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神殿が実家なオッサンです  作者: アッサムてー
かごめかごめ
32/144

心霊スポットに来てみた件4

151:本当にあった怖い名無し


実況無しってのは、珍しいな



152:本当にあった怖い名無し


そもそも板から離れるってのもな



153:本当にあった怖い名無し


別件って、どんなのなんだ?



154:本当にあった怖い名無し


>>153

なんか、実家に人形が供養目的で持ち込まれたら

ナイフ振り回すわ、喋るわヤバいやつでその調査らしい



155:本当にあった怖い名無し


チャッキーかよ



156:本当にあった怖い名無し


どこのチャッキーだ



157:本当にあった怖い名無し


板への相談案件ではなかったのか



158:本当にあった怖い名無し


一応、メールは送っておいた



159:愚かな挑戦者


そんな人がいるのか



160:愚かな挑戦者


とりあえず、ジンジャまで送ってもらえた

んで、子供君も一緒におりた

家がジンジャの近くなんだってさ

とりあえずお参りしてくる



161:本当にあった怖い名無し


田舎感覚の家が近いは、都会感覚だと遠い場合がある件



162:愚かな挑戦者


見た事ない紅い丸太を組み合わせたような門みたいなのが並んでる

以前、城塞都市で見た凱旋門に似てるよーな、そうでもないような

紅いってよりは朱色かな、これ

石造りのもある

足元は石畳で、歩きやすくなってる


紅い石の門にはそれぞれに名前が書かれてるな

ん?

足音がするから振り返ったら、子供君が俺を追いかけてきた

子供君がガイドをしてくれるみたいだ



163:本当にあった怖い名無し


紅い丸太を組み合わせた門?



164:本当にあった怖い名無し


画像送ってくれないか?



165:愚かな挑戦者


つ【転生、転移者にはお馴染みの神社の鳥居が並んでる画像】



166:本当にあった怖い名無し


これ、鳥居だよな



167:本当にあった怖い名無し


だな、しかもほとんど隙間なく並んでるから

お稲荷様の鳥居によく似てる

書かれてる名前は、お金を出して建てた人の名前や企業名だ



168:本当にあった怖い名無し


鳥居って、どれくらいお金かかるの?



169:本当にあった怖い名無し


元の世界だと19万から20万くらいだったかな

物価が変わってると、また違ってくるから一概に言えないけど



170:愚かな挑戦者


地味に参拝客はいるらしいな

全然寂れてる感じがしない

そこそこご利益はあるんだろうな



171:本当にあった怖い名無し


異世界にもお稲荷様いるのか

初めて知った



172:愚かな挑戦者


子供君の助言で手洗って

言われた通りに本殿でお参りした

とりあえず、運良く拾ってもらってここまで連れてきてもらったのは事実だから、そのお礼というか感謝を伝えたんだけど、これで良いんだよな?



173:愚かな挑戦者


このジンジャ、神官はいなくて村の人達が持ち回りで管理してるみたいだ

さらに子供君に、祟られた土地に入ることも神様に伝えた方がいいって言われたから、それももう一度改めて伝えた

お守りが、本殿の中に置いてあったんだけど、追加でお賽銭いれて一つもらった

これ、見てくれ


つ【正三角形を組み合わせた六芒星のマークが入ったお守りの画像】



174:本当にあった怖い名無し


籠目だな



175:本当にあった怖い名無し


じゃあ、お稲荷様じゃない?



176:本当にあった怖い名無し


お稲荷様って、一度お参りしてお願いすると一生信仰してお参りしないといけないって聞いたんだけど大丈夫か?



177:本当にあった怖い名無し


>>176

そうなの?



178:愚かな挑戦者


子供君に聞いてみたら、そんなことないってさ

願い事をして、その願いが叶ったらお礼しにこないとだけど

一生お参りなんてしなくても大丈夫だってさ



179:本当にあった怖い名無し


そうなのか

ε-(´∀`*)ホッ



180:愚かな挑戦者


ただ、とても約束を大事にする神様だから、仮にこの神様と約束をしたら絶対に守らないといけないみたいだ

約束を破ったから、俺が行こうとしてる村は滅んだらしい



181:愚かな挑戦者


爺さん婆さん達から聞いた話と、子供君からの説明を組み合わせると

事前に他の書き込みをしたやつの内容と、ほぼまんまっぽいな



182:本当にあった怖い名無し


>>181

と、言うと?



