第10話 学校生活3
一限目の数学、二時限目の科学、三時間目の社会、四時間目の国語を終えると、一段落だ。
「ふー、久しぶりの学校だと少し疲れるな」
でも、気持ちのイイ、部屋に引き込もっていては絶対に味わえないタイプの疲労感だ。
「いつもなら耕平が来る時は大体これぐらいの時間だもんね」
「まあな」
学校に来たり来なかったり、来ても遅刻魔の俺は平均してこの四時間目の終わりに来ることが多かった。
四時限目の終わりは約12時半過ぎの時間だ。昼時、つまりこれからお昼が、もっと詳しく言えば中学なので、お待ちかねの学校給食が始まる。
学校給食なんて本当に15年振りだ。楽しみだな。
ちかみに給食当番になると〝ごはんパン〟〝汁物〟〝おかず〟〝野菜〟〝デザート果物〟〝牛乳〟〝食器〟〝台拭き〟の何を担当するのかをジャン拳で決めたりする。
あったりなかったりのデザート枠や比較的軽い野菜やおかず枠は人気だったりする。逆に重たく必ず毎日出る牛乳枠、食器枠の人気の無さは異常だ。
給食当番は1班と2班から週替わりでローテーションされるので、俺たち6班はまだ先だ。
机を約6~7名の班ごとに向け合い、給食の形にする。ほんと懐かしいな。こんな何気ないこと一つ一つが懐かしくて堪らない。
「耕平、どうしたの?」
机を眺め、懐かしさに浸ってる俺を見て葵が不思議そうに俺に問いかけて来る。
「いや、何でもない」
「もー、また教えてくれない。悪い癖だよ。一人で何でも抱え込むの、昔から全然変わってない」
「本当に何でもねぇよ。少し懐かしんでただけだ」
「懐かしいって、この教室まだ3日目だよ? 耕平に至っては初日だし。まだ寝ぼけてるー?」
「寝ぼけて無い、ほら給食、取り行くぞ」
「あ、待って! もう自分勝手~」
給食が皆に行き渡ると、日直が最初にいただきますの挨拶をしそれに合わせて皆でいただきますをする。
給食のメニューは、バジルチキン、ほうれん草のサラダ、春雨スープ、コッペパン、牛乳だ。
配膳が終わり残った給食を給食当番がいそいそと何処かへそれを運んでいたが、どこへ持って行ったんだろな。俺は何か忘れてる事がある気がするが、まあいいか。今は懐かしき給食だ。
うお、瓶の牛乳だ! これが美味いんだよな。水色のビニールに丸い蓋が付いてる奴。スーパー等ではあまり見かけないが、近所の駄菓子屋で120円で売ってるのを見たことがある。
小学生の頃はこの蓋を謎に集めていた奴がクラスに一人はいたのではないだろうか?
そう言えば、あの駄菓子屋、タイムリープ前の時点では無くなっち待ったんだよな。店の婆さんが亡くなっちまって。タイムリープしたこれも何かの縁だ、今度何か買いに行こう。昔みたいに小銭を握りしめて。
いや、中学生で駄菓子屋は無いか。でも、必ず顔は出そう。体に気を付けるようによくよく伝えながら。
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