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犬も歩けばなんとやら  作者: hitori
1/9

裸電球の下で

写真のサイトで見つけた裸電球の写真。

ステキでした。

   裸電球の下で


 暗闇を忘れた街の片隅で


 一人 部屋で見つめる窓


 そこから見えるものは


 きらびやかな光と


 消えかけた温もり


 時の足かせが 心を曇らせる


 外に出て ふと立ち止まれば


 そこに見える故郷への想い


 目に映るものすべてが


 あの温かな笑顔を呼び寄せる


 落ち葉の一枚にさえ


 友の匂いを感じ


 吹き抜ける風の中に 


 懐かしい声を見つける


 かつて抱いていた夢は しぼみ


 心の中に一つの種を残していった


 その輝く種は 私を熱くする


 初めてこの街を見た時の私を思い出させ


 磨り減ってしまった靴底を


 新しいものに取り替えさせる


 裸電球の下で


 その輝く種は 私を故郷の想いへと誘う


 燃え尽きることのない灯りをつけ


 時の足かせを はずしてくれる


 裸電球の下で


 目の前の窓を見れば


 朝陽が 私に微笑みかける




 


 

この作品、気に入ってます。


読んでくれてありがとう。

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