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6-2.昔の日本を取り戻す

前回までのあらすじ


事件現場にお邪魔した挙句、桜田ミリアと喧嘩別れした。

「あれ、君たち!」

 アルテミスの素直な反応に癒されつつ歩いていると、後ろから声をかけられた。


 同時に振り返った私とアルテミスは、あっと声を上げた。


 そこに立っていたのは、昨日コウモリに追われていたときに助けてくれた男性だった。


 彼は狐坂拓(こさかたく)と名乗った。明るいブラウンの髪に黒ぶち眼鏡、チェックのシャツにジーンズといういで立ちだった。


 私たちはまず、彼に昨日のお礼を言って名乗った。アルテミスは月島或斗の名前を使った。この町では、そう名乗ることに決めたようだ。


 ということは、彼の本名を知っているのは、この町では私だけ。

 なんかちょっと不思議な気分。


   ***


 狐坂は私たち2人に、クレープをおごってくれた。3人でゆっくり話したいのだという。私たちは買ってもらったクレープを片手に、駅前広場のベンチに座っていた。



「昨日の人は、何だったの?」

 狐坂はもっともな疑問を口にした。


 昨日の人とは、もちろんコウモリのことだ。


「ストーカー的存在です」

 アルテミスはよどみなく答え、チョコクレープを一口食べた。


 それを聞いて狐坂はえーっと、と一瞬考えるような仕草を見せた。

 それから彼は、その表情を消して、心配そうな顔をした。


「それは大変だ。確かに君、かわいいもんね。警察には相談したの?」

と狐坂は言った。


 アルテミスと私は、クレープをほおばりながら少し考えた。


 かわいい? アルテミスが?


 アルテミスはクレープを飲み込んだ。

「まだ相談してないんです。僕も雪花ちゃんが心配で、できるだけ独りで外を歩かせないように、一緒に行動してるんです」


 ああ、そういうこと。

 私はそこで、やっと察した。


 狐坂はコウモリのことを、()()ストーカーだと思っているのか。

 そんなわけないじゃん。バカじゃないの。


 まあ、昨日の恩人にそんなことを言うわけにはいかないので、私は話を合わせにいった。

「私は、別に平気です。きっと、月島君が心配性すぎるだけなんです」


 狐坂は、私に諭すような目を向けた。

「冬宮さんに、何かあってからでは遅いよ。早めに相談した方がいい」


「前向きに検討します」

 私は『絶対に検討しないフラグ』を立てて、クレープを食べた。


「狐坂さん、コレ、すごくおいしいです」

 私はにっこり笑った。


   ***


 狐坂と別れたあと、アルテミスはふーっと息を吐いた。緊張が解けたときの、クセなのだろうか。アルテミスと私は、最後までコウモリは私のストーカーだという嘘の設定を貫いていた。


「狐坂さん、何でコウモリのこと雪花ちゃんのストーカーだと思ったんだろう」

 アルテミスは言った。


 え? と私は聞き返す。


「だって、コウモリは『私はあの少年に、薬を飲ませなければいけない』って言ってたし、それを聞いた狐坂さんは『何の薬ですか』って、返してたじゃないか」


「あ、そういえば」

 そうなると、狐坂は『コウモリが用があったのは、アルテミスのほうだ』ということを知っている。


 私たちはしばらく、そのことについて頭を絞った。


「コウモリはそのあと、狐坂さんに『忘却の薬』って、答えてたじゃない?」

 私は確認した。アルテミスはそうだね、とうなずいた。


「でも、地球にはそんな薬、無いわよね。だから彼、コウモリがウソをついていると、思ったんじゃない? ストーカーによる苦し紛れの言い訳、みたいな感じで」


「なるほど、さすがストーカーするだけの価値のある少女だ。天才」


「へー、そんな返しができるなんて、コウモリもあなたみたいな天才少年を追い掛け回せて、さぞ楽しいでしょうね」


「雪花ちゃんの返答、もはや凶器だよ」

 毒舌に関しては、私のほうが一枚上手だ。


   ***


 一度神殿に戻ることにした。不用意に街を歩き回って、またコウモリに見つかるのはごめんだ。今日は運よくまだ出くわしていないが、彼はきっと今日も、アルテミスを探しているはずだ。


 祈りの神殿は、今日も今日とて誰一人、参拝客はいなかった。神殿の中はひんやりとしていた。


 リングをもらったポジションへ行った。私はそこで目を閉じ、手を合わせた。


 たっぷり1分ぐらい、そうしていたかもしれない。


「何を祈ってるの?」

 後ろからアルテミスがきいてきたので、目を開けた。

「昨日失くした本が、見つかりますようにって、お願いしたの」


「お気に入りなんだね」

「というか、読みかけだから。続きも気になるし」


 ところでこの神殿、人は管理人の私以外ほぼ誰も来ないといっても過言ではないが、意外とご利益はある。


 祈ったことは、小さな願い事なら、大体叶えてくれる。失くしものをしたとき、ここで祈ればたいてい1週間以内に見つかるし、お小遣いが欲しい時も、祈ってみると3万円ぐらいまでなら工面してくれる。


