始まり
すみません、ギャグ成分が全くありません。素人が書いたのでアドバイスをもらえると嬉しいです。
彼らはすくすくと育っていった。親が愛情を込めて育ててくれたからか、おとなしい性格にだった。
そして彼らは五歳となった。約束通り聖杯は五歳で記憶が戻るようにしていた。それに伴い力も手に入れた。
そこから十年後
とある西の辺境の地で一人の少女が旅立とうとしていた。
母親らしき女性が
「ジャンヌ、ほんとに大丈夫?道は分かる?それから…」
と心配していたが、ジャンヌと呼ばれた少女は
「大丈夫だよ、おかあさん。それに迷うほどの道じゃないし、困ったら力を使ってなんとかするわ。」
と明るい笑顔で言った。
それを聞いた母親は安心したように息を吐いた。
「はあ、ならいいわ。でもその力はあまり使わないでね。王都の人間にとって珍しいんだから変な人達に目を付けられるわ」
「分かってるわ。使っていいのは精霊術だけよね」
「それも一応は珍しいけどまあ、分かってるのならいいわ。気をつけて行ってきてね」
「うん!じゃ、行ってきまーす」
そう言うとジャンヌは駆け出した。
「たまには帰ってきてねー」
母親はジャンヌの後ろ姿を見送って風に溶けていった。
ジャンヌが王都に向けて出発した頃
「じゃあ、王都に行ってくるねー」
「お世話になりました」
「おや、シータにラーマ君。もう行ってしまうのかい?」
「うん、向こうで名を轟かせてくるから、期待しててね、おばあちゃん」
「ほっほっほ。それは楽しみだね。ラーマ君、シータのこと頼んだよ」
「はい、任せてください」
「じゃあ、そろそろ行ってきまーす」
「休みの日には帰ります」
「ああ、行ってきな。二人が大物になって帰ってくるのを楽しみにしとるよ」
「「うん(はい)!!」」
南の辺境な町でラーマとシータが王都に向けて出発した。
十四人の人物が様々な場所で王都に向けて出発した。
彼らはそこで何を成すか、それはまだ誰にも分からない。