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地球に異形出現 幼女神あわてる  作者: SUGISHITA Shinya


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067 ルーシーの祝いの会までのあれこれ

 朝は砂漠で朝食。砂漠からイヅル国の入り口に転移、森の中を走って森を抜ける関所まで走る。


 関所の手前でお狐さんが合流、関所はお辞儀をされて通過。のんびりしたイヅル国をお狐さんを先頭に歩いて進む。時々お狐さんの社の境内に入って転移しながら、お昼前にトウケイのお狐さんの社に到着。神職さんにお辞儀をされて、大君の屋敷へ。


 タロー大君、コトヒメさん夫妻、コマチさん、コジローちゃんが迎えに出てくれた。


 食事は稲荷神社組は大喜びだ。味噌汁、味噌汁とか言っている。お狐さんが嬉しそうだ。

 ルーシーには舞が箸の使い方を教えている。


 食事が終わって、また来るねと言って次は、エレーネさんのところ。女王、兵隊たちのササゲー トオーを見て、お茶を飲んで、スパエチゼンヤへ。忙しかった。


 次は馬車に乗って、王都へ。城門を入ってハミルトン公爵の屋敷へ。

 公爵と孫のカイル君、ウォーレン執事長、バーサ侍女長が迎えてくれる。お茶して庭でみんなで剣の稽古。なかなか面白かった。


 夕食はもちろん王宮。

 ハミルトン家のウォーレン執事長が王宮に出向き、トラヴィス宰相に賓客が夕食を王宮で所望と申し出る。宰相は難色を示したが、ドラちゃんとドラニちゃんが頼みに壁から入って来ると言ったらすぐ諦めた。


 孤児院などを見学して夕食を王宮でいただいて、スパエチゼンヤで宿泊。


 翌日は神国に転移。みんなのパーティー用の服の試着会。

 俺もかと塩井阿闍梨。

 そうですとオリメさん。羽織袴を用意してあった。さすが。

 阿闍梨も大満足であった。


 ルーシーはローブ・デコルテ。今回は肩の痣がなくなったのを見てもらうからちょうどいい。手袋も作ってあった。靴ももちろん作ってある。下着から全てだ。


 ヴィーラントが作ったティアラを差し出す。ダイヤモンドがキラキラだ。

 ガラス玉ですよとヴィーラントが笑っている。


「恥ずかしい」とルーシー。

「大丈夫、大丈夫、私たちも同じだから」

 宗形と舞だ。


 ローブ・デコルテではあるが宗形は歌劇団の男役のスター、舞がお姫役のスターか。


 江梨子、円、大井、勝婆さん、稲本利夫、和子夫妻は和服だ。みんな作ってもらったようだ。

 小物も含めて作ってあった。

 龍愛が不壊の属性をつけた。体型が変わらない連中だからいつまでも着られる。


 神国を見てもらって、泉の広場で昼食と称した宴会。もちろん、メーメーたちもやってくる。黒龍と黄龍はメーメー、コッコ、ピョンたちと遊んでいる。


 服は各人のバングルに収納。僕が渡した収納袋は回収した。宗形さんのホルスターバッグはそのままだ。


 では送っていこう。ルーシーは伯爵邸へ。ほかは山城稲荷神社へ。


 龍愛の教育が終わってやることが無くなったので僕とアカ、龍姫、龍華、龍愛は退学。退学では変だから転校したふり。


 龍愛は僕とアカ、ドラちゃん、ドラニちゃんに抱きついてくる。

「よくやった。もう大丈夫だよ。あとは眷属を大事にしてみんなでこの星を守っていけばいい。何かあったら呼ぶんだよ。ルーシーのパーティーでまた会おうね」

「うん」

 僕らはみんなに別れを告げて神国に転移。


 あれ、龍愛の家はどこにあるんだろう。雲の上か。わからん。稲本さんのところに住むみたいだな。孫のようなものか。不登校か。まあ役所は誤魔化すのだろう。


 ジェナが抱きついてくる。ドラちゃんもドラニちゃんも抱きついてくる。お狐さんも来る。みんな寂しかったようだ。パーティーまで神国にいてみんなと遊ぼう。


 パーティーの案内状は龍愛が持ってきてくれた。場所はハント伯爵のお城。ルーシーがいる館はルーシーのために建てたこぢんまりした館で、本拠地はお城らしい。


 呪いが解けた祝いを一堂に集い行いたいとのことだから急いで開催にしたらしい。誕生日から数えて10日後だ。


 出席者は、僕とアカ、アーダ、龍愛、舞、ドラちゃん、ドラニちゃん、宗形でいいか。

 城なら馬車で行こう。馬車はもちろん世界樹とクラウン・ティアラ入りの紋章の馬車だ。


 続いて巨樹のマークの馬車には、オリメさん、アヤメさん、ヴィーラント、ユリアーナ、ローザリンデが乗る。


 先頭のティランママが乗るバトルホースには観察ちゃんが乗り道案内。二百人衆4騎、4頭立馬車2台。二百人衆4騎、殿はティランサンの順でいいか。

 騎乗と御者の格好はもちろんいつぞや作った実戦向き、サーベル付き儀仗兵だ。


 当日、まずは舞と宗形を神社で拾って、僕の馬車に乗せロンドンに転移。ロンドンの街中を走ってみる。


 騎馬警察が来たけど、この間のようには追ってこない。パトカーも白バイも見えるが誰も近づかない。粛々とロンドンの街中を走る。信号はいつも進行方向は青。


 ロンドン警視庁の総監室。

 馬車がロンドンを走っていると報告があった。どうもこの間の暴走馬が引いているようだと報告があった。


 苦虫を噛み潰したような顔をした警視総監。

「違反はあるか?」

「いや、今度は大人しく走っており、ありません」


「馬車はどんな馬車だ」

「それが紋章らしいものが入った王侯貴族の乗るような馬車が2台。車列は、先頭に体格のよい将校らしい女性があたりを払うような威厳で、車も傍にどいてしまって、次に4騎、4頭立王侯貴族用馬車2台、また4騎、殿はこれも体格が良い男がつとめています。車列に隙がなく、パトカーも白バイも見ているだけです」


「なんだと。どこかの国の王族から何か届出があるか」

「ありません」


「どこに向かっている」

「郊外に向かっています。おそらくスコットランド方面かと」

 悪い予感がする警視総監。苦虫はカメムシだったようだ。顔が歪む。


 街中を抜けたから、スピードを出そう。車を追い抜く。どのくらい出ているかね。スピードメーターがないから知らない。


 やっと白バイとパトカーがやる気を出した。サイレンを鳴らして追ってくる。バトルホースもやる気を出してしまった。ぶっちぎる。


 総監室。悪い予感は当たる。

 白バイとパトカーを馬車列がぶっちぎる、完全なスピード違反である。しかし、あり得ないし、王侯貴族の馬車だ。どうしたらいいのか。悩む警視総監。


 そのうち霧の中に突っ込んで見えなくなったと報告があって、ほっとした総監である。

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