第81話 一人ぼっちの夜2
ソロディナーを終えると風呂に入り、ベッドにダイブする。手持ち無沙汰に携帯を開くと、うお! モバーゲーじゃん。私的にはソシャゲの元祖。
次世代のスマホアプリゲーは自分のアカウント内で手にいれた物しか使えないが、この頃はトレード機能とかあって楽しかったよな。
そう言えばアイテム詐欺とか問題になってたよな。言葉巧みに、先にゲーム内アイテムを先送らせ、ブラックリストに入れ、どうすることもできなくする。課金して手にいれた、言ってしまえば電子金品なのにそれを詐欺られて、それを警察に相談しても取り合ってもらえなかったりする。
その詐欺られたゲーム内アイテムがオークションで売られ数万の値段が付いたりとか今考えれば無法地帯だったな。所謂、RMTと言う奴だ。
ちなみに俺は某海賊アニメのモバーゲーアプリのトレード板に張り付いてたなー。
回復アイテム一個からSSR+まで、わらしべやったりな。やっぱ俺はガラケー好きらしい。
勿論俺は無課金、無理の無い課金ではなく、本当に無課金で遊んでいた。
ソシャゲなんて時間で強くなるか金で強くなるかだからな。俺は前者だった。
じ、自宅警備は万全でなのであります……
決してゲームをしていて自宅警備を疎かに何てしていないのであります。
懐かしさもあり適当にネットサーフィンならぬ色んなゲームをゲームサーフィンしていると、あっと言う間に22時半を回った。
今の俺にはゲームをしてる時間なんて無いんだ。ゲームなんかより楽しい学校生活がある。まあモンスターハントー少しやってたけど。てへ。
そういや葵はどうしてるかなーと思い、
『演説文は書き終わったか?』
と、送ると、いつもならすぐに返信があるのに、寝野菜ジュースを取りに行って、それを飲み干しグラスを片付けた後に少し遅めの返信が来た。
『徹夜になりそう、助けて……』
案の定の返信が来た。
あいつ作文も苦手だもんな。
『つーか、一日で書けってのがそもそもおかしい。まあ、思ったこと書いとけよ。肩の力抜いてさ』
そもそも給食委員会の演説ってのがよく分からないのでアドバイスのしようが無い。頑張れ、葵。
携帯が鳴りメールを開くと、
『う~ん、難しいなぁ。でも、頑張るね!』
と、前向きな返事が来た。
『おう、頑張れ。じゃあ、俺は寝る』
するとすぐに返信が来た。
『耕平の薄情者ー!』
悲しげな顔文字と共にそんなメールが来る。
『じゃあ、俺に何かできることあるか?』
と、返信してから五分後にやっと返信が来た。
『じゃ、じゃあ、朝に耕平が私を迎えに来たりとか、ど、どうでしょうか?』
俺の眠気が覚めたのは言うまでもない。
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