 ちなみに両親不在の私だが、神殿管理には補助金が出るので、お金に困っているわけではない。


 そのことをアルテミスに話した。


「え、じゃあ僕も、お祈りしようかな」

 アルテミスは、手を合わせた。


「叶えてくれるのは、小さな願い事限定よ。月に帰りたくないとかだと、小さくないから叶わないわよ」

 私が言うと、アルテミスはうなずいた。


「雪花ちゃんが、お友達と仲直りできますように」


 私はそれを聞いて、ちょっとあきれた。


 お人好しなヤツ。

 もっと自分のこと、心配すればいいのに。


   ***


「リングを集めるって、具体的に、どうすればいいのかな」

 アルテミスは言った。私たちはStaff Onlyの塔の2階、リビングに当たる部屋で過ごしていた。


「とりあえず、誰がリングを持っているのか把握しないと、どうしようもないわよ」

 それを聞いたアルテミスは、腕を組んだ。


「どうやって?」

「んー・・・夏になって、みんなが半袖になるのを、待ってみる?」


「夏までまだ、半年あるよ? しかもこのリング、外せないくせに肩のあたりまで押し上げられるから、半袖でも隠せるし」

「え、そうなの?」


 私は試しに『僕は月には帰らない』と刻印されたリングを、肩のほうに押し上げた。すると、リングは、一度肘の近くで引っかかったものの、さらに力を加え続けると、するんと肩まで移動した。


「手をすり抜けるより、肘をすり抜ける方が、よほど大変なはずなのに。いったい、どうなってるわけ?」

 私は驚きを隠さずに言った。


「僕にもわかんないよ。月でもさすがに、こんな技術はみたことない」


 これが、うちの女神の実力なのね。

 なかなか、やるじゃない。


   ***


「ここの神殿、雪花ちゃんが管理してるんなら、神殿内にカメラを設置できるよね。それで神殿を撮り続ければ、これからリングを入手する人は把握できる」

とアルテミスは言った。


 それは一理ある。名案じゃない。


 今度神殿で『監視カメラを設置したい』って、祈ってみよう。叶うかどうか微妙なラインだが、叶わなかったら自分でカメラを調達すればいい。


「問題は、もうすでにリングを持っている人ってわけね」

 アルテミスはうなずいた。


   ***


 結局、いいアイデアは出なかった。2人でグダグダしていたら、日が暮れた。家に自分以外の人がいるという状況にも、だいぶ慣れてきた。


「あ、そういえば。昨日町を歩いてた時に、すっごくお洒落なレストラン、見つけたんだ!」

 アルテミスがそこに案内してくれることになった。


 案内されたのは、焼け落ちた一郎の新居からほど近い店だった。洋風の小さな建物を、手入れの行き届いた庭が囲んでいる。店の看板には『イタリア料理 licantropo』と書かれている。


 いい感じのお店。こういう雰囲気、かなり好きだ。


「センスあるじゃん」

 私がアルテミスに言うと、アルテミスは

「僕も思った。この店、誰がデザインしたのかな」

といった。


 あなたのこと、褒めてるのよ。

 伝わってないなら、それでもいいけど。別に。


 店に入ろうとする私たちに、通りがかりのおばさん2人組が声をかけた。

「その店は、やめた方がいいよ」


「え? なぜですか?」

 私は彼女たちに返答した。おばさんの一人が、声を潜めて言った。

「ここの店員さん、オオカミ男なのよ」


 彼女の意図を読み込めないでいると、隣のおばさんがあとをついだ。

「ほら、今日のニュースでやってたでしょ。この近くで女の子が、人狼に殺されたって」


「そうそう、確か亡くなった子、あなたと同じぐらいの年だったでしょ」

「悪いことは言わないから、今日は別の店にしなさいよ。分かった?」


 おばさんたちは、私たちに言いつけると、歩き去っていった。


 人狼、特にオオカミ男は、もともとイメージがあまりよくない。見た目も怖いし、事実、事件を起こすことも多い。


 しかしそれは彼らが、オオカミに変身しているときの話だ。

 普段は普通の人間と変わらない見た目だし、温厚な性格の人も多い。


 伝説ではよく、満月の日には変身してしまうといわれているが、実際はそうでもないみたいで、満月でも普通に生活しているし、逆に満月じゃなくても、変身しようと思えばできる。


