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第40話 アイテム造り

信吾とクモスケとフォルガイム三人と、エルフ達四人で餅や、フルーツを食べながら話をして、みんな大体お腹が一杯になったところでお開きにする。

余った食材は全て空間収納に入れて少し食休みをしながらまた談笑する。


時刻は九時を回っている。

信吾がクモスケとフォルガイムに言う

「今日の予定は東京に行って結界の確認といきたいところだけど、ちょっと保留で、先に優先したいことがある。で、トレーニングは二人でやってきくれないか?ちょっと俺はその優先したい事を始めたい、、けど」

言い終わる前にクモスケは口を尖らせて不満をアピールしている。

「自分は構わないですけどクモスケさんは不満そうですよ?」

フォルガイムがクモスケを見ながら言う

「また作りたい物があるんだ、見ててもいいけどつまらないと思うよ?トレーニング終わらせてから見に来る?」

「わかった、すぐに終わらせて戻ってくる」

クモスケが渋々言いながらトレーニングをしに行くと、それを追ってフォルガイムも走って行った。


信吾はプレハブ小屋に戻りテーブルと椅子を出して作業を開始する。

しばらくしてクモスケとフォルガイムがプレハブ小屋に入ってきた。

「クモスケさん早すぎですよ、筋トレはもっとゆっくりとやらないと効果が薄いんですよ」

フォルガイムがクモスケに言う

「大丈夫」

と一言クモスケが言うと信吾が口を開いた


「フォルガイム、そう言えば魔法を覚えたいって言ってたけど、マンマゴルに教えてもらったらどうだ?俺もマンマゴルに教わって魔法使えるようになったし」


「あっ!そうですね!ちょっと行ってきます!」

興奮しながらフォルガイムはマンマゴルのところに走って行った。


黙々と作業を続けている信吾と、黙々と作業を見ているクモスケ。

「クモスケちょっとこれを羽織ってみてくれないか?」

それはフード付きのローブだ。見た目は異世界風で、防御力もそこそこある。クモスケにピッタリのサイズだ。

「おっ!似合う似合う、完璧だな」

「あ、ありがとう」

クモスケが喜びながらフードを被ったり脱いだりしている。


それからまた黙々と作業に入る信吾。

しばらくして


「よし、とりあえず二人分出来たから、次だな、これを素材にして、、」

素材とは空港で見つけた薄い水色がベースのスカーフだ。それを何枚か使って作りたいものがあったのだ。

信吾は錬金術で数枚のスカーフを合成させてから魔力を流す。この時点で普通のスカーフより強度が増した。次に特殊効果の付与だ。

信吾が何をしたいかと言うと、魔法攻撃を吸収し、更に自分の魔力として還元する、といったチート級のアイテムを作ろうとしている。

なかなか上手くいかずに試行錯誤を繰り返す


段々と日も暮れてきた。

フォルガイムが戻ってきて言う

「お疲れ様でーす。信吾さん、魔法って難しいですね、あれ?まだ作業中なんですね、、晩御飯どうしましょうか?、、、」

少し沈黙が訪れた。


「あーーダメだ!上手くいかねぇー、、、ん?フォルガイムどうした?」

「あ、お疲れ様です、もう日が暮れて来たんで夕飯どうしようかと」


「もうそんな時間か。あっ!そうだ二人にこれをあげる。作ったんだ、空間収納袋。これをこうやって入れて、出す、こんな感じで何でも入るから試してごらん」

空間収納袋を実演して見せてからフォルガイムとクモスケに渡す。

二人は驚きながら適当な物を入れたり出したりしている。フォルガイムは背中の大剣を鞘ごと入れては出しを繰り返す。

「凄いですねこれ!チートアイテムですよ。物語の主人公しか持ってないアイテムなんて貰っちゃってもいいんですか?」

「あぁ、意外と簡単だったぞ?まぁ俺が空間収納を常に使ってるし、その応用だと思えば簡単な作業だったよ?」

フォルガイムが納得したように頷いている。


クモスケも土魔法で作ったソフトボール位の玉を入れては出したりを繰り返す。

するとフォルガイムがクモスケの土魔法を見ながら言う

「自分も土魔法使えるようになりましたよ、まだまだクモスケさんには及ばないですけど、これからはもっと練習してもっと使えるようになりたいです」

「土魔法以外は?」

クモスケが聞いた。


「いやぁ、実は土魔法以外使えないんですよ、簡単な魔法なら一般人でも詠唱すれば誰でも使えるようになるらしいんですけど、どうやら使えないみたいで、、、この身体が関係してるのかな?クモスケさんも土魔法しか使えないんですよね?」

