第1章〜第10章
1-ⅰ)邂逅〜旅人たち
1-ⅱ)邂逅〜踊り子と兄妹
1-ⅲ)邂逅〜道ゆく者たち
第1章「邂逅」── 幸か不幸か、偶然か運命か、出逢ってしまう人々。別々の出逢いのはずが、思わぬ所で繫がっていたり、同じ道を辿っているはずでも、人生の道は別々の道を歩んでいるかもしれない。
2-ⅰ)波瀾〜満月の激闘
2-ⅱ)波瀾〜強者と弱者
第2章「波瀾」は騒ぎ、揉め事、争乱を意味する。あるいは、変化に富んだ人生の例えにも。ローゼンの恋も波瀾含みだ。そして、常に強者が勝つとは限らない。
3-ⅰ)徒花〜夢にも思わず
3-ⅱ)徒花〜医師の忠告
3-ⅲ)徒花〜麗しく咲く
第3章「徒花」は当然、サクのこと。サクはローゼンに好かれているとは夢にも思わず、ローゼンはサクが病弱とは夢にも思わず。ローゼンは医師から忠告を受けるが、妙齢のサクは本人の意思とは関係なく、ますます麗しくなってゆく。
4-ⅰ)今昔〜サクと兄とその友と
4-ⅱ)今昔〜妹たちとレイと
4-ⅲ)今昔〜天堂兄弟と兄貴分と
4-ⅳ)今昔〜満月の決闘
第4章「今昔」はそれぞれの過去と現在について。「満月の決闘」では昔の場面はないが、終盤のレイの一言で、輝夜は過去にレイ以外の男には負け無しである事が分かる。
5-ⅰ)渇望〜ローゼンの策略
5-ⅱ)渇望〜ローゼンの決意
5-ⅲ)渇望〜ローゼンの過去
5-ⅳ)渇望〜ローゼンからの贈り物
第5章「渇望」は心から望むという意味で、ローゼンがサクにご執心な様子を描いている。第5章を執筆中の頃は、まだ、ローゼンは主役というより脇役だったので、彼をクローズアップした物語を書く事に。
「ローゼンの決意」でのローゼンとサクとの会話は、サクが心を開きかける象徴的なものになっている。また、15-ⅱ)あたりで大きく設定変更した事で大幅な加筆をした。
6-ⅰ)強運〜宝くじ
6-ⅱ)強運〜されど
6-ⅲ)強運〜逆転の宴
第6章「強運」はローゼンなのか、サクなのか、それとも、相乗効果なのか?
7-ⅰ)一途な想い〜御者の思い出
7-ⅱ)一途な想い〜青い蝶の既視感
7-ⅲ)一途な想い〜すれ違い
第7章「一途な想い」はローゼンのサクに対する想いの事ではあるが、なかなか両想いとまではいかない。
また、サクを応援したいからこそ、ローゼンを応援するというモーの想いも一途であり、ローゼンへのお返しで悩むサクも一途なのである。
投稿前は「希望」とか「一途」とかタイトル変更した章だが、ヒカルの事を外して考えた事で、焦点が合った気がする。
8-ⅰ)不測〜解き放たれた心
8-ⅱ)不測〜天性
8-ⅲ)不測〜各々の本性
8-ⅳ)不測〜愚息に悩む父
第8章「不測」では誤ってワインを口にしたサクが本音を出した事をキッカケに、天性の気質を表し、周りの人々も本性を出し始める。「各々の本性」ではヒカルとカヲルの運命の分岐点となる象徴的な場面を描いた。
「愚息に悩む父」は元々はなかった話だが、15-ⅱ)あたりで大きく設定変更した事で加筆した。愚息らの起こした問題も、父親たちにとってはアクシデントだ。愚息の問題で頭を抱えるシャムズ家とカラヤ家だが、シャムズ家の父とカラヤ家の父はあまりに対照的だ。
この章も投稿前は違うタイトルだった。「本性」とか「発覚」だったか、幾度か変更した。今思えば、この様々な「不測」が後に起こる事のキッカケとなった。
9-ⅰ)源流〜青い蝶のカウントダウン
9-ⅱ)源流〜泣き虫な男の子
9-ⅲ)源流〜遺跡
9-ⅳ)源流〜村の言い伝え
第9章「源流」はサクのルーツ探しの事であり、ローゼンの美人好きのルーツでもあり、カラヤ家のルーツの事でもある。
サクが本音を出せた事で不思議な力を覚醒させる事を意識して書いていたので、投稿前は章のタイトルもそれに合わせたものだったが、第9章全体を通して見た時、違和感があったので、各エピソードに共通するテーマを探して、このタイトルになった。
10-ⅰ)秘められし言霊〜西の都へ恋人と
10-ⅱ)秘められし言霊〜祝福の言葉
10-ⅲ)秘められし言霊〜花言葉
10-ⅳ)秘められし言霊〜解毒
10-ⅴ)秘められし言霊〜花束に想いを乗せて
第10章「秘められし言霊」──「言霊」は言葉に秘められた呪力を意味する。それを本人たちは気付かぬうちに口にしている。
サクと恋人になりたいローゼンはサクに恋人の振りを頼む。サクはお姫様に心からの祝福の言葉を、王様には長生きしてほしいと願いを込めた言葉を口にする。
そして、ローゼンはまだ口にできぬ想いを花束に託す ──。
投稿前の章のタイトルは「言霊」だったが、誰にも気付かれない、もっと隠された意味合いにしたくて、今のタイトルになった。




