第57話 学校の友達9
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タピオカとクレープを食べ終えると、席を立つ。おやつ時と言うことでお客も結構来てる。何で潰れたんだろうな、この店? 味も悪くないのに。
あっ……思い出した。
バカッターだ! 別名バイトテロ。
この時代から約3、4年後、この店に雇われた高校生が店の生クリームを直飲み写真をツウィッターに上げて炎上したんだ。
店の店主は気の毒に店を畳むまで経営は追い込まれてしまったという悲惨な話だ。
「どうしたの? 夜咲君、まだお腹空いてる?」
「いいや、少し昔を、いや未来を思い出してな」
「ふふ、何それ? ホント変な人」
またクスクスと海崎は笑う。
「否定はしねぇよ。それとご馳走さま」
「どういたしまして。お詫びは完了でイイのかしら」
「ああ、もうバレるなよ」
「善処するわ」
うわぁ、反省してない顔。実質900円で俺許してるし。今後海崎の気分次第では、また漏洩しかねんぞ。
万が一に葵の耳に入って『誰が好きなの?』『お前だよ』って言って『え、ごめん。耕平は友達だから……』みたいな未来が見える。ぐふっ、効くぅ……
勝手に俺が精神的ダメージを負って帰り道を海崎と歩いていると、ふと海崎がいたずら気に口を開く。
「夜咲君、まだ時間ある?」
「ん? まあ、あるけど。腹は割りと一杯だぞ」
「何で食べ物の話になるのよ。まあ、いいわ。それで、時間あるなら、夜咲君、家来ない?」
「え? 行かないけど。金とか取られたら嫌だし」
海崎は控えめに言って美少女だ。スタイル(特に胸部)も中学生には思えないぐらいイイ。
そんな女子の家に招かれるなんて、元引きニートの俺にあるハズが無い。何か裏があると考えるべきだ。
「お金なんて取らないわよ。解答が斜め上過ぎるわ。ていうか寧ろ私がクレープとタピオカのお金払ったばかりなんだけど?」
「あー、うん。そうだな、油断させといて的な?」
「私を何だと思ってるのよ? いいから付いて来なさい。お茶くらいは出すから」
何かもう俺行く流れになってるし。しかも軽く腕まで組んでくる。こいつ結構無防備だよな。狙ってやってるとしたら魔性の類いだ。悪い女だよ。
「はあ、まあ、イイけどよ。つーか、海崎は彼氏とかいねーの?」
「あら、恋話なら家でたっぷりしてあげるわよ?」
ニヤニヤと笑う海崎、この野郎、楽しんでやがる。まあセクハラと言われないだけマシか。
今は元だけど、無職、中卒、ニートはハラスメント的な物に弱いんだ。後、職質にも弱い。つい、こないだバイト辞めたばかりで、今、就職活動中ですとか嘘を言ってしまう。ソースは俺。別に調べられないし。
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