クモスケが頷いて続ける


「前、信吾に身体強化魔法を教わったら少し出来るようになった。多分雄也にも出来る」

「えっ?本当ですか?教えて下さい!」

「やだ、疲れるから」


二人がそんなやり取りをしているのを横目に信吾は作業を一旦止めて夕飯の準備をする。

簡単に済ます為、レトルトカレーとご飯を出す。

これならクモスケも食べやすいし問題ない。

「あぁ、ついでに二人の袋貸して」


まずクモスケの袋にどんどん食材を入れていく。

前に大きくて食べきれなかったヘビと、多くて食べきれなかったバッタ、カニや蜂、小さいが蟻も入れた。大好物のチーズも沢山入れておく。他にもクモスケ用のスカートや靴、靴下やマント等を入れて渡す。


次にフォルガイムで、適当に食材を大量に入れる。他にもモバイルバッテリーと前に作った盾を入れる。


「明日フォルガイムの家に行くつもりだから、その時にスマホ持ってきな。あと盾なんだけど、殆どの攻撃に耐えられるから今度試してみて、フォルガイムにピッタリのサイズ感だし、大剣と同時に持つと大物感が出ていいんじゃない?」

「あ、ありがとうございます!何から何まで、、」


「いいからいいから、さ、食べようぜ」


三人で雑談をしながらカレーを食べる。

「フォルガイム、幽霊って信じるか?」

信吾がカレーを食べながら不意に聞いた

「そうですね、雄也だった頃は信じてなかったんですけどね、今はさすがに信じざるを得ないと言うか、って感じですかね。でもよく心霊スポットとかに行くと雰囲気が変わるみたいな事を聞きますけどね」


「そうだな、俺も幽霊は見たこと無いけど、いるとも言えないし、いないとも言いきれないんだよな、証明が出来ないから、、だったけどな。確かにこの状況だとなぁ、、、。」

少し沈黙が流れて再び信吾が続ける。


「ちなみに結界は東京だけじゃないんだ、京都とか関西の方にもあるし、関東にも他に色々ある、もしその結界がなくなったらどんどん妖怪が復活してくると思う」

「な、なるほど、どうしましょう?」


「もし、ベヒモスが結界を壊して妖怪の復活を待ってるとしたら考えられるのは一つしかない、その妖怪を配下に置くってとこか?」

「な、なるほど、どうしましょう?」


「多分だけど、妖怪が復活したところで俺たちの敵ではないと思うんだよね、もっと言うと、いい妖怪もいるし、悪い妖怪もいると思う」

「な、なるほど、どうしましょう?」


「、、、、、、お前はそれしか言えないのか?三回目なんて少しウケを狙った感があるぞ」

「い、いや、だってそれしか言いようがないんですもん」

「もん、じゃないよ、まったく」

二人の会話が続いてクモスケが言う


「妖怪って食べれる?」

「いやいや、食おうとするなよ。そもそも聞いた話しによると妖怪はヤオヨロズの神様達が堕落した姿とも言われてるんだぞ、厄介な妖怪もいれば、ただ茶碗をひっくり返すだけの妖怪もいるって話だ。厄介な妖怪は厄介な呪いとかかけてくるらしいぞ」

信吾が説明すると

「うわっ!怖っ!」

っとフォルガイム。

「お前、そこはなるほど、どうしましょう?だろ」

「えーーーそこまだやりますか?」


「他にはどんな妖怪がいるの?」

信吾とフォルガイムのやり取りをスルーしてクモスケが聞いた。

「フォルガイムはどんなの思い付く?」

「んんんーそうですね、テレビの番組でみた創作物ですけど、ぬらりひょんとか?のっべらぼうとか?ろくろ首とか?有名どころですかね」

フォルガイムが指を一本一本立てながら言う。


「確かに有名どころだな、後は河童とか天狗とか鬼なんかもその類いだな」

そう言って信吾がその詳細をクモスケに説明している。

「ところで信吾さんはどうしてそんなに詳しいんですか?」

当然の疑問をフォルガイムが何となくな聞いた。


「あぁ、そうだな、俺は結構都市伝説が好きでよく動画サイトで調べてたんだよ、妖怪なんかもよく都市伝説扱いされていただろ?だからかな、、あぁいや、そればっかりじゃないからな?他にも音楽とかアニメとかドラマ、映画、バラエティーとか、後はアイドルなんかも、、、」

チラッとクモスケを見た。

ジッとこっちを見ている。


「ゲフンゲフンいや、まぁ、都市伝説だけを見てる危ないヤツじゃないからな?」

苦笑いを浮かべて信吾が締めくくった。

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