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地球よいとこ、たまにはおいで  作者: 相田 彩太
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プロローグ

 銀河の中心より外れること六千光年。

 現地呼称『太陽』と呼ばれる恒星系の中心より三番目の惑星に生命が確認され、その中に原始的だが知的生命体となりうる生物が確認された。

 この事実を受け、銀河連盟は、この現地呼称『地球』と呼ばれる惑星に対し、銀河連法未開惑星保護法を適用。

 この法令に則り、辺境惑星開発局は地球衛星軌道上に管理衛星『コテラ』を建造、管理人を派遣し、地球に対する観察と、生命を含む資源の出納管理をその任に当たらせた。

 現地年代『二十一世紀』、自らを『人類』と呼称する二足歩行生命体は、一定の文明・文化的発展を遂げ、中には銀河連盟に観察されている事実に気付き始めた個体も登場した。

 その者は、この管理状態を『動物園仮説』と提唱したが、その呼び方は我々銀河連盟員からすると正確ではない。

 銀河連盟の所属星系人は地球の資源を環境に大きな影響を与えない範囲で利用し、収穫し、搾取する。

 現地の言葉で我々の地球に対する状態を的確に表現すると……

『共同里山』

 これがふさわしいであろう。


 はい、始まりました。作者の趣味丸出しの作品です。

 本作では『動物園仮説』をアレンジした『里山仮説』という設定にしています。

 SF好きの方には説明不要と思いますが、『動物園仮説』とは地球に宇宙人は来訪しているとして、何故地球人とコンタクトしないのか? という疑念に対し、地球を動物園のように観察しているのだ、だから姿を現さないのだ、という説です。

 でも、キャトルミューティレーションとか、宇宙人やUFOの目撃とか結構ありますよね。

 この作品ではその答えとして地球を宇宙人の共同里山として利用しているという設定です。

 だから、里山(地球)の環境に大きな影響がない範囲で、地球の資源を搾取するし、観光もします。

 主人公達はその里山の管理人という事ですね。

 観光客のガイドをしたり、地球資源を搾取して輸出したり、違法な乱獲を防いだりするのが仕事です。


 『里山仮説』でググっても出なかったので、本作がオリジナルと主張したいのですが、SFは偉大な先人が多いので……

 拙い英語でも検索しましたよ、一応…… 里山に相当する英語がSATOYAMAでしたが。

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