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座談会1「話数が進まないのはこういうののせい」by神谷きよ

どうも、作者ですとも

今回は、アレです。前回の後書きで言っていたとおり、カオスっすよww


だってまずタイトルからしておかしいもん!(おい


まぁ蛇足、というか言い訳は後書きのほうでさせてもらうとして……。


本編へお進みくださいっ!

 ……とある家の別次元にある、真っ白な空間。そこには、いつも通りのメンバーが集まっていました。この空間は、現実のあらゆる物理的法則と大人の裏事情を無視した、便利空間なのです。

 そういえば、申し遅れました。私、サ・クシャと申します。まだまだ至らない点もあるかと思いますが、どうぞよろしくお願いします。

 それでは、そろそろ私も中に入ってみましょうか。


「なぁ、女神。……こんな所に呼び出して、一体何の用だ?」


「きよに同じく。いつもの時止めたときの空間だろ? ここ」


『とある事情ですよ~。すぐわかります』


 仲の良い三人が、いつものように喋っています。私は外からその空間の中に入りました。ドアがなく壁をすり抜けて入る感じなので、少し変な感じです。


「みなさん、こんにちは」


『こんにちは、クシャ。ちょうどいいところに来ましたね~』


 入るなり、私を確認した女神さんが笑顔で声をかけてくれます。ですが、きよさんと京さんは訝しげに私を見据えたまま。……無理もありません。私のことを知ってるはずがありませんから。

 私は、当然言われるだろう言葉を想像し、先手を打って自分でフォローを入れました。


「初めまして、きよさん、京さん。私、サ・クシャと申します」


「……作者?」


 小首を傾げて微笑みかけてみても、二人の反応は変わりありません。女神さんはニコニコ笑っていますが、二人はむしろ怪訝さを前面に押し出している状態。……どうやら、私の名前がいけないようですね。

 とりあえず、同時に呟かれたその言葉を無視するのもいけないので、言います。


「作者じゃなくて、サ・クシャです」


「いや、でも……」


「サ・クシャです」


『です』


「…………」


 私が圧力をかけて強調してみても、お二人は何か納得がいかなさそうでした。女神さんは私を引き寄せ、二人に得意気に言ってみせました。


『クシャがあんなアホヘタレマンなわけないじゃないですか! ……こんなに可愛らしいのに』


「いや、可愛い可愛くないは関係ないんじゃ……。だって、名前が」


「っていうか、本当にどういうことなんだ? その、……サ・クシャさんがいるのも含めて」


「クシャでいいですよ、京さん」


 きよさんは律儀に女神さんにツッコミを入れていましたが、京さんはダイレクトに聞きました。私は小さく付け足し、説明をします。

 そう。もうお分かりかと思いますが、この世界は自由です。


「この世界は、座談会と称してキャラたちでトークを交わしたり本編で出来ないことをやったりする企画です。色々な矛盾や事情を気にせず、楽しくやりましょう」


「思いっきり台本通りみたいなセリフだな……」


「どこから突っ込めばいいのか……」


『とりあえず、クシャは外国人なのかってとこからでしょうか』


「違うわ!!」


 息を合わせて同時に叫ぶ二人。……お二人の中の良さが窺えるというものですね。私がつい顔が緩めてしまっていると、そのままお二人は私の方を振り向きました。


「クシャさん、作者じゃないならあんたは一体何者なんだ?」


「まぁまぁ、別にいいじゃないですか私のことなんて。どうせ、本編には登場しないんですし」


 私の言葉に、二人ともが呆れたような溜息をつきます。きよさんが苦笑して言いました。


「さっきからだけど、本編とか言うなよ……」


「お二人もさっきから『作者』って言ってるじゃないですか」


「うっ……!」


 やっぱり、まだこの世界に慣れていないようです。いつものキレがありませんですから。まぁ、女神さんと二人で企画した世界ですから、当たり前と言えば当たり前かもしれません。

 私は、笑顔で言いました。


「この世界では何を言っても大丈夫ですよ?」


「待て待て、問題発言だぞ!?」


「め、女神が二人……」


 京さんもきよさんも、相変わらずツッコミが上手だと思います。京さんが叫びツッコミだとしたら、きよさんはぼやきツッコミといったところでしょうか。そんな取り留めのないことを考えていると、女神さんがこちらを見て何やら微笑ましそうに笑っていました。……何でしょう?


