目覚め
むかつく ことが多いサラリーマンに読んで欲しいです
ストレス社会
頑張ろう
人には理性があり、
穏便にすませようとする
人種もいれば
穏便にすませられない人種も
いる
俺は穏便にすませたい
人間だった
だが
そんな人畜無害なサラリーマンである俺
ある日
ある能力に目覚めた
そのある日はこんな日だった
ああ、
毎日毎日、サービス残業させられて
最近の若いやつは時代の流れだとか
いって平気で、残業つけまくって
ウハウハだし
きつい仕事は、すぐ断る
じゃあ俺らが入ったころはなんなんだよ
むかつくな
今日も定時以降に、残って仕事を
していた俺はそんなことを考えていた
ああしまった
今日までの資料、あいつから受け取って
なかった
まだ、5時すぎだし頼んで送ってもらおう
支店に電話をかけた
『もしもし、頼んでた資料定時すぎで申し訳ないが
送ってもらえないかな?』
『彼なら定時で帰りました』
支店の事務員のお姉さんは
答えた
は?事務員さんより早く帰るの?
俺そんなことゆるされてないんだけど?
なんなら今もサービス残業で
課長代理クラスだから残業つけてないし
その前も、上司先輩から
つけるなって言われてたんだけど
なめてんの?
その後俺は10時近くまで仕事して
足りなかったデータを補填して
家に帰った
一体なんなんだよ
理不尽すぎだろ
怒りに震えながら帰りの電車のホームに行くと
マスクをつけていないおっさんがいた
このご時世になんなんだよ
え?こっちにくる
くるなよなんなんだよ
『おめぇーどこかで見たことあんなぁー』
なんだ、このおっさん
よく電車にいるやばい系のおっさんか?
『よぉーマスク外せよぉー!』
やばいやばいかかわりたくない
『私はあなたをしりません』
おっさんはしつこい
『外せぇー、ん?おめぇ、
犯罪者か?びびってんのか?
こんな時間に電車まって、ん?
おーい駅員こっちこいやー!
犯罪者がいるぞー』
駅員がきた
『どこですか?』
いやいやちょっと待て、どう考えても
おっさんが犯罪者ぽいだろ
お前ものこのこくるな
『こいつだあー!駅員つれてけー!』
100パーお前の方だろ
やばいのは
『こちらに来てください』
?
はぁ!?俺!?
ふざけんなよ!!
疲れて家に帰りたいのに!
ここからまだ1時間半あるんだぞ!
都心なんだから!
駅員員の若いやつが、
思わずといった感じでボソッとしゃべった
『あのおっさんめんどくせーし
こっちのサラリーマンのにいちゃん
の方がつれてきやすそうだから
いいや』
なんだこいつ
理不尽すぎだろ
俺は一生懸命働いてんのに
こいつはこんな仕事でいいのか?
後ろから子供の声が
した
お兄さん、
いつも我慢して大変だね
もう我慢しなくていいよ
お兄さんは今から
成長する人間になったんだから
え?
と思い後ろを見るとだれもいない
『早くきて下さい』
くそ、ふざけるな
こいつら纏めて死にやがれ!
そう思った瞬間、
ホームに電車が、やってきた。
『駅員ー、はやくつれてけー!』
おっさんがヨタヨタと駅員に
よりかかった、
すると
『わ、バカ、おっさん何する、』
バスン!!
おっさんと駅員がホームに落ちた
駅員は必死にホームから這いあがって
いるが、おっさんはホームにまだ
いる
プワーン
い、
な、な、なんだこの状況
おっさんは轢かれた
駅員は足を、大怪我している
俺の怒り具合に応じて
事故が、起こった
また頭に声が響く
お兄さんはもう我慢しなくていい
まずはひとつめの完全犯罪技術
まぁ、犯罪じゃないか偶然だし
完全事故と、しておこうか
完全事故技術、ホーム事故を
覚えたよ
『え?』
俺はホームで、間抜けな声をだした
ホームは、事故で、慌ただしかった