第9話 学校生活2
始まった、一限目の教科は数学だ。
10年以上、授業とは無縁の生活を送って来た、タイムリーパーの俺にとって中三ぐらいの数学は復習に丁度イイ。ちなみに、自分で言うのも何だが、元々、俺は勉強はできた方だ。
テストは毎回学年のランキングの上位一桁の中に入っていた。出席日数とかの関係で五段階評価の成績はそんなに高くは無かったけど。
で、問題は……
俺の隣の席に座り、書き書きと頑張ってノートを取り、その後に配られたプリントの問2を解いている……
「おい、1は素数じゃないぞ」
「え? え、あれ? そうだっけ?」
早速、問題を間違えてる葵だ。
問2だぞ? サービス問題だ。
そういえば、この子、勉強できないんだよな。
毎回テストは平均点普通に割るし……
「お前、素数で躓いてたら二次関数とか絶望的だぞ」
「に、二次関数……」
ダメそうだなこりゃ。
その後も俺は授業中なので、机を合わせて座る隣の席の葵にしか聞こえない程度の声でヒソヒソと話す。
「つーか、そこの問題のノートはちゃんと取ってただろ? 何で間違えるんだよ?」
綺麗に蛍光ペンまで使い葵はノートを取っていた。ちなみに俺はシャーペン一本で仕上げてる。白黒だ。
「の、ノートを取るだけで精一杯なんだもん。覚えてる余裕なんて無いよ」
「何でだよ。書いてりゃ嫌でも覚えるだろ?」
「耕平こそ何でそんなに勉強できるの? 学校来ないのに、というか、耕平、手止まってない?」
「教科書に書いてあるだろ? 授業で先生が説明までしてくれるんだし、ノートに取る方が面倒だ。後、俺はもう解き終わった。後は提出するだけだ」
俺はそっとシャーペンを机に置く。
シャーペンも懐かしいな。
触れたのは何年ぶりだろうな。
ペン回しが流行ったのもこの頃だっけ? あれ、先生によっては即没収されるんだよな。でも、すぐにまたやるんだけど。中学生とは懲りない生き物なのだ。
「嘘!? 早っ!!」
思わず声が大きくなる葵は、
「おーい、誰だ。話してる奴は? 静かにしろ」
名指しでは無いものの、先生に軽く注意され「すいません」と顔を赤くする。
先生に怒られるってのも何か青春な感じがするな。俺も少し声のボリューム上げてみるかな。
とも、思ったが、放課後に有Tに職員室呼ばれてたな。授業中の会話の注意なんかより、よほど重い。
職員室呼び出しは青春感は無いな。問題児感が凄い。あ、ほぼ不登校の問題児でしたね。すいません。
勉強って、授業ってこんなに楽しかったんだな。学校に行かなかった、あの頃の俺が聞いたら『何言ってんだこいつ?』とか、思うんだろうな。バカ野郎め。
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