第53話 学校の友達5
「変わったことって言えば、最近変わったことばかりだ。俺が朝から普通に学校に来てることさえ、中二の時から考えて、言ってしまえば変わったことだろ?」
「まあ、そうだけど。そう言う方面じゃ無くてさ……その昨日ね、私他のクラスの男子に告白されたんだ」
ズキンと胸に痛みが走る。折角忘れてたのに。
つーか、俺に伝えることに驚いた。
「も、勿論、断ったよ! その人のこと恋愛的な意味で別に好きじゃないし……」
「そうか。葵はモテるもんな」
「別にモテないよ。耕平のがモテるでしょ? 女子の間で結構話題に上がるよ。誰とは絶対に言えないけど私の友達にも一人、耕平のこと好きな子いるし……」
これは予想外。嘘、そんな子いるの? あーあ、こりゃ。葵とのもしかしてが遠ざかったな。
中学生女子はあの人はあの子の好きな人だからみたいなのに敏感だ。その俺を好きになってくれてる奴には悪いが、面倒なことになったな。
「え……何で、耕平、そんな困った顔してるの? 普通は男子ならそういうの嬉しいんじゃないの?」
「相手によるだろ。顔も分からない、名前も分からない、お前の友達に好かれても、それこそ悪い気まではしないが、現状では別に嬉しくは無いな」
「うわぁ……ド正論。やっぱ耕平だね。でも確かに私も昨日の告白、悪い気はしないけどって感じだった……」
キーンコーンカーンコーン──
「あ、予鈴!! 話し込んじゃった! 耕平、急がなきゃ! 遅刻になっちゃう!」
「俺はもう走れるぞ?」
「そ、そっか、じゃあ急ごう。私の皆勤賞が!」
葵は皆勤賞なのか。スゴいな、俺なんて義務教育じゃなきゃとっくに留年なのに。
つーか、結局、葵は俺に何を聞きたかったんだ?
そんなことを考えながら教室にダッシュする。
教室に着くと皆は席に付いていたが、有Tは「今回だけだぞ。早く席に付けー」と、ギリギリ遅刻を免除してくれた。ほんとイイ先生だな。
「夜咲君、あの時間からどうすればこんなにギリギリになるのよ」
と、海崎に言われたが俺は「俺にも分からん」と適当な返事をしておいた。
給食の時間、やはり余った給食は何処かへと運ばれていった。小学校の記憶だが、余った給食はおかわりや特にデザートはじゃんけんによる争奪戦が給食の醍醐味だったハズだ。そして小学校には『最初はグー』では無く『最初っから!』って言ってパーを出すアホがクラスに一人はいる。まあ、和人の奴は『最初っから!』でチョキを出していた超アホだが……『最初っから!』でチョキ出したらほぼ負けるだろう。
中学生には流石にそこまでのアホは居ないだろうけど、はて? 余った給食は何処へ運ばれてるのやら。
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