第78話 委員会決め
*
その日の六時限目の学級活動にそれは行われた。
「──委員会決め?」
有Tは自分たちで決めてねー。と、ばかりに、生徒の様子を温かい頭と眼差しで見つめている。
ちなみに学級委員は当たり前のように帝秋人が立候補していた。女子からは同じ班の柊美波が他推薦で決まった。本人は「まあいいけど」と嫌がってはいなかった。
にしても委員会か。
どこがイイかなー。あー、クソが、楽しいっ!
委員会? もう青春だろ、これ!
生活委員、放送委員、清掃委員、保健委員、体育委員、他にもズラリと色んな委員会がある。
挙手制でポツポツと第一希望が埋まっていく中、やたら人気の委員会が一つあった。希望数は男子が10名と女子が9名で合わせて19名──単純計算でクラスの約半分が希望してることになる。席は男女一名ずつなので、倍率も約10倍とかなりの競争率だ。
目下の大人気のその委員会は──給食委員会だ。
え? 給食委員会ってそんなに人気だっけ?
そもそも給食委員会って何やる委員会なんだ? 給食当番はべつにいるワケだし。
うーん、なったこと無いから分からん。
まあ、やりたい奴があんなにいるんだからワザワザ俺もそこを希望する気は無い。
「なー、葵、給食委員会なんであんな人気なんだ?」
「え? 耕平、本気で言ってる? というか、耕平、給食委員やらないの? 今年で最後だよ?」
「どこも最後だろ? 中学の委員会は、今年で?」
話が通じてるようで通じてないな。
そこで葵は「私、ちょっと行って来るね」と、給食委員会希望者の集まりに行ってしまう。
うーん、どうしたものか? と、思いながら、
「おい海崎、給食委員会が何であんな人気なんだ?」
そそくさと他に希望者がいない清掃委員に手を挙げて、後は傍観と言った様子の前の席の海崎に問いかけると、椅子を横に向け、俺の机に片手を置き、凄く驚いたように海崎は口を開く。
「え? あの給食委員会よ? そりゃ人気も高いわよ。内申書も桁違いに良くなるし。夜咲君こそ何言ってるの?」
「悪い、マジで分からん。何で給食委員会で内申書が桁違いに良くなるんだよ? 生徒会じゃあるまいし」
「実質、生徒会より立場は上よ? 今の給食委員会は」
「──? ? ?」
給食委員会が生徒会より立場が上?
真面目な顔して何を言ってるんだ海崎は?
よく見れば和人も居ねぇ。あいつも給食委員志望者か? て、丸芽まで給食委員の希望者の集まりにいるじゃん。
「ねぇ、夜咲君、希望無いなら私と清掃委員やらない?」
「え、あ、ああ……別にいいけど」
「じゃあ決まりね! 名前書いてきてあげるわ」
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