最後の有線大賞
先日放送された、第50回で終了となる日本有線大賞に、AKB48、乃木坂46、欅坂46が出場したが、大賞は氷川きよしが受賞した。
『11月のアンクレット』という曲の歌詞について。
新しい彼氏ができたこと伝えたかったのか。
君の勝ち!
『僕』よりも先に彼女の方が彼氏を見つけたということで、君の勝ち!ということなのか。
なぜかパンケーキが来ないで、話が進んでいくと。
で、『僕』が彼女を新しい彼氏の家に送っていくという顛末だ。
『彼女』の方はさっさと新しい彼氏を見つけて、前の相手との思い出はさっさと片付けるが、
『僕』の方はいつまでたっても未練タラタラで、
『彼女』は『僕』より優しい相手を見つけたんだから、しょうがない、あきらめるか、という内容なんだけど、
『僕』にとっては、『彼女』より可愛い相手なんか、見つけられるわけない!と思って、だから、未練タラタラで、20何年経っても思い出を捨てられずにいるというのが本音だ。
麻友より可愛い相手なんか、見つけられるわけない!と思うよ。
男親や、男兄弟の気持ちといっしょで、『彼女』の相手がどんな相手でも結局気に食わない、というのもある。
ネガティブな妄想になってしまうが、『彼氏』を殺して、『彼女』を奪い去りたい、という、いけない妄想をいだいてしまう。
本当に、いけない妄想なんだけど、思うだけで、実行に移さなければ、それで終わると思うしかない。
だけど結局は、くれてやる、そのかわり幸せにしろよ、ということでおさまることに。
その方がお互いにさっぱりするというか、悔いのないあきらめ方ができる、というもの。
そういえば、氷川きよしが有線大賞を受賞した瞬間、荻野由佳が氷川きよしの真後ろにいた。
これまた、ずいぶんと、いいポジションにいたなと感じた。
だから、麻友が卒業したら、いよいよ本店が終わってしまうとも思ったのだが、この様子だとますますもって、支店の人気メンバーの寄せ集めになっていきそうな予感もしなくもない。
たとえは白間美瑠とか、荻野由佳とかもそうだが、他にも実は有望なメンバーがまだまだいそうな気配。
さて、50回続いてきた有線大賞も、これにて幕をおろすことになるわけだが、
音楽アーティストというのは、こういうところに出させてもらえてナンボの商売だから。
コアなファン向けだけで、それ以外の一般人には浸透していないから、毎年のようにヒット曲が生まれない、とよく言われる。
だけどそもそも、これだけ価値観が多様化している中で、『一般』って何なんだ?と思えるようになってきた。
『11月のアンクレット』の最後に麻友が、マイクを置いて終わるのだが、これは山口百恵の引退コンサートの時に、最後に山口百恵がマイクを置いたのと同じ演出。
やっぱり、山口百恵はいつまでも、後輩アイドルたちの憧れであり、目標であると。
それならば、それこそ三浦友和のような男を見つけないといけないなと。
そして『僕』はなぜか、麻友に昭和の曲を捧げることにした。
山口百恵の『さよならの代わりに』の演出で幕をおろすことになったが、
どうせ山口百恵なら、『いい日旅立ち』とか、
『僕』の気持ちとしては五輪真弓の『恋人よ』のような心境だよ。
岩崎宏美の『思秋期』『すみれ色の涙』『マドンナたちのララバイ』とか、
でも、思いきって涙など見せない、笑って卒業ということで、
森田公一とトップギャランの『青春時代』をかけるとか。
過去に縛られ暮らすことより、私よりも可愛い人探すことね、という2番の歌詞で、テレサ・テンの『つぐない』。
お酒なんかでごまかさないで、きっとあんたにお似合いの人がいる、という2番の歌詞の歌もある。
私の方が先に新しい彼氏を見つけたんだから、あなたも早く新しい彼女を見つけてよ!というような顛末の、
『11月のアンクレット』という歌だった。