表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
犬も歩けばなんとやら  作者: hitori
7/9

実り

目を楽しませてくれる風景は、心もなごやかになります。

   実り




 一粒の籾を まけば


 数え切れないほどの実を つける


 喜びの雨に 打たれれば 笑顔の実


 寂しさの雨に 打たれれば 憂いの実


 怒りの雨に 打たれれば 卑屈の実


 

 汗の水を かければ


 大きく膨らむ 稲の穂



 籾の一つ一つに 顔がある


 優しく話しかければ 微笑み


 思い出話をすれば 空を見上げる


 こっそりと 悩み事を 打ち明ければ


 頭を 垂れる


 

 風が吹いても 落ちることのない穂


 稲を 刈り取らなければ


 籾は そのまま落ちて うずみ火になる


 願いは その火が愛の炎であること




もう稲刈りなんですね。

彼岸花に縁どられた絵のように黄色くなった田んぼ

あぜ道の緑の草が映える季節です。



あちらこちらで祭りの飾り付けが始まりました。

都会では見かけなくなった風景です。


読んでくれてありがとう。

またね。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