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神殿が実家なオッサンです  作者: アッサムてー
ムシキバスの夢
129/144


1:視人

 うう、来るんじゃ無かった(´;ω;`)


2:本当にあった怖い名無し

 スレ立て乙


3:本当にあった怖い名無し

 乙〜


4:視人

 えーと、あの、猿夢?猿バス?のスレの続きです


5:本当にあった怖い名無し

 お、待ってた!!


6:本当にあった怖い名無し

 あれから数時間、もう日付変わっちゃったから来ないかと思ってた


7:本当にあった怖い名無し

 コテハンの視人って、視るだけならできる人か??


8:視人

 >>8

 はい、そうです


9:本当にあった怖い名無し

 で、で?

 あれからどうなったの??


  バン   はよ

バン (∩`・ω・) バン はよ

  / ミつ/ ̄ ̄ ̄/

  ̄ ̄\/___/



10:本当にあった怖い名無し

 もう解決しちゃったりしててwww


11:本当にあった怖い名無し

 >>10

 あー、あるかも


12:本当にあった怖い名無し

 待て待て、お前ら視人さんの書き込みを見てみろよ


13:本当にあった怖い名無し

 あ、泣いてる


14:本当にあった怖い名無し

 ということは?


15:本当にあった怖い名無し

+   +

  ∧_∧ ∩ +

 (0゜´∀`)彡  wktk!wktk!

 (0゜∪⊂彡 +

 と__)__) +



16:本当にあった怖い名無し

 怖くなるんですね!

 そうなんですね!!


17:本当にあった怖い名無し

    ∧_∧

    ( ・∀・)ワクワク

  oノ∧つ⊂)

    ( ・∀・)ドキドキ

  oノ∧つ⊂)

    ( ・∀・)ワクワク

  oノ∧つ⊂)

    ( ・∀・)ドキドキ

  oノ∧つ⊂)

  ( ( -∀-)オモイ・・・

  oノ∧つ⊂)

  ( ( ;∀;)ツ ツブレル・・・

  ∪( ∪ ∪

    と__)__)


18:本当にあった怖い名無し

 >>17

 

       ∧__,,∧   つ…潰れた

  ⊂(⌒つ ・∀・)つ

  ⊂(⌒つ T∀T)つ

  ⊂(⌒つ T∀T)つ

  ⊂(⌒つ T∀T)つ

  ⊂(⌒つ T∀T)つ

  ⊂(⌒つ T∀T)つ ダカラ イッタジャナイカ…



19:本当にあった怖い名無し

 え、え、来るの?来ちゃうの?怪異??

 なら、



    \ちょっとうんこして/

    \くるからまってて/

                   _______   __

               ||  __   ||  |WC|

               ||  | |  ||   ̄ ̄

    __ _   ∧∧.  ||   ̄ ̄   ||

     ――― (゜Д゜ ).. ||       ◎||

⌒ヽ   ̄ ̄ ̄  / つ _つ. ||         ||

  人, ’ ’,  人  Y.  ||.  |三三|  ||

Y⌒ヽ)⌒ヽ、 )し'(_).   ||_________.||

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



20:本当にあった怖い名無し

 >>19

 ここ読む前に行っとけよ 


21:視人

 えーと、それで前回のスレが終わってから何があったのか話した方がいいかな?


22:本当にあった怖い名無し

 とりあえず、順番に

 _|\○_オネガイシャァァァァァス!!


23:考察厨

 お、立ってるな


24:特定班

 さてさて、あれからどうなったんだ??


25:視人

 まず、金髪お化けさんの指示で、神殿さんの杖の双子さん達が小人の岩を浄化しました

 それと並行して、神殿さんと迷探偵さんが前の板のスレ主に会って色々話を聞きました

 この時に、スレ主がアレルギー持ちということがわかりました

 なので、神殿さんがいるとクシャミが止まらなくなったので、転移魔法を使って双子さんたちを回収しに行きました


26:本当にあった怖い名無し

 杖の双子って、アカリちゃんとヒカリ君のことか


27:視人

 その間に、金髪お化けさんもスレ主宅に来てくれて、とりあえず今日の夜何が起こるか見ておこうとなりました

 とりあえず、スレ主には自室で寝てもらって、迷探偵さんと俺は、それを見計らってスレ主の部屋に入って待機しました



28:本当にあった怖い名無し

 色々と問題があるようにも感じるが、四の五の言ってられないもんな


29:視人

 スレ主が完全に眠って、数分もした頃です

 部屋に変化が起きました

 スレ主を中心に、魔法陣が展開したんです

 そして、起きていた俺たちも巻き込んで、猿夢の世界の転移させられました 

 あ、別室にいた金髪お化けさんは、そのまま残されました

 

30:本当にあった怖い名無し

 なるほど


31:考察厨

 金髪お化け、見てるなら書き込みしろ

 聞きたいことがある


32:本当にあった怖い名無し

 金髪お化け、取り残されたんかwww


33:本当にあった怖い名無し

 置いてけぼりくらったんか、金髪お化け


34:金髪お化け

 ほいほい、なにかな?


