第18話 待ち合わせ
家を出たのは待ち合わせの30分前。待ち合わせの公園に着いたのは待ち合わせの20分前。
急がないとヤバイという頭で走ってきたら思いの外、早く着いてしまった。まあ、遅れるよりいいか。
と、公園を見渡してみると、
「あ、耕平、は、早かったね。ちょっとびっくり」
──葵がいた。服装はお洒落な純白のワンピース。春らしくとてもよく似合っている。
この服にカレーうどんは天敵だな。
「葵、お前こそ早いな。いつから待ってたんだ?」
「えっ!? えーと、い、1時間ぐらい前……?」
「は、1時間!?」
「そそそその何か落ち着かなくて、自然とこう?」
あはは……と、困ったように笑う葵。
こう? どうだよ? 全く。
「言えば急いで来たのに」
「そんな悪いよ。私が勝手に早く来ただけだし」
「ま、少し早いが、じゃあ行くか、話しでもしてれば時間なんて直ぐに過ぎるだろ」
「うん、今日はよろしくお願いします……で、ど、どうかな? 私、変じゃない?」
「? いや、いつも通りだと思うが?」
「そうじゃなくて、その……ふ、服とか……?」
あ、そっちか。
「似合ってるぞ、その、凄く」
思った通りの事を伝えておく。つーか、好きな子の私服なんて例えジャージでもときめく自信あるわ。
「ほんと? えへへ、そうかな? よかった」
本当に嬉しそうに葵は笑った。
少し顔を赤らめながら。
服を誉められるのは女子に取ってはやはり嬉しいことらしい。覚えておこう。
まあ俺の人生で使う機会何て殆どないだろうけど。
──映画館には歩いて20分ぐらいで着いた。
近くには大型ショッピングモール等も駅もあり、この地域では一番盛ってる場所だ。
お前だけは変わらねぇな。と、大型ショッピングモールを横目に見ながら、映画館に入る。
「そういえば、耕平、映画は何見るの?」
「あ、悪い。伝え忘れてたな。これだ」
映画のチケットを見せると「あ、これ見たかったやつだ。朝のニュース番組で宣伝してた」と、目を輝かせた。
今回見るのは洋画の日本語吹替え版の夜になると博物館の展示物が動き出すと言う内容の物だ。
「飲み物買おうぜ。何がいい? 母さんがドリンク代にって千円くれたんだ」
「そんな悪いよ。ドリンクは私が奢ろうと思ってたのに」
「俺に言われてもな、母さんも返されても嬉しくはないだろうから、助けると思って奢られてくれ」
「いいの? じゃあ、ありがたくご馳走になります。メロンソーダのMサイズでお願いします」
「ん、了解。ちょっと待ってな」
タイミングよく売店が空いていたので並ばずに買える。葵のメロンソーダのMと俺は同じくメロンソーダのLを頼んだ。てか高ぇ、映画館てドリンク凄く高いよな、Mで300円、Lで350円取だったよ。Lでも量は500ml無いんじゃないか? 氷もあるし。
まだメロンソーダだから許せるが、世界一有名な黒い炭酸飲料とかだともっと損した気になるよな。だって1.5Lペットボトルが隣のショッピングモールのスーパーエリアで150円ぐらいで売ってるしな。
まあ、貧乏性と言われればそれまでだが、こちらは今は中学生でタイムリープ前は引きニートだったんでお金は殆ど持ってないんでね。これくらいの愚痴は思うぐらいはせめて許してほしい。
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