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座談会2「っていうか、無駄にこういのだけやる気が出るのもどうなのよ?」by藤川朱菜

どうも、作者です。

……いやぁ、時間って不思議ですよね。この前更新したばっかりかと思ったら、もうこんなになってるじゃないですか。だからまぁ、なんというか、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんくださいごめんなさい(え


多分作者の更新速度の遅さは死んでも治らないのかもしれません。とはいえ、気をつけたいとは思うのですが……。


というか、タイトルにツッコミを入れないのはわざとですよ、えぇ。朱菜の言うとおりです、すいません。

では、本編へお進みください~!

 むかーし、むかし。あるところに、神谷京という人間がいました。京はごく普通の男子高校生で毎日を過ごしていたのですが、ある日、車に轢かれてしまいます。そして、京はそこで女神様に出会います。

 女神様は慈悲深いかたで、死んだ京の魂を二つに分けて生き返らせてくれました。そして、京は『神谷京』と『神谷きよ』の二つに分かれ、それぞれがそれぞれとしての新たな人生を歩みだしたのです。

 ……と、いうことで。いきなり何かと思った読者の皆様、こんにちは。私、サ・クシャと申します。今回はこの小説自体のあらましを確認しようかと思ったんですが、忘れてませんでしたか?

 それよりはむしろ、私のことを忘れたかたのほうが多い気はしますが……。ごめんなさい、余計なことだったかも知れません。

 さて、前回に消えてしまった真っ白空間、通称『作者のやる気シダイーン』も今は復活を完了しています。また今回もここで座談会をやることになりそうです。……では、私も入ってみることにしてみますね。


「……ねぇ緑? ここ、いったいどこ?」


「さぁ? ……とりあえず、学校でないことだけは確かだね」


「それはさすがにあたしでもわかるわよ! 夢だとしても、緑と二人っきりの夢なんてタチが悪すぎるし……」


「朱菜? 喧嘩でも売ってるのかな?」


「まぁまぁ、冗談じゃない!!」


 赤い髪をしたツインテールの方と、セミロングの黒髪の方が話していました。もちろん、もう誰かは皆さんもわかっているでしょう。『藤川朱菜』さんと、『西城緑』さんです。

 私はこの前のように、挨拶をすることにしました。


「こんにちは、お二人とも」


「…………?」


「だ、だれ?」


 はい、もうこの反応も二回目です。わかってます、恐らく次の回あたりにはまた違う人に同じことを言われるだろうことも。でも、それはこちらの都合ですからね。お二人は何も悪くありません。


「申し遅れました。私、サ・クシャと申します。よろしくお願いしますね」


「よ、よろしく」


「よろしく……」


 できるだけ微笑みかけて言ったつもりだったのですが、お二人の反応はやっぱり訝しげ。……私、怖い顔でもしてるのでしょうか。それとも、やっぱりこの名前が?


「ちょ、ちょっと! ……何で泣いてんの?」


「……大丈夫?」


「ふぇ!? あ、だ、大丈夫です!」


 心配そうに顔を覗き込まれて、気付きます。……自分が泣いてたことに。せっかくこのコーナーの司会を任せられているのですから、こんなことではいけません! 私はぐしぐしと涙をふいて言いました。

 というか、お二人の優しさでまた涙が出そうでした。


「とりあえず……クシャちゃんでいいのかな? お嬢ちゃん?」


「お、お嬢ちゃん!?」


 緑さんがおずおずと言った言葉に、私は仰天してそちらを見やります。当の本人はそれを気にするわけでもなく、不思議そうに私を見つめていました。私は言います。


「……あの、失礼ですが、私を何歳ぐらいだと思ってます?」


「……10~11くらい?」


「あ、うん。あたしもそのくらいだと思ってたわ」


 …………。ま、まぁ! 仕方ありません! 悪気はないんですし、別に何か悪口を言われたわけでもないですし! それより、本題に入るべきですし!!


「とりあえず名前はそれでいいです。……この世界についての、ご説明をいたします」


「この世界?」


 私の言葉に、お二人は同時に呟きます。そうです、あまり時間をとっていてはまたすぐに消えてしまいます。何せ、作者のやる気次第なのですから。と、いうことで。息を吸い込んで、私は一息で言い切りました。


「この世界は、座談会という名目でキャラトークをする場所です。不思議な空間も、そのせいなのです。そして、本編ではありませんのでここではぶっちゃけた話をしても大丈夫です」


「…………」


 きょとんとしているお二人とも。まぁ、きよさんたちのときを同じ反応です。そんなことをいきなり言われてもわかりませんもの、続けて説明をしなければ!


「なるほど。……つまり、色々とやりたい放題ってわけね」


「……朱菜。悪そうな顔してるよ?」


「緑こそ」


「……へ?」


 そう思っていた矢先。お二人は何故かニヤリと怖い笑顔で笑い、なにやら不吉なことを言いました。


「の、飲み込みが早いんですね……」


「いやぁ、あたしたちだって最近たまってるものもあるのよ? 出番とか、出番とか、出番とか」


「……そうそう。特に私はね? 出番とか、出番とか、出番とか」


 ケタケタと黒い笑いを発しながら、こちらを向いているお二人。……ど、どうしてこちらへ少しずつ向かってきてるんですか? しかも、何やら手をわきわきと蠢かせて。ちょ、ちょっと待ってください?


「きゃぁあっ!?」


「最近! 私たちの出番、少ないんじゃないかしらぁ!?」


「ふふ、セクハラなんて葵の持ちネタとってるみたいだね……?」


 ちょっと、あの、お二人の手が。私の、胸やら、わき腹やら、色んなところに……。こ、この小説は全年齢対象ですっ!


