽいが、ギャー君が喋るとママオも怒らなくなり笑い出す。ギャー君は男の子でやたらとチンチンがデカい。猿だから洋服を着ていないので、ついついそこに目がいってしまう。 しかもギャー君はどことなくパパオに似ているから、ママオもチビパパオだと思い笑い出す....ギャー君は朝が弱いからなかなか起きて来ない、ママオやパパオ、おねなじが起きろと言ってもびくともしない,,,,,,, でもなじおが
「ギャー朝ご飯なじ、起きろなじ」 と言うと起きて来るから不思議だ。ギャー君は眠そうな顔をして目をこすりながら起きて来た。 朝ご飯はバナナ、美味しそうにたべる。なじおはご飯好きだが、おねなじはパンが好き、ママオも両方作るから大変だ。「行ってきまーす…」 みんなが出かけ、ギャー君はなじおの部屋で帰ってくるのを待つ....... 今日は何時もよりなじおの帰りが遅い、ギャー君は心配になって
「なじおはまだかギャー〜」とママオに聞くと
「今日は部活があるから遅いわよ‥」ギャー君はションボリして、玄関に座り込んだ。ピンポーン....... 「なじおだギャー…」 急いで鍵を開けると、先に帰ってきたのは、おねなじだった。 「オォ....ギャーどうした?」 「なじおがまだギャー…」
「もう直ぐ帰って来るよ」おねなじはギャーの頭を撫でた。それから30分位経って、
「ピンポーンピンポーンピンポーン」 この鳴らしかたはなじおだ........ ギャー君は笑顔でドアを開ける。 「ただいまなじ......」 「おかえりーギャー…」 「お帰りなさい…」ギャーが首を長くして、ずーっと待っていたわよ‥
「ギャーゴメン…ゴメン部活だったから」 なじおとギャーは仲良くおやつのクッキーを食べて楽しそうに話をしている....... 「ギャー、今日はお風呂入るぞなじ」 ギャーはお風呂が嫌いだから、たまになじおが強引にシャワーをさせるのだ。「ギャー…ギャー」ギャー君は横にブルブル首を振る。 「ママオに言うぞなじ.....ご飯無しになるなじ」 それでもギャー君は目に涙を浮かべて嫌がっている。 なじおは涙に弱い
「わかったわかったなじタオルで拭くだけなじ」ギャーはニッコリと笑い、なじおにチュウを何度もした。