35:考察厨

 スレ主達を転移させた魔法陣に関して、調べたか?


36:金髪お化け

 一応ね

 でも、魔法陣が展開した形跡は残っていても、どこに飛ばされたのかまではわからない


37:本当にあった怖い名無し

 え、?


38:本当にあった怖い名無し

 マジ??


39:本当にあった怖い名無し

 普通なら、鑑定である程度わかるだろ?!


40:特定班

 つまり、普通じゃない魔法陣ってことか


41:考察厨

 >>40

 そういうことだな

 普通の魔法陣なら、鑑定で行先くらい出るはずだ


42:視人

 それで、気づいたら僕達四人、バス停にいまして

 例の毛むくじゃらのモンスターも、バス停のベンチに座ってました

 あ、その毛むくじゃらのモンスターっていうのが、これなんですけど


 【毛むくじゃらのモンスターの画像】



43:本当にあった怖い名無し

 え、猿じゃん


44:本当にあった怖い名無し

 猿にしては、尻尾短いな


45:特定班

 猿だ


46:本当にあった怖い名無し

 ニホンザルじゃんwww


47:考察厨

 たしかに、海外の猿基準だと奇妙なモンスターに見えるな、ニホンザルって


48:本当にあった怖い名無し

 え、こいつ喋るの??


49:視人

 喋りました


50:本当にあった怖い名無し

 魔法陣も気になるが、考察厨、気づいたか?


51:考察厨

 >>50

 何に?


52:本当にあった怖い名無し

 >>51

 モンスターも動物も、こっちだと基本喋らないだろ

 なのに、わざわざ()()()()にされてることに、だよ


53:本当にあった怖い名無し

 え、喋るとなんかダメなの?


54:考察厨

 >>52

 そのことか、まあ、引っかかってはいた

 でも、とりあえず今は視人さんの経緯を読んでからだ


55:特定班

 あ、舌切り雀??そのパターン??

 

56:視人

 スレ主が言っていた通りに、バスがやってくるとこのモンスターが口を開きました

 内容は、このバスに乗ると怖い目にあう、というものです

 僕達に危害を加えるような素振りはありませんでした

 

57:本当にあった怖い名無し

 あ、いま気づいたんだけど、これ神殿さんも置いてけぼりくらってんじゃんwww


58:本当にあった怖い名無し

 >>57

 ほんとだwww


59:視人

 僕とスレ主は乗ることに躊躇しました

 でも、迷探偵さんは物怖じせずにさっさと乗ってしまいました

 慌てて僕とスレ主がそれに続きました

 バスは、空いていました

 僕達以外に乗客はいません

 ただ、視線を感じました

 あちこちから、感じました

 それから、僕達は適当な席に座りました

 それを見計らったように、バスが動き出しました


60:本当にあった怖い名無し

 え、これ、神殿さんがいないってことは無双さんもいないってことだろ?!


61:本当にあった怖い名無し

 まぁ、あの二人はイコールだからな


62:本当にあった怖い名無し

 ヤバいじゃん!


63:視人

 そして、車内アナウンスが流れ始めました

 「次は、ワガママ~ワガママでーす」

 と、

 てっきり、串刺しとかそういうのが来るんだとばっかり思ってたんで、 拍子抜けしたんです


64:本当にあった怖い名無し

 わがまま??


65:視人

 アナウンスが流れてすぐに、どこからともなく影が現れました


66:本当にあった怖い名無し

 影??


67:視人

 人影を立体にしたようなモノです

 その影が、スレ主へ手を伸ばしたかと思うといきなり平手打ちして

 キーキーと癇癪地味た声で喚き始めたんです

 「謝れ!!謝れ!!謝れ!!謝れ!!

 殺人未遂の犯罪者!!謝れ!!謝れ!!謝れ!!謝れ!!」

 と、こんな感じで

 スレ主は怯えて、それでも気丈に返しました

 「人殺しはお前らだ!! 私の友達を返せ!! この人殺し!!」

 と、



68:本当にあった怖い名無し

 うえー、それ逆効果だろ


69:視人

 そしたら、今度は別の影が、バスの奥の席から何かを引きずりつつ現れました

 そして、こう言いました

 「口答えしたから、有罪!! お前は有罪!!

 だから、お前の家族は死刑になった!!」

 他の影も、その言葉に続きます

 「あーあ、罪を認めさえすれば死刑にならなかったのに、ワガママちゃんのお母さん、かわいそう」

 「罪を認めれば、死ななかったのに。あんな我儘な子のせいで、死んじゃって、まあ、自業自得だよねー。だってワガママで人殺しを産んだんだから、母親も自業自得だよ」

 

 といって、ケラケラケラケラと影たちが笑いだしました

 その声は、僕の耳がおかしくなっていないのなら、スレ主の声にとてもよく似ていました


70:本当にあった怖い名無し

 なんか、精神的にくるな


71:本当にあった怖い名無し

 でも、殺そうとしてない、のか?


