孤独のピアス
雨の音がうるさくて、寝れなくて、
そんな時は嫌な予感がするものだ。
ダサいTシャツを着て寝息を立てる君
規則正しい呼吸のリズムがいつも私を安心させる
彼がそこにいると証明してるかのような音が
いつもは孤独に飢えてる部屋に響く
君がいなくなったら
あたしはどうなるんだろう
ふとそんなことを考えてしまう
それは嫌だな
答えもちゃんとわかってる
君は、どう思う?
雷が光とともに落ちてきた時、少しだけ光って見えた左耳
知らなかった穴が空いていた
ビックリして覗いたらブワッと何かに襲われる。
そこは夢の中。
私の、じゃなくて彼の夢の中だった。
私がいて、でも彼の隣には昔の女がいた。
遠巻きに私は見つめるだけ。
イチャつく2人をただ眺めるだけ
。
そうだ、私の前に彼女なんていくらでもいたんだ
今だってそう、
彼の彼女になりたい女はいっぱいいるのに、、
どうして気づかなかったんだろう
ハッと現実に戻った瞬間、あたしは急いで
ピアスを刺した。
ゴソゴソと彼が動いた。
寝ぼけた顔して聞いてきたの
「これ、くれるの?」
「、、、うん、別に、もう要らないし」
あたしの嫌な予感はいつだって当たる
ただ単に推しとの妄想を繰り広げただけです
ピアスはいいですね
憧れです