2019.02.13-02.28
2019.02.13-
2/13
初めてディズニーランドに行った。帰りの東京駅はどこかモノクロだった。退社後のサラリーマンの背中がいつもより丸く見えた。
2/14
夜道を自転車で家まで走る。
最寄り駅付近で増殖している謎の「Shoan street」というモニュメントが紫色に発光していた。ラブホ街さながらの禍々しさだ。
2/15
駅の電光掲示板に「入学試験がんばってください」の文字。
もうそんな時期なのか、と青春の体育館の匂いを思い出す。
電車内にはマウスウォッシュが転がっていた。
2/16
あまり記憶がない。珍しいことではない。
2/17
バイトの面接に行ってきた。
面接と称した、面接官の淡々とした言葉の羅列が続く。AIが進化したとして、入れ替わっていたとしても気づかない自信がある。掴み所がなさすぎる。
2/18
早朝から家を出る。「SHOUAN STREET」がまだ発光していた。14日の段階では小文字の認識かつ「U」が抜けていたみたいだ。
2/19
人生で初めてバイトの面接に落ちた記念日。当たり前だ、AI相手という錯覚に陥った私の負けだ。
同時に事務所から、ある番組に少しだけ参加させてもらえるという連絡が来た。
そういえば、祖父の葬式の日に、従姉妹が大学に合格したっけ。
いいことと悪いことが交互に起こるという迷信はあながち嘘ではないのかも。
2/20
煙草は嫌いではない。勝手に吸えばいいと思う。ただ、実は喘息気味なので近くでずっと吸われると喉がイガイガして困る。喘息気味、というのは、冬に外気で喉がやられたりする程度だ。あと風邪をひくとヒューヒューしたり完治まで時間がかかったりする。あと、火の近くに居るのもよくない。
母方の家系が気管が強くなくて、その影響だろう。
とはいえ、「吸ってもいい?」と聞かれると「いいっすよ」と答える。ちょっとくらいなら問題ないし、病弱アピールは億劫だし。
ずっとその人と居るわけでもないし。
2/21
髪の毛をアップにしてもらった。小顔効果だ。毛量が多すぎるから纏めてしまったほうが小顔になる。衝撃の事実だ。しかしこの量を自力で纏めるのは困難なのと、引っ張られるのは頭痛の原因になるので、今後も普段は下ろしておく。
2/22
ガラガラ、はキャスター付きバッグのこととして呼んでる。キャリーバッグのほうが分かりやすいのか。
ガラガラガラガラ街を歩く。
2/23
日本酒だ。日本酒を飲もう。日本酒との付き合いでが1年ちょっとになって分かった。3合以上飲むと、銘柄ごとの繊細な旨みが分からなくなってくる。鬼ころし以外なら飲めるゾーンへと突入する。
今日はほどほどにしようと誓う。
2/24
時々襲い来る目眩に苛まれ、カフェに寄った。30分ほど休憩をする。
なんらかの焦燥感に駆られている。舞台の本番直前はこうなる。つくづく精神の構造上向いてないと思う。
やりたいことやってるんでしょ?楽しみなはれ!という意見とは一生分かり合えない。楽しいのは分かるけど、それでオールオッケーになれるほど単純ではない。しかしネガティブなわけでもない。
まぁ、芝居に入るとちゃんとしだす自分のことは信用しているから、なんとかなるとは思う。
2/25
shu uemuraが好きだ。日本人の肌に優しい化粧品という謳い文句を鵜呑みにしている。実際肌に合う。これまでファンデーションやらアイシャドウやら使ってきたが、未だにクレンジングは使ったことがなかった。
クレンジングはshu uemuraの代表作だ。今夜は試すんだと意気込んでお風呂に入った。最近、舞台の稽古でご飯が適当になったり寝不足だったりして肌が荒れていた。なんとかしてくれるんじゃないかと一層期待が高まる。4プッシュしろとショップのお姉さんが言ってたことを思い出してプシュプシュプシュプシュ。さて。
匂い、潤い、メイクの落ち具合、最高です。なんだかしとしとする。肌の表面だけ梅雨が到来した。目を閉じれば億千の星。一番光るお前がなんちゃら。アイメイクもすっきりと消えた。
暫くはお風呂を楽しみに生活できそうだ。起きてもいい状態が保ててるといいな。
2/26
花粉症は自覚症状から発症するらしい。だから私は花粉症ではない。
「私も最初はそう思ってたよ」などと婆やのような顔で言わないでくれ。
2/27
深夜に大盛りのパスタを食べる。不健康極まりない。太る。現に浮腫んでいる。よくないぞ。
2/28
点と線の意味を知った。下北沢にあるスープカレーラーメンの店名だ。
意味と店名が結び付かぬまま、謎が謎を呼ぶ展開に。
いずれ線になるのだろうか。