『どうです? 二人とも。……クシャに何か質問でもありますか?』


「女神さん……?」


『初対面ですし。色々、知っておいた方がいいでしょう?』


 確かに、その通りかもしれません。本当は企画を用意していたのですが、私のせいでお二人が戸惑っているみたいですし。……多分、読者さんも困っているような気がします。

 私が小さく頷くと、女神さんは納得して笑ってくれました。

 そして、やっと質問を思いついたのか、ずっと俯いていたきよさんが顔を上げて言いました。


「クシャさん、女神といつ知り合ったの?」


「え……?」


「そういやそうだな。俺たちは初対面なのに、女神とは知り合いのようだし」


「え、えと……」


『そうですねぇ。私も忘れちゃいました。クシャ、いつでしたっけ?』


「あ、いや、それは……」


 三人が三人とも、期待するような目で私を見ます。カッと、私は顔が赤くなり。……実は、色々あって、ちょっと話すのが恥ずかしいんですよね。色々と言っても、大人の事情とか、大人の事情とか、大人の事情とかなんですけど。

 だ、だから、そんな興味津々の眼差しで見られても困るんです! というか女神さん、忘れたなんて嘘でしょう! そのニヤニヤ顔はなんですか!


『クシャ~? どうしたんですか~?』


「クシャさん?」


「どうした?」


「あぅ、えっと、うぅ……!」


 座談会、一回目からいきなりのピンチです。せっかく、頑張って司会を努めようと思っていたのに、です。

 こ、こうなったらかくなる上は……!


「あ、そろそろこの空間がなくなってしまいます!」


「え? ……何で」


「この空間の出現は作者のモチベーションで支えられているんです。今、どんどんやる気が減少していってるので、あとちょっとでこの空間も消えてしまいます」


「まぁた何か変な裏設定が……」


「ちょっと待てよ。空間が消えたら、俺ときよはどうなるんだ?」


「大丈夫です! 何も心配いりませんから、今すぐ終わりましょう!!」


『クシャ、ずるいですよー』


 ふーんだ、何も聞こえません。逃げたと言われても構いません、とにかく今回の座談会は終わりです!

 私の右手から銀の光が放たれ、真っ白の空間が小さくひび割れます。結局私が壊してしまっているような気がしますが、この際どっちでもいいです。


「あれ!? 自分で壊してない!?」


 あれ、言われてしまいました。今更遅いですけどね。


「……と、忘れるところでした。今回の座談会はこれで終了です。ありがとうございました」


「……何だかなぁ」


「ほら、みなさんも言いましょう? ……せーのっ」


「ありがとうございました!!」


 言葉とともに輝きは増し、白い空間は消え去りました。言葉だけが、響きます。


「また次回。楽しみにしていて下さいね」


「次回あんの!?」


 ぅあ、京さん邪魔しないでくださいよ。まったくもう。……では、お粗末さまです。

 サ・クシャでした! 

後書き劇場

第三十一回「作者の懺悔、始まるよ~」


はい、すいません作者です!

ねぇ、あの、ねぇ? 本編でも言ったとおり、余計な補足の時間でございます。え、いつものことだって? ……ねぇ、しかも、ねぇ? 何か変な新ッキャラとかも出しちゃって、ねぇ?

大丈夫です、あの子を本編に出したりはしませんので!(当たり前


気にせんといてください(あ


……まぁ、こんな感じでちょこちょこやっていきたいなー、というほかないんですが(待て

だから、アレですね。出来れば、キャラたちに質問とかのなんかお便りみたいなのを感想かメッセで送ってもらえれば、それを今回のような形で答えていくぞー! ……みたいなorz


ちょっと、やってみたかったんですよ。読者様からのメッセージ~、みたいなこう、作家気取りが(言っちゃった

交流がしたいんですよぉお、もっとぉおお!!ww


さて、作者の愚痴や自分晒しも度が過ぎてきたところで、今回の後書きとさせていただきます

御意見、御感想随時お待ちしております!!


以上、TARでした!!

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