「ひっ、な、何で私に言うんですかぁ!? そんなこと言われても私じゃ……」


「クシャちゃん、名前的に作者の回し者でしょう、がっ!」


「……賄賂でも渡して、出番を増やしてほしいなぁ?」


「お、横暴ですぅ! 大体お二人とも、私のこと10歳やそこらぐらいって言ったくせに! そんなんにこんなことしてもいいんですか!?」


「大丈夫よ? 結構私ロリの気あるから」


「朱菜、そうだったんだ……」


「冗談よ」


 話しながらも、動かす手を全く休めてくれない朱菜さんと緑さん。……冗談だとしても、さらっと重大な発言をしないでくださいぃ。うぁあ、もう今回もめちゃくちゃです!


「ふぁ、もう真面目にやりましょうよ~! ひぁっ!?」


「だぁいじょうぶよ! 結構うちの読者、百合好き多いし」


「だから朱菜、問題発言……」


 あぁ、もういっそまた前みたいにこの空間消しちゃおうかな……。あまりにはっちゃけすぎているお二人に私がそう思ったとき。


「ちょぉおっと待ったぁああ!!」


 どこからか、凛と響く鋭い声が聞こえます。……この声は、と私は思います。そういえば、いっつもいたあの人が、いませんでした。


「葵さぁん!」


「よっ、クシャぁ! ほら、朱菜に緑! とりあえずクシャを離せ!!」


 葵さんの呼びかけにより、ようやくお二人が私の身体を解放します。……え? 葵さんと私がどうしてすでに知っている仲なのかって?

 大人の事情です。




 とりあえずようやく落ち着きを取り戻し。葵さんは少しばつが悪そうにしている二人に腕を組んで言いました。


「まったくお前ら! 二人だけで羨ましいことしやがってぇ! あ、いや。羨ましいことしやがってぇ!!」


「何で二回言ったんですかぁ!? しかも変わってないです!」


「大事なことだからだ」


 葵さんは何故か勝ち誇るように言います。……やはり、この方もはっちゃけていることには変わりがありません。私、前回のときはまともなきよさんと京さんが相手でしたから翻弄できてたような気がしますが、今回は逆なような気がします。

 個性がありすぎるのも、少し困ったものです。


「だいたいだなぁ! いくらここがやりたい放題の場だとは言っても、やりすぎだ! キャラ的にセクハラしてもいいのは私ぐらいだろ?」


「葵、それもおかしいと思う……」


 葵さんの意味不明な言動に緑さんが静かに突っ込み。朱菜さんも苦笑いを浮かべています。というか、論点がずれてるような気がしますので、元に戻します。


「とりあえずそれはもういいですから、皆さん! 聞いてください」


「?」


 三人のきょとんとした顔を交互に見渡し、私はほっとします。そして、かなり重大な発表をします。


「前回の後書きで、このコーナーで紹介する質問とか感想を募集したんですけど……」


「ですけど?」


「一通も来てません」


「うわ…………」


「今明らかに痛い子扱いしましたよね、皆さん!?」


 そう、そうなんです! 何かあれだけ作者が後書きでテンション高く言ってたわりには、一通も来てないんです!

 えぇ、わかっています。こんなおまけみたいなのには興味ないんだよ、というのも。これやってる暇があったら早く本編やれよ、というのも。そもそもこの小説自体興味ないんすけど、というのも。でも……。


「これは由々しき事態です」


「別にいいんじゃないか? それがなかった今回だって一応こうやって話を進められたし」


「その結果が私への朱菜さんと緑さんのセクハラじゃないですかぁ!!」


 私が睨むと、お二方は明後日の方向を向きます。……ずるい、です。


「とにかく! このコーナーが続くかどうかはそれにかかってるんです! お願いしましょう、行きますよ?」


「御意見・御感想随時お待ちしております!」


 皆さんと私でいっせいに叫びます。……でもこれ、後書きの最後のほうの常用句だったような気がそこはかとなくするんですが。まぁ、いいです。これで、今回のお話は終わりです。どうも、ありがとうございました。

 消え行く真っ白い空間を見ながら、私は思います。


 ……次は、出来ればもっと大人しい方がいいです。

 お粗末さまです。サ・クシャでした。

後書き劇場

第三十六回「めでたしめでたし」


はいどうもぃ、作者です。今回はですね、遅くなった理由でものんびり話したいと思います。

最初に言ってしまうと、別にずっと書いてたんだけど不調で遅くなったー、とかじゃありません。


えぇ、めっさ他のことしてました(おま


何かどこかの感想サイトで見つけたラノベが面白そうで、買ってみたら、面白いとうか、作者の好みだった! びっくり!

何がびっくりかって、多分客観的に言えばその小説そんな面白くないんですよ。メジャーでもないし、地元の本屋に売ってなかったくらいだし(笑)

でも、主人公の子が『あれ? この小説の作者俺だっけか?』っていうぐらいに作者の理想の子でした。

まさに衝撃走る! てなもんでして。二次元の作者が今まで出会った作品の中では、一番可愛いと思う子でした、マル


……何を話しているんだお前は、とお思いでしょう。安心してください、作者もです。



京「何がしたいんだお前は……」


きよ「その小説の会社の回し者みたいな宣伝っぷりだったな」


女神『自分の小説そっちのけ、ですしね』


俺「だ、だって、可愛かったんだもん!」



……と、いうわけで。御意見、御感想随時お待ちしております。

励ましの感想をもらった日なんかにゃ、作者は嬉しすぎて破裂する勢いです(え


以上、自分の小説のことなんも話していない作者からでした!!

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