 ・・・という話を堂島三郎からきいたことがある。彼は一郎とは正反対の性格で、気は弱いが真面目で物知りだ。


 三郎は『オオカミ男はイメージだけで、怖がられたり嫌われたりしがちなんだけど、本当は普通の人間と、たいして変わらないんだよ』と言っていた。私はそれを聞いてから、種族だけで何かを怖がるのはやめようと思った。


 オオカミ男でもお化けでも、彼らがその種族に属すからと言って、むやみに嫌うのは間違いだ。


 不意に、桜田ミリアが言っていたことを思い出した。

『人狼が犯人なんだから、人狼を見つけたら片っ端から話を聞きに行けばいい』

 

 さっきのおばさんたちもそうだ。1人の人狼が事件を起こした可能性が高いから、といって、オオカミ男が店員をしている店に行くのはアブナイ、と決めつけていた。


 今回の事件で、オオカミ男がさらに世間の嫌われ者になってしまったと思うと、なんだかかわいそうだ。


 嫌われるのは、真犯人だけで十分だ。

 私は店のドアを開けた。


   ***


 内装もとてもおしゃれだった。店に入って、一目で気に入った。


 ただ、店には客が全然いなかった。温かみのある木のテーブルは、空席が目立った。

 私たち以外の人は、3人しかいなかった。おそらく3人とも、店の関係者だ。


 私たちが入店したのとほぼ同時ぐらいに、そのうちの一人の男性が叫んだ。


「もういい、お前らとは絶交だ!」

「おい、待てよ飯田!」


 飯田と呼ばれた男は、仲間の呼びかけを無視すると、私たちの横をすり抜けて店の外へ出ていった。


 しばらく店の中が、静かになった。


 アルテミスとチラリと視線を交わした。

 私たち、入ってくるタイミング、間違えたかもね。


   ***


「席、案内するよ・・・って言っても、全部あいてるんだけど」

 店にいた残り2人のうちの一人が、そう言って困った顔をした。


 彼が胸につけている名札には『碧風人(あおいふうと)』と書かれていた。


「朝の事件のせいで、すっかり客が来なくなっちゃって。商売あがったりだよ。困った困った」

 碧は明るく言ったが、この店の経営状況の深刻さは、明らかだった。


 注文した料理が出そろうと、碧ともう一人の店員も店のほうに出てきた。碧ではない方の名札には『大野新太郎(おおのしんたろう)』と書かれていた。


「お客がいなさすぎて、コックの俺もヒマ死寸前だ」

 大野が言った。


   ***


「僕と大野と、さっき出ていった飯田、3人ともオオカミ男なんだ」

 碧は言った。


 へぇ、そうなんですね、と私とアルテミスが相槌を打つ。


「店名のlicantropoは、イタリア語でオオカミ男って意味なんだ。この店は、僕たちが3人で建てた店なんだよ」

 碧は、誇らしげに説明した。


「町に住んでる他のオオカミ男たちも、よく来てくれるんだ。普段はね。今はほら、事件があったところだから、みんな無駄な外出はしないようにしてるみたいだけど。町に出ると、白い目で見られたりするからね」


「ったく、どこの誰だ、あんな物騒な事件を起こした奴は。いい迷惑だ」

 大野は低い声で言った。ほんとだよ、と碧も同意した。


   ***


「それにしても、飯田のやつ、急にどうしたんだろうな」

 大野はふっと、つぶやいた。碧は「さぁね」と首を振った。


「僕もアイツが何考えてるのか、分からなくなったよ」


 彼らは私たちに向けて、語り始めた。

 碧は言った。


「さっき出てったやつ、飯田俊介(いいだしゅんすけ)っていうんだけどさ。超クソ真面目のリアリストタイプで、この店の収支がうまくいってるのは、ほぼ飯田のおかげなんだ。


 そんなヤツが突然、僕たちに言うんだよ。『大野が赤川涼子を殺した犯人で、碧が堂島一郎宅に放火した犯人だったとはな』って」


「え?」「ホントですか?」

 私とアルテミスは、碧の顔をまじまじと見た。


 碧は慌てて言った。

「いや、もちろん、僕たちはそんなこと、してないよ」

 大野も大きくうなずいた。


 私もそれは、話の流れから察しがついていた。もし仮に、本当に彼らが犯人だとしたら、そもそもこの話題を出すわけがない。


 それよりも私が驚いたのは、無関係だと思っていた2つの事件が、思わぬ形で結びついたことだ。


「飯田さんは、何を根拠にそんなことを?」

 アルテミスは訊いた。大野と碧は、顔を見合わせた。


 大野はため息交じりの声を出した。

「教えてくれねぇんだ。飯田の奴、やけに確信しきって俺たちを犯人呼ばわりする割には、根拠は訊いても言わないんだよ。『それはお前らが、1番よくわかってるだろ』ってさ。分かんねぇから、きいてんのに。ああ、思い出したら、だんだんムカついてきた」