72:本当にあった怖い名無し

 えっと、ちなみに影が引きずってきたのって、なんなんだ?


73:視人

 悲惨な表情で亡くなっていた、スレ主の母親でした


74:本当にあった怖い名無し

 おおぅ


75:本当にあった怖い名無し

 文面から察してはいたが


76:本当にあった怖い名無し

 このワガママちゃんってのは、スレ主のことだよな?


77:本当にあった怖い名無し

 スレ主を精神的に追い詰めたいのか?


78:視人

 スレ主が悲鳴を上げて、母親に駆け寄ろうとしました

 でも、それを影の1人が蹴り飛ばして阻止しました

 そして、その口元がニヤァっと弧を描いて開きました

 「ね?どんな気分?自分の我儘のせいで家族が死んでどんな気分?」

 影からそんな声が漏れました


79:本当にあった怖い名無し

 つーか、スレ主ほんと何やったんだろ?


80:本当にあった怖い名無し

 こんなネチネチお前が悪いって言われるってことは、スレ主相当恨み買ってるだろ


81:本当にあった怖い名無し

 しかも母親死んでるし


82:本当にあった怖い名無し

 その母親って本物?


83:視人

 僕が視た限り本物でした

 そして、影は、ただただ恨み憎しみの塊って感じで、それ以上のことは読み取れませんでした

 そして、そこでようやく迷探偵さんが口を開きました

 「この子の罪はなんだい?

 自覚がない罪なら、ちゃんと言わなければ自覚させられないよ」

 そう影たちへ迷探偵さんは語りかけました

 

84:本当にあった怖い名無し

 スレ主の罪、か


85:本当にあった怖い名無し

 たしかに気になるな


86:本当にあった怖い名無し

 車内アナウンスが【ワガママ】ってのも気になる


87:視人

 迷探偵さんが語りかけた直後、また車内アナウンスが流れました

 「次は土下座~、土下座でーす」

 そして、蹴り飛ばして転がっていたスレ主の元に影が近づき、その頭を踏みつけました

 「謝って済むと思ってるんですかー??

 こんな土下座程度で、殺人未遂の罪が許されるとでもー??」

 そうやって、グリグリと影に頭を踏まれ続けました

 僕が助けに動こうとしたら、迷探偵さんに止められました

 その間に、スレ主がこちらを見て助けを求めてきます

 でも、迷探偵さんは淡々とその光景を見るだけで動こうとしません


88:本当にあった怖い名無し

 え、なんで?!

 迷探偵、助けてやれよ!!


89:本当にあった怖い名無し

 なんで、助けないんだ?


90:考察厨

 >>89

 たぶん、黒幕が実行犯へ肩入れしている理由に繋がるからかもしれない


91:本当にあった怖い名無し

 どうゆうことだ?


92:考察厨

 復讐されるほうにも、それなりの理由があるってことだよ


93:本当にあった怖い名無し

 え、なに、どうゆうこと?


94:本当にあった怖い名無し

 スレ主も、ちゃんと恨みを買ってたってことか?


95:視人

 やがて、迷探偵さんが口を開きました

 「スレ主、君はいったい何をしたんだ?」

 それに、スレ主が叫び返しました

 「私、私、なにも悪いことしてない!!」

 「なにもしてなければ、君はこんな目にあっていない。

 それとも、身に覚えが無いのか?」

 「知らない! 本当に知らないの!!」

 

96:本当にあった怖い名無し

 人間ってほんと、した事は忘れるからなぁ


97:視人

 そこで、迷探偵さんが質問を変えました

 「聞き方を変えよう。

 君、もしかして理不尽な理由で誰かを追い詰めたんじゃないか?

 それは、一般人からみたらとても理不尽な理由だ。

 でも、君にしてみれば命に関わることだ」


98:本当にあった怖い名無し

 迷探偵、何かに気づいているのか?


99:本当にあった怖い名無し

 そうっぽいよな


100:視人

 迷探偵さんは、こう続けました

 「そう、たとえばそのアレルギー体質を理由に、動物を飼っていた人に対して執拗にクレームをつけた、とか」

 それを聞いたスレ主の顔が、真っ青になりました

 迷探偵さんはさらに続けました

 「気をつけることだ、目は口ほどに物を言う。

 神殿さんをヒステリックに追い出した時の、君のあの目は、あとで文句をつけてやる、人生を破滅させてやると言わんばかりの色を湛えていた」

 これ聞いてほんと驚きました

 神殿さんは、スレ主を気遣ってなにも書き込んでなかったんですけど、迷探偵さんの言う通り、アレルギーが出てヒステリックになったスレ主に、部屋を追い出されたんですよ

 でも、まさかそんなことを考えていたなんて気づきませんでした

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