こめられたゲン担ぎ~なぜ中国系キャラは「アル」なのか~
ドジョウは何度目でも狙います。
「ひどいアル」「ちょっと待つアル」……
この台詞を読むだけで、発言者は中国系キャラとだいたい予想がつきます。
さて、源流を辿るのは無理なので、私なりに「中国系キャラ=アル」の方程式が何故成り立ったのかを考えていてみました。
まず、中国で「1、2、3、4」は「イー、アル、サン、スー」と読みます。他三つは日本語の語呂として受け止められますが「アル」は異質です。
しかしここで疑問が。そうなると必然的に数字を耳にする人間が触れたことで情報を得たわけです。
そう、いわば語尾に「アル」は中国人に対する偏ったイメージから産まれたものでしょう。
さて、話を元に戻します。数字に触れる頻度の高い職業に商人が挙げられます。
商人は損得に敏感。少しでもゲンを担ぎたくなります。
そうなると「アル」は「儲けがある」「幸運がある」につながります。
つまり、「アル」は日本の商人が中国人に抱いたイメージと己の幸運を願った結果と言えます。
穴だらけは承知です。別の説を推す方、どうかエッセイをしたためて下さいお願いします。
明確な答えが他のサイトや本に載っている可能性もありますが、開き直って書きました。