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第21話 ゲームセンター



「うまーい棒30本セットだって、耕平、100円で取れればお得だよ!」

「取れればな。それ絶対1回で取れない奴だから」

「うー、確かに難しそう。他の見よっ」


 そそくさとうまーい棒を諦めた葵は次のクレーンゲームを見ていく。

 アニメのフィギュアやお菓子、よく分からない謎のストラップ(何これ水道の蛇口のストラップ?)や小さいわたあめ製造機まであった。それら一つ一つに「あ、腕伸びる人だ」「蛇口、蛇口があるよ!」「わたあめ食べたくなるね」とコメントを嬉しそうにしてる。本当にクレーンゲームを見るのが好きらしい。


 と、その時だ。1組の親子、保育園児の女の子とそのお母さんが頑張って『くまのプー様』のぬいぐるみを取ろうとしていた。


「お母さん頑張って」

「ごめんね。もうお金が無いの、これで最後よ」


 最後の一回とあり、お母さんは通りすがりの店員さんに「失礼ですが、どこか狙い目はありませんか?」「コツを教えてもらえませんか?」と、丁寧に聞いていた。

 対する店員も困った様子で「ちょっと分からないです」とか「ずらしてあげたいんですけど僕にはその権限がなくて」と言っている。よく見るとその初老の男性店員は名札の上に〝研修中〟と初心者マークの描かれたバッジをしており協力は期待できなさそうだ。


 しかも〝アシスト不可〟〝完全落下でGETになります〟とまで機械には貼り紙があった。人気商品なのだろうか? まあ、稼ぎ頭であっても不思議ではない。人気だからなプー様。ちなみに奴は蜂蜜が好きだ。


「うわ、取れるといいね。頑張って!」


 と、葵も遠目から応援している。


 だが、最後の一回ではぬいぐるみはビクともしなかった。


「ごめんね、帰りましょうか」


 申し訳なさそうに謝るお母さんと、ションボリして今にも泣きそうな小さな女の子。

 そして困り果てた店員さんが「ちょっと待ってください。上に聞いてきます」と、上司らしき男性従業員と話していたが、答えはNO。クレーンゲームをやると今なら無料で貰えるらしい飴玉を一個、申し訳程度に女の子に渡していた。

 飴玉を貰っても女の子の顔が晴れることは無い。


 あーあ、見てらんねぇな。


「あ、こ、耕平!? 何処行くの?」

「ちょっとクレーンゲームをな?」


 と、俺はプー様のぬいぐるみを目指す。

 ちなみにプー様のぬいぐるみは二台稼働で先程の親子の隣の代は初期位置で鎮座している。

 親子には何も言わず、隣の台に100円を投入し、アームを動かす前に景品の位置を確認する。


 唐突に現れた一見、空気の読めない奴だが。

 今はそんなことは気にせずゲームに集中する。


 この位置ならイケるな。

 クレーンゲームなんて何年振りだろうな。



★★★★★★作者からのお願い★★★★★★


 作品を読んで下さり本当にありがとうございます!


・面白い

・続きが気になる

・タイムリープしたい


 などと少しでも思って下さった方は、画面下の☆☆☆☆☆から評価やブックマークを下さると凄く嬉しいです!

 (また、既に評価、ブックマーク、感想をいただいてる皆様、本当にありがとうございます! 大変、励みになっております!)


 ★5つだと泣いて喜びますが、勿論感じた評価で大丈夫です!


 長々と失礼しました!

 何卒よろしくお願いします!

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