第38話 不登校と遅刻魔2
「同じじゃねぇよ」
「あ?」
「同じじゃねぇって言ってんだよ! 俺は自分の意思で来なかった。言うなら俺は自業自得なんだよ!」
タイムリープ前の俺は母さんに学校に行きなさいと切なくなるほど真剣に言われ、葵には学校へ行く為に家まで迎えに来てもらった。なのに行かなかった、暗い部屋に閉じ篭って大切な時間を無駄に過ごした。
「は? 意味分かんねぇよ」
「でも、そいつは違うだろ? お前、こいつに『学校来んな』とか言って、本当に丸芽が学校来なくなったらお前は全部の責任取れるのかよっ!!」
イジメって奴は本当に嫌いだ。
人の嫌な所がたくさん詰まってる行為だと思う。
「夜咲君……」
ここで初めて丸芽が口を開いた。
「丸芽、お前もだ、言われっぱなしでイイのかよ! 怒れよ。男だろ? 嫌な物は嫌って言えばイイんだ」
「ぼ、僕は……弱いから……そりゃ色々言われるのは辛いし悲しいけど、僕が我慢すればいいだけだし……」
「違う。その我慢は可笑しい。それに一人じゃ辛ければ誰かに頼るって手もあるんだぜ?」
「誰かって誰にさ? それに僕、友達いないから」
「なら、俺が友達になってやる!」
「え……?」
ここで初めて丸芽が俺と目を合わせた。
「嫌か?」
「い、嫌じゃないよ! でもいいの?」
「俺から言い出したことだ。それに俺も友達は少なくてな。丁度新しい友人を探してた所なんだ」
ニートに友達が少ないのは常識なんだ(俺調べ個人差あり)丸芽はイイ奴そうだし、何より俺はこいつと学校生活をしてみたい。理由は違えど同じ不登校仲間が友達になって学校に通う何てなんか楽しいじゃないか。
「仲良くしような、丸芽」
「う、うん。よろしくお願いします!」
「オイ、シカトこいてんじゃねぇぞ!」
「何だまだいたのか? えーと、藤林?」
確か顔長のこいつは藤林亮介だ。
えーと、うん。多分あってる。成績はあまり良くなく授業態度も悪い。そして未成年ながらタバコや酒を飲んだり、殴り会の喧嘩をしたりなど、少し背伸びをしてしまってる素行の宜しくない不良と呼ばれる奴の一人だ。まあ、中学のクラスに一人二人はいる。
その隣は中村仁と春山大悟だ。中村は髪を一部染めたような後があるな。
「夜咲、お前、調子乗んなよ」
藤林が殴りかかってくる。ポーズだけは様になってるな。威力はまだまだだけど。当たり方によっては自分がケガするぞ。ニートは本を読み漁ってるから変な知識は変にあるんだ。
ぱしっ。
俺は殴りかかってきた藤林の拳を掌で受け止める。
「「「「っ!?」」」」
これには揃って皆が驚く。
別に大したことはしてないぞ。
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