第66話 ホームルーム
三時間目、葵の言った通り、修学旅行のあれこれを決めるHRが始まる。
ちなみに俺は授業日程をわざと把握していない。次の授業が何かを直前に知るのが何か楽しいからだ。多分、他の人にこんなことを言っても賛同者はゼロだと思う。別にイイさ。俺は変わり者だからな。
朝礼ぶりの有Tは相変わらず全体的に明るかった。
「6月の修学旅行は皆に取って一生の宝物になる素敵な行事になります。クラス行動、班行動の行き先、特に班行動は自由行動になるから、見たい場所、行きたい場所をしっかりと自分達で計画を立ててください」
有Tが言う。タイムリープ前は修学旅行を欠席した俺は、この行事はなんとしても参加したい。
行き先は、奈良・京都だ。いいよなー。奈良・京都、は死ぬまでには一度は行っておきたい都道府県だ。
個人的には伏見稲荷大社の千本鳥居が見ておきたいスポットだ、鳥居好きなんだよ。皆、賛同してくれるかなー。班の自由行動は見て回れる場所、限られるからな。当然、全部は見て回れないだろう。
給食の時のように班ごとに机を合わせ、有Tから配られた資料をもとに話を始める。ちなみに四時間目も連続して、修学旅行の打ち合わせの授業が入っており、四時間目はパソコン室でインターネットであれこれを検索してもいいとのことだ。
「このメンバーで回るのか、いいメンバーだな」
俺たち、第六班は、班長の海崎遊莉、副班長の柊美波、丸芽一、道川和人、月島葵、そして俺の六人の班だ。個人的にはかなり気に入っている。
「うん、私もこの班、好きだな♪」
微笑む葵は「ね、ユーリ♪」と、海崎にも同意を求めると「そうね☆」と、海崎は優しく笑った。
すると和人が、遠い目をしながらこう言った。
「まあ、俺もこのメンバーはイイんだけど。折角だから彼女と回りたかったなー。抜け出すのも、他クラスじゃ、厳しいか、はぁ……」
「のろけ」
「うるせー! 夜咲には分からないだろうよ。俺の気持ちなんて」
うーん、正直言うと分かる。
同じ班に偶然にも葵がいたから俺は修学旅行の楽しみが何倍、何十倍、何百倍にも膨れ上がってる。
これで葵と別の班ならスゴく凹むと思う。修学旅行中も葵何してるかなとか、葵と見たかったなとか考えてしまうと思う。
それに好きな人と班が一緒で修学旅行を一緒に回れるのもそうだが、その前に好きな人が隣の席って言うのは控えめに言って最高だよな。確率だと20分の1ぐらいだぞ。小学校低学年からずっと同じクラスってのもスゴいが。
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