「いつもはアイツのほうが『根拠は?』とか『証明できるのか?』とか言って、論理の整合性にうるさいのに」

 碧も小さくため息をつく。


「不思議ですね」

 私は言った。


「ああ、あの律義な飯田がロクに説明もせずに、絶交だとか言い出すなんて、マジで意味が分からん」

 大野は途方に暮れていた。


   ***


「今日は代金、2割offでいいよ」

 碧は私たちが帰るときに言った。


「え、いいんですか?」

 私がいぶかると、碧はうなずいた。


「今日は僕たちの愚痴を聞いてもらったし。この店、しばらくはお客さん、増えないだろうから、また来てほしいって意味で」


「じゃ、お言葉に甘えちゃいます」


 私がそういうと、アルテミスは申し訳なさそうに言った。

「ごめん雪花ちゃん、僕、いま結構金欠で、出せないや。割り勘でいい?」


 私はアルテミスに厳しい目を向けた。

「いいわけないでしょ。今の時代、男が全額出すなんて考え方、古いのよ。私がおごるから。異論はみとめないからね」


 アルテミスは今まで、月人に追われながら生活していた。お金を調達する余裕なんて、なかったに違いない。それに対して冬宮雪花には、3万円まで工面可能な神殿がついている。


 どっちが出すべきか、自明よね。


「え・・・いいの? 雪花ちゃん、ありがとう! ・・・いつもごめんね」

「謝んなって言ったでしょ。しかも、いつもって。今日が初めてだし」

「う・・・あ・・・」


 謝罪を禁止されたアルテミスは、他に言うべき言葉を探して、視線を泳がせた。


 そんな私たちを見て、碧は微笑んだ。

「草食系とツンデレって、相性いいみたいだね?」

 そう言われて、ちょっと恥ずかしくなった。


   ***


 私が碧にお金を渡したとき、それは起こった。


 碧が私のほうに手を伸ばした。

 お金を渡した。

 その時、碧の右手首で、何かが光った。


 私はそれを見て、ハッとなって息を止めた。


「おっと」

 碧はすぐに、その右手首にはまっていたものを、袖の中に押し上げた。


「ありがとうございました。また来てね、2人とも」

 私たちは店を出た。


 店を出るなり、アルテミスは言った。

「碧さんの手首、見た?」

「うん。やっぱり?」

 

 碧の手には、オレンジ色のリングがはめられていたのだ。

「リング保有者、発見だね」


 私たちはあの人から、リングをどうにかして奪わなければならない。


「碧さんのリング、なんて書いてるか見えた?」

 アルテミスは訊いた。


 私はあいまいにうなずいた。

「たぶん見えた、と思う。でも意味は分からなかったわ。『昔の日本を取り戻す』って、書いてた」


「・・・何それ」

「だから分かんないって」


 まあでも、私たちのリングも『僕は月には帰らない』なんだから、十分意味不明だ。

 人のことを、言えたものではない。

 

   ***


 塔に帰って、今日は疲れたなーなんて言いながら、アルテミスと過ごした。2人ともリングの奪い方なんて思いつかないから、その話題は長続きしなかった。


 私はクッションを抱いて、ソファーでぐだりながらつぶやいた。

「明日も学校、休みだったらいいのにな・・・」


「でも雪花ちゃん、どうせエスケープするんでしょ?」

「そうだけど・・・あれ? 何でアルテミスが、そんなこと知ってるのよ」


「町の人の間では、有名みたいだよ、『冬宮によるエスケープ』。僕は堂島一郎君から訊いた」


 まさか、そんなことで有名人になっていたなんて。

 知らなかった。


「雪花ちゃん」

 ソファーでうとうとしていた私に、アルテミスは話しかけた。


「なーに?」

 私は寝ぼけた声を出した。


「あのさ、空気って、誰のものだと思う?」

 何なのよ、寝ぼけてる人にそんな質問しないでよ。と思いながら考える。


「あんまり深く考えたことないわ、そんなの。空気を作った人って意味だと、シアノバクテリアとかかもしれないけど、誰も空気はバクテリアのものなんて、思ってないし。しかも、バクテリアは酸素しか作ってないし。っていうか、バクテリアは人じゃないし・・・んー、誰のものでもないってことで、いいんじゃない?」


 私はそう言って、ふぁぁとあくびをした。


「そっか・・・そうだよね。雪花ちゃん、もうベッドに行きなよ、そこで寝たら風邪ひくよ」


 私はうなずいて立ち上がった。

 アルテミスは、おやすみ、と私を見送った。


 




 

cast紹介6


鶴野一声


つるのいっせい。

学級委員長。

七三わけ。

眼鏡。

好きなことわざは鶴の一声。

テストで燃えるタイプ。

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