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地球に異形出現 幼女神あわてる  作者: SUGISHITA Shinya


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033 舞 VRを使う & 中間テスト

 今日も忙しかった。家に帰ろう。


 家に帰ってアカが舞さんに声をかけにいった。まだVRヘッドセットをつけていたそうだ。

 2階から興奮して降りて来た。


「神さん、すごい。英国の貴族の娘さんと友達になった。少し病気みたいで学校に行っていない。だから毎日会えるみたい。また明日会おうと約束した。VRは?」

「貸すよ。持って行っていい。やり過ぎないようにね。英語はどうだった?」

「初めは、日本語を思い浮かべて英語にしていましたが、最後の方は英語が最初に出てくるようになりました。発音は聞きやすかったです」

「必要は言語の母といいますから。必要がないと喋れません」

 誰の言葉だ。僕が言った。

「本当にそうですね。英語だけの環境ではじめて英語が最初に出てくるのでしょう」

「文法を学んでおり、語彙も豊富ですから、あとは文法は意識の底に沈めて使うだけです」


 ドラちゃん、ドラニちゃん、龍愛、黒龍、黄龍、アーダが戻って来た。


 アーダは、舞さんがいるのでサッと僕の服の中のアーダの部屋に入った。実は収納の一部にアーダの部屋が作ってある。窓付きだ。アーダは僕とアカの収納には入れておけるが、収納すると言うとうるさいので、あくまでもアーダの部屋。


「あれ、今、何かいた?」

「いや」

「見間違いかなあ。ティンカーベルみたいなのが飛んでいた」

「VRの影響かなあ」

 アーダは部屋の中で「アーダだもん」と言っている。


「少し運動しましょう」

 神社の境内に出て舞さんに木刀を渡す。

「今日は体を動かさなかったから木刀でも振って体を動かしましょう」

 アカが木刀の持ち方を舞に教えてくれた。


「はい。振ってみましょう」

 素振りをしていると、ドラちゃん、ドラニちゃん、龍愛の三人が出て来た。もちろん、黒龍、黄龍も一緒だ。ドラちゃん、ドラニちゃんは自分の棒、龍愛は親神様さまから木刀をもらったらしい。過保護だ。


 ドラちゃん、ドラニちゃんが龍愛に振り方を教えている。

 ドラちゃん、ドラニちゃんの教え方がいいのか楽しそうだ。しばらく振ったら今日は終わり。舞さんの木刀は預かった。


 翌日は月曜日だ。

 朝練は、どこに行っているのかわからないがドラちゃん、ドラニちゃん、龍愛、黒龍、黄龍で出かけた。朝食までには帰ってくるからいいけど。

 龍愛は学校の授業はもう余裕だ。


 中間テストなるものは今日だ。

 成績はどうするか。全部回答、正解するか。あまりパーフェクトでもおかしいか。問題数の9割に回答して全部正解にしよう。問題の難易度があるか。難しい問題に9割正解では出来過ぎか。ううん。適当に調整しよう。アカ、ドラちゃん、ドラニちゃんは僕と同じで適当にやってもらおう。


 龍愛は適当が難しいかもしれない。満点でもいいか。それもおかしいか。龍愛は一問未回答、残り正解にしよう。それなら悩まず簡単だ。

 みんなに頼んだ。


 僕とアカの音楽は楽器を弾いても歌ってもいいと言っていたな。楽器を持って行くか。アカは琴、僕は龍笛。作った。


 ペーパーテストは調整に気を使ったがまずまずだろう。


 音楽のテスト。

 僕とアカで楽器の演奏。

 アカが琴を弾き出して僕が龍笛で合わせる。琴の音色と龍笛の音色が絡み合って天に昇って行く。周りに静々と金色の粒が降ってくる。人はキャパシティ越えだから、意識はない。


 龍愛の親神さんや他の星々の神々が集まって聴いている。一曲終わったら神々からアンコール、アンコールが湧き上がった。


 もう一曲演奏した。大喝采を浴びた。いつでも来てくれと言われた。神様の星の位置がわかった。お礼ももらった。お礼は怖くて確認してないけど。

 善い哉、善い哉と言って神々が帰って行った。


 ハッと気がついた音楽教師と同級生。

「人が演奏したとは思えない音楽につつまれ至福の時を過ごせた。満点以上だ。ありがとう」

 同級生からも盛大な拍手をもらった。


 僕とアカの中間テストは3日間かかった。小学校は授業の中でやった。

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