183:愚かな挑戦者


順を追って説明する

まず、ここの土地神はこのジンジャで祀られている神様だ

八十年前、開拓団がここを開拓するよりもさらに千年くらいまで遡るんだが

今から千年前、この地に住み着いた者達がいた、子供君や先住民達の御先祖様だ

どこから来た人達なのかは不明だけど、その御先祖様達が暮らし始めた頃は日照りや地震、逆に大雨による土砂災害なんかが多発してたらしい

困った御先祖様は、土地神様にどうか災害がなく、安全に暮らせるようお願いをしたらしいんだ

そしたら、その土地神様は数年に一度村の娘の中で、一番霊的能力が高い者を嫁として差し出すよう交換条件を出した

御先祖様達は、それを承諾したらしい



184:愚かな挑戦者


ただ、どうやって霊的能力が高い者を見つけ出せばいいのかわからなかった

困っていると、吸血鬼を使役する少年が村を訪れ、その少年が話を聞いて【かごめかごめ】のやり方を伝えたらしい



185:本当にあった怖い名無し


ふむふむ



186:本当にあった怖い名無し


その二人組み、生贄だって知ってて教えたのかな?



187:本当にあった怖い名無し


>>186

どうだろうな?



188:愚かな挑戦者


で、その方法で土地神様への嫁を選ぶと、土地神様はたいそうその選ばれた嫁を気に入ったらしく、豊かな実りを先住民達に与えてくれたらしい

御先祖様達も、土地神様に感謝して採れた作物を自主的に祭壇を作ってあげるようになったんだとか


そして、それはこの周囲に先住民達がほかの村を作っても続いたらしい

まず、各村でかごめかごめをする、んでそれぞれの村の選ばれた娘達が集まって最後の一人をかごめかごめで決めるってやり方が開拓団がやってくるまで続いていたらしい



189:本当にあった怖い名無し


契約をして、お互いの良好な関係は千年近くも続いたのか、なんかすげぇな



190:愚かな挑戦者


でも、それを人間側の一方な都合で開拓団が破棄させた

いや、破棄とは違うか人間じゃなくて別のお供え物を生贄代わりに供えるようになってしまった

で、ここからが記録には残っていなかったことなんだが、他の村人達、とくに大人達や老人達が怒ってしまったんだ



191:愚かな挑戦者


開拓団自体はすんなりと受け入れた

神様へお伺いもたてて、とくに反対されなかったってのが一番の理由だったみたいだ

ただ、神様にこう念をおされたそうだ


「約束を違えるな」




192:本当にあった怖い名無し


うわぁ、フラグじゃないですか



193:愚かな挑戦者


だから先住民達は、神への供物ーー嫁を捧げる儀式を開拓団が来た後も普通に続けた

いや、続けようとした

でも、それが開拓団のリーダーに明るみになってしまった



194:本当にあった怖い名無し


一応聞くけど、なんで明るみになったんだ?



195:愚かな挑戦者


>>194

よくある話だ

嫁に選ばれた娘が開拓団のリーダーに恋していたんだ

恋や愛は人を狂わせるだろ?

そして、物語めいた自分の運命に酔ったらしい娘は、開拓団のリーダーに助けを求めた



196:本当にあった怖い名無し


あっ…(察し)



197:愚かな挑戦者


んで、リーダーはその儀式をやめるよう村人達に求めたらしい

でも、まぁ、そうすんなりはいかないわな

記録上は簡単に受け入れて、リーダーの代案に賛成した風に書かれてたけど、実際は違った

村の大人達対若者っていう構図ができてしまったんだ

件の娘は、儀式まで軟禁された

そして、儀式の日事件は起こった



198:本当にあった怖い名無し


事件?



199:愚かな挑戦者


儀式は、神域である山頂の祠でやるらしいんだが、そこにリーダーが娘を救おうと乗り込み、娘以外の儀式に携わってた者達を結果的に殺害してしまったらしい



200:本当にあった怖い名無し


>>199

それって、神聖な場所を血と死で穢したってことか?

((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル



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